昨日4月5日は春馬さんのご命日でした。違った!間違えてごめんなさい。お誕生日でした。

「安倍首相の時代における春馬さん」論を完成させるつもりでしたが、戦禍に覆われたとなると、もっと時間を掛けて考えるべきでしょう。

 

今回は、少し話題をずらして、「映画『ドライブ・マイ・カー』アカデミー賞受賞で思ったこと」を。

 

村上短編原作の映画化としては、イ・チャンドン監督が「納屋を焼く」を映画化した「バーニング」が先行してあります。

TVドラマで2/3の長さのバージョンを見た私は、「バーニング」は、イ・チャンドン監督の読書体験の映画化であり、映画鑑賞は「読書会」だと感じました。

 

 

濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」でも濱口の読書体験が上手く映画に生かされているようです。

ただ私にとっては私自身の読書体験先ずありきで、映画とすり合わせするには役者の受け入れが関門となります。

ですから私は、映画はまだ見る気になれないのですが、アカデミー賞受賞には関心があり、「ドライブ・マイ・カー」が受賞したことは格別嬉しかったです。

受賞したのが日本映画だから嬉しいのではなく、やはり好もしい作品が受賞したことが、

 

嬉しいのです。

 

助演の岡田将生(の顔)を海外の若い女性たちが「素敵な人発見」したとしてニュースになったのも嬉しかったです。

岡田将生は、春馬さんと同い年で、主演の西島秀俊に言わせると「芸能界みたいな世界で良くやって来れたな大丈夫かなと思わせる、純真さが感じられる」そうですから。

 

 

ところが、授賞式では、「ドライブ・マイ・カー」や他の作品より、ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックに張り手を喰らわせたハプニングが話題となってしまいました。

客席から立ち上がったウィル・スミスが、ツカツカと舞台のクリス・ロック目指して歩み寄り、全体重を右手のひらに乗せて引っぱたいた英雄気取りの行動。

衆人環視の暴力を肯定することはいかなる場合にもあってはならないことで、この事件自体はそれ以上でも以下でもありません。

 

ただこの事件から私は、昔のアカデミー賞授賞式でのある出来事を想起させられ、それで、「ドライブ・マイ・カー」と、ある映画との関連性に気づきを与えられました。

 

1990年度アカデミー賞4部門受賞作品「ドライビング・ミス・デイジー」の授賞式で起こった出来事は私の心に波紋を広げたけれど知る限りどこのニュースにも取り上げられませんでした。

ジェシカ・タンディが歴代主演女優賞受賞者の中でも最高齢の80歳で受賞したとき、「ドライビング・ミス・デイジー」製作グループの中心にタンディはいました。

勿論周囲の皆に祝福され、ご主人のキスを受け、そして、共演相手のモーガン・フリーマンと握手することが一番大事で私はそれを楽しみにしていました。

 

タンディは先に書いたように熟年白人女性で、年若いモーガン・フリーマンはアフリカ系です。

「ドライビング・ミス・デイジー」とは、年を取った母親が危なっかしい運転をするのを心配した息子が、母親専属でアフリカ系運転手を雇ったことで起きる顛末で、当然人種問題も絡みそれを超えたところを描いた作品です。

 

 

 

 

昨日4月5日は春馬さんのご命日でした。違った!間違えてごめんなさい。お誕生日でした。

「安倍首相の時代における春馬さん」論を完成させるつもりでしたが、戦禍に覆われたとなると、もっと時間を掛けて考えるべきでしょう。

 

今回は、少し話題をずらして、「映画『ドライブ・マイ・カー』アカデミー賞受賞で思ったこと」を。

 

村上短編原作の映画化としては、イ・チャンドン監督が「納屋を焼く」を映画化した「バーニング」が先行してあります。

TVドラマで2/3の長さのバージョンを見た私は、「バーニング」は、イ・チャンドン監督の読書体験の映画化であり、映画鑑賞は「読書会」だと感じました。

 

 

濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」でも濱口の読書体験が上手く映画に生かされているようです。

ただ私にとっては私自身の読書体験先ずありきで、映画とすり合わせするには役者の受け入れが関門となります。

ですから私は、映画はまだ見る気になれないのですが、アカデミー賞受賞には関心があり、「ドライブ・マイ・カー」が受賞したことは格別嬉しかったです。

受賞したのが日本映画だから嬉しいのではなく、やはり好もしい作品が受賞したことが、

 

嬉しいのです。

 

助演の岡田将生(の顔)を海外の若い女性たちが「素敵な人発見」したとしてニュースになったのも嬉しかったです。

岡田将生は、春馬さんと同い年で、主演の西島秀俊に言わせると「芸能界みたいな世界で良くやって来れたな大丈夫かなと思わせる、純真さが感じられる」そうですから。

 

 

ところが、授賞式では、「ドライブ・マイ・カー」や他の作品より、ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックに張り手を喰らわせたハプニングが話題となってしまいました。

客席から立ち上がったウィル・スミスが、ツカツカと舞台のクリス・ロック目指して歩み寄り、全体重を右手のひらに乗せて引っぱたいた英雄気取りの行動。

衆人環視の暴力を肯定することはいかなる場合にもあってはならないことで、この事件自体はそれ以上でも以下でもありません。

 

ただこの事件から私は、昔のアカデミー賞授賞式でのある出来事を想起させられ、それで、「ドライブ・マイ・カー」と、ある映画との関連性に気づきを与えられました。

 

1990年度アカデミー賞4部門受賞作品「ドライビング・ミス・デイジー」の授賞式で起こった出来事は私の心に波紋を広げたけれど知る限りどこのニュースにも取り上げられませんでした。

ジェシカ・タンディが歴代主演女優賞受賞者の中でも最高齢の80歳で受賞したとき、「ドライビング・ミス・デイジー」製作グループの中心にタンディはいました。

勿論周囲の皆に祝福され、ご主人のキスを受け、そして、共演相手のモーガン・フリーマンと握手することが一番大事で私はそれを楽しみにしていました。

 

タンディは先に書いたように熟年白人女性で、年若いモーガン・フリーマンはアフリカ系です。

「ドライビング・ミス・デイジー」とは、年を取った母親が危なっかしい運転をするのを心配した息子が、母親専属でアフリカ系運転手を雇ったことで起きる顛末で、当然人種問題も絡みそれを超えたところを描いた作品です。