30才目前で始めたフラメンコでスペインで生きる -3ページ目

30才目前で始めたフラメンコでスペインで生きる

フラメンコ踊っています☆ 

スペイン滞在の日記を中心に書いていきます☆☆

フラメンコを日本で始めた時、
アレグリアスという曲を習った。

最初に覚えた踊りで、
私は人前で踊りたくて仕方がなかった。

それでどっかで踊れないかなー
サークルとかないのかなーなんて探してたら

あったのだ。
愛好会が爆笑

聞けばギタリストもカンタオールもいるという。
みんなで集まって練習しましょうという
とても楽しそうな会だった。

さっそく問い合わせて行ってみると
その日は踊り手は私だけで
ギタリストが3人いた。

「じゃあ、踊ってみようか」
「はい!!おねがい

私は当時カルチャークラスで
テープをかけて踊っていたから
録音したものを持って行って
カセットをセットしようとした。

「…あれ?何してるの?
「カセットかけて、どんな曲か聞いてもらおうと思いまして」
「アレグリアスでしょ?
大丈夫だよ。とにかく踊ってごらん」

どんな音楽か知らないのに
踊りの振り付けだって分からないのに
どうやって弾くんだろうと思いながら

私は教わった通りの振り付けを
順番に踊り始めた。

そしたら…
そしたら…!!!!!!


合うじゃないの!!!!!
踊りにぴったり!!!!!
しかもなんか聞いた事ある旋律も入っているし!!!!!!


感動の嵐おねがい
それにテープよりずっとずっと気持ちいい。



その後の飲み会で
ギタリストさんに教わったんだ。


フラメンコには"コンパス(リズム・節のようなもの)"と言われるものがあって、
それでギターと歌と踊り手がつながる。
三位一体。
コンパスで会話をする。


アレグリアスにはアレグリアスのコンパスがあるから、
それで分かるんだよ。
あと振り付けで、大体何をしたいかが分かるようになっている。
つまり、ギターを弾く部分なのか
歌を歌う部分なのかが分かるんだよ。

だけど、それぞれの呼吸みたいなのがあるから、
まあフラメンコはナマモノだよね。


へええええええ!!!!!ラブ

なんて素敵!!!!

ただの情熱の踊りではないのか!!!!


その後セビージャに留学するまで
しばらくはここでフラメンコはどういうものかを知ることになる。

色々な事を教えてもらったけど、
最初にテープをかけた事は
伝説の笑い話になったのは言うまでもない笑い泣き




練習に明け暮れていた私は、
ご飯を食べる時間も惜しんでいて、
でも踊るとすっごくお腹が空くから、
よくマドレーヌを食べていた。

は?なんでマドレーヌ?
と思うだろうけど、
袋に1kg近く入っていて、
当時100円くらいだったのだ。

しかも小袋に分けられてるし音譜


レッスンを一緒に受けていた友達は、
しょっちゅうバナナを食べていたから、
先生にまで「プラタノ(バナナ)」と呼ばれていた。

はっきり言って

フラメンコ留学生は飢えるチーン

お金はレッスン代に飛ぶし、
踊るとスタミナ使うし、
食べる時間があまりない。

この経験は誰でもしているらしいので、
個人レッスンの先生が、
「分かるわー」と
時々夕飯に招待してくれた。

もちろん食事は大歓迎で、
友達も私もがっつくんだけど、
一通りお腹がおさまった後、
先生のフラメンコ話を聞くのが楽しくて仕方がなかった。おねがい

個人レッスン終了後も、
ヘトヘトで言葉も出ず、歩くことも出来ない時なんかも、
先生が「じゃーお茶するか」
なんて言ってくれようものなら、

「わーい\(^o^)/ 」ってなもんで
いそいそと繰り出したものである。

あとは近くに中華の食べ放題の店があって、
ここ一番でよく食べに行った 笑

いつも行く市場のおじさんは、
よくおまけしてくれた。ニコニコ


ピソのオーナーはレストラン経営者だったから、
余ると何かくれた。

おかげさまで沢山の人に
食べ物を恵んでもらっていたので
しばらくの間はちっとも痩せなかった滝汗

クラスの中でも
恰幅のいいスペイン人や外国人相手に
ぜーんぜんヒケをとらなかった。

ありがたやありがたや笑い泣き


この後、20kg近く一気に体重が落ちるんだけど、
その話はまた今度ニコニコ

フンダシオンに入学した私。
それでも全然クラスについていけなくてチーン

上級クラスだから、
基礎は出来てる事が基本なので、
基礎に時間もあまりかけないし。

そこで日本人できっちり基礎を教えてくれる先生を探して、
クラスの友達と一緒に個人レッスンを受ける事にした。

初めてのクラスで
「そんなんでよくスペインに来たわね。
その程度だったら日本で習えたのに。
こうなったらやりまくりなさい。」

と言われたのを覚えている。

フラメンコ舞踊には欠かせない
足を徹底的に鍛える事から始まった。

「とにかく踊り手は足が出来なきゃ始まらない」

っていうんで、
先生に宿題を出されながら
次のレッスンまで仕上げるという形で
四六時中足の練習をしていた。

足をうつといっても
姿勢やらバランスやら
体の軸が必要で
いろーんな事しなきゃいけなくて


…日本から持って来た靴は
スペインに来て2日で壊れたくらいで滝汗

やってもやっても出来なくて
音が全然鳴らなくて

音の違いは靴になんか細工してあるからじゃないかと本気で思い←出来ない人の逃げです笑い泣き


先生がトイレ行ってる隙に
友達と先生の靴を調べて
何の細工もない事にがっかりしたりした。


先が見えなくて
先生に「死ぬほど基礎やったら
1年くらいである程度出来ますか?
と聞いたら

「どんな人でも3年はかかるでしょうね」

と言われて、
当時の私は
(それでも2年くらいならいいなあ。
よし。頑張ろう)
と思ったりした。ニコニコ

何でもそうだけど
知らないって事は無敵なのだ滝汗

芸事は知れば知るほど奥が深くて
進んでいるのにもっと遠くに行ってしまう気がする。


そんな切ない気持ちは
当時の私には全然なくて
先生に勧められた靴を買って
それだけでも嬉しくて嬉しくて爆笑

足が痛いなんて感覚すら通り超えるくらい
来る日も来る日も
学校以外の時間は足ばかり打ってた。


家に拾って来た板を持ち込んで
足を鳴らして苦情が来たから
道端の石畳で練習したり

ときめいていたんだおねがい

心から