昼近く11時くらいだが、私も高校生のしらべもまだ寝ている。
雨戸閉め切ったままのうちの周りを二人連れの男たちが回って探っているらしい話声がする。
縦型シャッター(ほんとに昔設置していた珍しい型)の内窓ガラスを数㎝開けて網戸だけにしてある個所に気づいて、
「伝票を持って来たんですが」と声を掛けて来た。
外構を頼んだことのある造園業者が庭の様子見がてら営業に来たと分かった。
私は眠くて眠くて寝たまま彼らをやり過ごしたが、網戸に顔近づければ室内が見えてしまったかも、ちっとでも開けとくんじゃなかったと思う。
まだ眠いけれど目が覚めてしまったので、隣の部屋に行ってみる。
隣には父と母が暮らしていて、いつもは朝早い父母なのにまだ雨戸を開けていない。
父と母は、アラカンというところか。
私は、「雨戸開けるよ」と言って物干し越しに雨戸を繰ろうとするが、とても力が要る。
雨戸が弧を描きながら戸袋に納まる仕組みで戸袋までの距離がある。
よく母はこれに我慢できるなと思いながら「これやり難いね」と言うと、母は、「そうそう」と言っている。
戸袋の手前に布団が敷いてあって、父が洋服のまま腕枕で寝ている。
「上着着てからちょっと横になろうと思ったら寝ちゃったよ」と。
「伝票を出して来てやろうと思っていた」と見せてくれたのは、私が処理すべき伝票。
「今月分ね、どれを払ったか分からなくなるから見て置かなきゃ」と言ったものの、私にはさっぱり。
3枚大きさの違う伝票がセットになったものが何組かあってどれがどの時期のものか、もし二度払いしてしまっていても私には分からないかも。突き合わせをしてみなくっちゃ。
~ * ~ * ~
目が覚めたら10時で陽が当たっているのにほんとにシャッター上げていなかった。
シャッター開けて二度寝。
近頃、ねむパパと夢で逢っていない。
札幌にいるからだって夢でも不思議に思っていないみたい。
お寺さんに行っていないな…