【朗報】
キャストボイス更新により、縣千のアンドレに今宵一夜のシーンがあることが確定。
またオスカルへの愛についてやる気満々の模様。
「楽しみ」というレベルを超えてきた。
さて、昨日は
本当に久しぶりに裁判所で裁判傍聴してきました。
11時前に霞ヶ関に到着し、12時まで約1時間でしたが2件。
本当に久しぶりに来たら、昔は本当にアナログな文字通りの帳面だった開廷帳がいつのまにかタッチパネル式にデジタル化されてました!笑
見やすい!
それでも、自分のスマホで写真は撮れないのでペンとメモ帳は必須です。(開廷されている部屋の番号などのメモのため)
なんか新宿伊勢丹もめちゃくちゃ久しぶりに乗り換えの時ちょっと行った笑
サンドイッチをお昼に買って食べました!
さて、さっそく、傍聴内容です。
【1件目】準強制わいせつ 審理
映画監督を名乗る男がオーディション目的で集まった女優志望の女性たちにオーディションと称してわいせつな行為を行ったという事件。
続きの案件のため、弁護人の弁護からスタート。
前回の法廷での検察官からの起訴状と被害女性5名(!)の証言を、被告の弁護人が、それらの中の矛盾点や不自然な点を、メモなしに、何も見ないで言い淀むことなく完璧にすらすらとドラマチックに口述するシーンはまさに法廷ドラマそのものだった。
弁護人は30代中盤の、なんか見た目は客先常駐ITエンジニアみたいな冴えないメガネに見えたが、あれはかっこよかった。
被告側は容疑を否認していることから、かなり周到に準備して弁護しに来ていて、高額で請け負った案件なのかな???
「量刑こんなもんでしょ」みたいな感じでやっつけでメモ読む爺さん弁護士とかわりと過去に見かけた気がするけど(お金ない人のための国選弁護士なのか???)それとは全然違う熱量を感じた。
証言の中の矛盾点と、「拒否すれば女優生命を絶たれることになると思い抵抗できなかった」との女性からの証言を「この被告人は、全くの無名で自主制作のような映画しか撮っておらずこの業界で何の影響力もない」というところを主張して、一貫して被告人の無罪を主張。
ちなみに「虚偽の映画制作オーディション」と報道されたことに関しては、被告人の逮捕により映画は結果的に作られなかったが決してオーディション自体は虚偽ではなく映画の企画は実際にあったということも主張していた。
被告人は、長身の男性であったが、着慣れていないスーツのズボンの丈がやけに短く、また、黒のくるぶしソックスを履いていたため、座ると足首などが露出しており、なんだか直感的にこんなスーツの着方をするやつは非常に信用できない人物であるという印象と、素朴に「キッショ」という感じで、犯罪内容もキショいし、なんかほんまに気色悪く見えた。
最終陳述では、被告人は弁護人との打ち合わせ通り、無罪を主張。罪を認めることや被害女性に対する気持ちや反省の言葉を述べることは一切なかったです。
次回、判決だそうです。
判決が気になる。
【2件目】殺人罪 新件
とある団地にて、年老いた夫が、目と足が不自由でまた認知症の進行がある年老いた妻を殺害。
認知症による妄想で「浮気した」と問い詰められ、首を絞めて妻を殺してしまった事件。
こちらは当時報道もあったようで、後でググるとまさに「老老介護」と言われる社会問題や、認知症の妻の妄想に対する限界など非常に考えさせられるテーマを含んでいました。
裁判員制度の案件でもありとても注目度が高く、傍聴券までは出てなかったけど傍聴席は満席でした。
新件のため一日掛かりで審理されていました。
私は先の1件目が終わった後に来たので途中入室になりましたがたまたま一席だけ空いてるとのことで座らせてもらえた。また、一旦昼休憩を挟み午前は閉廷となったタイミングでしたので、裁判のごく一部しか見てませんので本当に一部しか見てないんですが…
報道関係者席もありましたよ。
私が傍聴した時間は主に弁護人からの弁護の読み上げでした。
まず、殺害された妻の介護ヘルパーをしていた方からの証言を読み上げられました。
妻の目と足が不自由だったことに関する証言と、また、認知症が明らかに進行していたという具体例をあげての介護のプロからの証言。また、その方から見てご主人は身の回りもいつも綺麗にされて、妻が介護サービスを受けるためどういった手続きをしたらいいか相談なども受けたり、とてもきちんとした方で、決してそのような犯行をする方とは思えなかった、との話でした。
また、団地の同じ棟に住む同じ階の方や上の階に住む住人複数名からの証言も。
奥様の認知症が進み徘徊したり、夫の浮気を疑う妄想の相談で家に押しかけられた方などの証言もありましたが、どの方も、事件までに大きな声や音を夫婦が出しているのは聞いたこともなく、その日が初めてであったこと。
また、ご主人は、草むしりなど団地の活動にも積極的に参加していてとても住人からのイメージは良く、中には
「早く団地に戻ってきてまた一緒に団地で暮らしたい」
といったお言葉さえありました。
同じ団地で殺人事件が起きて、普通なら戻ってきてほしくないと言われてもおかしくないのに、戻って来て欲しいと言われるお人柄…
通り魔的犯行でもなんでもなくそれまでお世話をされていた80過ぎまで連れ添った奥様の認知症の妄想によりしてもいない浮気を責め立てられた上での犯行…
「殺害したんだからこの人が悪いでしょう!」
とは言い切れない部分が心情的にかなり出てくるのを弁護人も揺さぶりに来ていました。
これは裁判員の方たちもどのように判断するのか、今後の判決がとても気になります。
また、私は裁判員制度の裁判を今回初めて見ましたが、裁判員に選ばれた人たちって、一応スーツとか着て神妙な顔して座ってるんだけど、やっぱり、裁判官にしろ検察官にしろ弁護士にしろとにかく法曹界の人たちと雰囲気違いすぎる!!!笑
「なんの仕事か知らんけど普段絶対こんな格好してないんやろうな」
という人も多数でしたが、そのうち一人は、鼻炎の症状がめちゃくちゃ酷く、真っ赤に腫らした鼻から鼻水が止まらない様子で目からも涙を流しながらずっと鼻水を拭いていましたが、
私も鼻炎持ちなのでわかるけど
今この人は、何一つ裁判のことをちゃんと聞けてないし、考えてないし、鼻のことしか考えてない!!!!笑
辞退できないんですよね?笑
このような体調不良の場合は発熱ない限り一応来るんかな…彼は明らかにアレルギー性か何かの鼻炎だった。
被告人は本当にくちゃくちゃの小さな小さなお爺さんでずっと下を向いて座っていました。
傍聴席の私の隣の人は、ニュースでよく見る「法廷イラスト」を描いてましたが、パレットの上に出した絵の具でサクサクっと色も塗っていましたが、
うっっま!!!!!笑
というか、ニュースで見る絵、たぶんこの人が描いてるやん笑
あれは絵担当の報道関係者が描いてるのかと思ってたけどもしかして傍聴席のマニアが描いて報道に提供してるの????
そのへん今度調べよ…笑
ちなみにその人はスケッチブックに、さくさくさく!!っと暇つぶしみたいに裁判官の小さな似顔絵も描いてたけど(こちらは色なし)
うっっっま!!!!笑
すごいわ、なんか。
ほんっっとに久しぶりの裁判傍聴でしたが、面白かったです。なんでもう何年も行ってなかったんだろうと思うぐらい。
定期的に行きたいというか、もう、ほんとならばしょっちゅう行きたい。
慢性有給足りないサラリーマンなので、次はいつ行けるのか😂
でも、1時間で2件でしたが、本当に、めちゃくちゃドーンと心に来るし、疲れました。
めちゃくちゃ重い内容の映画を映画館で集中して観た時みたいに疲れる。映画と現実を例に出すのは不謹慎だけどね。
集中して見ると映画ってめちゃくちゃ疲れるやん?あれのもっと重いバージョン。
こちらの本によると、裁判官がストレスにより買春したり、自殺してる人もいたんだけど、本当に大変な仕事なんだと思う。
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