30才目前で始めたフラメンコでスペインで生きる -26ページ目

30才目前で始めたフラメンコでスペインで生きる

フラメンコ踊っています☆ 

スペイン滞在の日記を中心に書いていきます☆☆

日本食はスペインでも大人気で。


寿司、お好み焼き、焼きそばとか人気なんだけど、

日本に行ったことがあるスペイン人に大人気なもの。


それが、ラーメン



こっちには、乾麺、いわゆるインスタントラーメンは売られているのだけど、生麺は見かけない。日本食レストランで出しているところもあるらしいけど、日本人のラーメンの超えた舌には追いつかない。私がこっちに来て、食で一番恋しくなるのもラーメンだ。


生麺は難しいけれど、インスタントラーメンなら持ってこれるので、日本からいくつか持ってきた。



それを、日本に行ったことがない。。。すなわちスペイン人に食べさせてみる。


まず、新しい食を与えると、スペイン人全員一致で匂いをクンクンと嗅ぐ。気持ちはわかるが、そんなにか?そんなに怪しいか??って思うくらい、クンクンと嗅ぐ。


「麺はすすって音を出して食べていいんだよね」


そ。これも、日本豆知識のあるスペイン人は、得意げに言う。音を立てて食べる、食器を持って食べるなどの習慣がないスペイン人にとっては、これを知っているということは知識人なのだ。


「そうよ、麺はすすって音を出して大丈夫よ」


・・・


すると、ラーメンの端っこをパクッと食いつき・・・・


・・・・・ズルッ!!!!!!!!!



と、一息で箸も両手も使わずに一気に吸い上げた。


いや、見事見事!!!!だって、30センチくらいあるじゃん?すごい肺呼吸ですよ。


確かに音を立ててるし、すすってるけど、ちょっと違う。やはり豆知識はただの豆だ。


「いや、あのね。箸を使って麺を手繰り寄せてこうやって食べるんだよ」


と今目の前に起きたことを涙を流して笑いながら説明する私。

プライドの高いスペイン人、「おっけー。わかったわかった」といいながら、トライ。


よいしょ・・・・・(箸でたぐり寄せる)

パクッ (くわえつく)

ズルッ 吸い上げる


よいしょ・・・・・(箸でたぐり寄せる)

パクッ (くわえつく)

ズルッ 吸い上げる


・・・・・・・・・・


いや、タイミングが違う!!!それじゃ、距離感が変わっただけで、さっきとやっていることが同じじゃん!!!



「違う違う。吸い上げながらこうやって、箸でたぐり寄せるの。タイミングが違う」


とデモンストレーションする。しかし、なかなかうまくできない。

あれ?ラーメンって食べるのいつ練習したんだろう。


「あ、でもね、私も猫舌だし、吸い上げるのが辛いから、こうやって、スプーンに麺をのせてね・・・」

「嫌だ!!!!!絶対マスターしてやる!!!!!」


ラーメン初級編なんて彼らには何の価値もないのだ。

麺を日本人のようにスマートに食べられてこそ、価値があるのだ。


もはや、ラーメンの味はどうでもいい。麺を食べるテクニックを磨くための教材でしかない。


それなら、中華店のまずいインスタントラーメンでいいだろうが!!!

貴重な日本からの(しかもラ王。めっちゃうまい)ラーメンを使わなくてもいいだろうが!!!

海苔とシナチクまで入れたのによおお・・・・・



「この、残ったおツユは食器に口をつけて飲んでいいの?」

「・・・・おつゆも箸ですくい上げるんだよ。最後の一滴までね」

貴重な日本からの食材を教材にした罪は重いのだ。


「うそっ!!!!日本人、そこまでできるの???」

「うそですよ。」


「・・・ちきしょう!!!!」


お前がだ~~!!!!もっと味わえ!!!!


しかし、食器に口をつけたとたん、今度は傾け方の加減がわからず口元からおつゆが溢れる。


「うわっ」

「一気にやったらそうなるよ。スプーン使ったら?」

「嫌だ!!!絶対にこれで飲み干すんだ」


上級・麺扱いは無理でも、中級・スープのみくらいはマスターしたいんだろうな。


ラーメンの食べ方ってコツがあるんだなあと知った。


しかし、彼らにとって、最大の難関の麺は


カレーうどん


である。

上級の上級である。


どうしても、箸で食べると言い切るので、

バスタオルで体を包んでもらって、近くにいる私もタオルを貸してもらい、大事なものは全てテーブルから削除。

完璧な体勢で迎える。



「・・・無理。これはフォーク使っていい???」


・・・・最初から誰も、強制してませんよ。


日本のスーパーって、小さくてもレジが数台あって、荷物を詰める場所があって、さっさとレジを済ませ、指定の場所に行き、自分たちで袋を詰める。

レジの人たちも、商品を大事に扱ってくれる。


もちろんこんな日常の光景も、スペインではガラっと変わってしまうわけで。


まず、小さなスーパーではレジは数台あっても、1台しか空いてなかったりする。お客さんがどんなに並んでても、「こっちあけまーす」なんて気の利く人はいない。


それどころか、店員同士ものんべんだらりとしゃべっているから、時間がかかる。

この前、私がある商品を購入しようとしたら、そのレジの担当者がちょっと目を離したすきに、となりのレジの人がそれを持って行ってしまった。

「・・・?」と思っていて、レジの人も「あれ?」って商品を探し始めて。


そしたらとなりのレジの人が、ニヤニヤしながらこっちを見つめてて


「こ・こ・よ!」


レジ係員たちには楽しいご楽なのかもしれないが、大迷惑である。




そして、レジで基本的に購入者が品物を詰めていく。

品物を詰めながらだから、そりゃー、時間がかかる。


おまけに、レジで

「高いからやっぱりやめるわ!」とか、

「こっちにするわ!!!」

なんて客もゴロゴロいて、しかも後ろに人が並んでるから。。。なんて気の利く人はいないので、ひたすら長蛇の列になる。

まあ、急かしてくる人もいないので、こっちも好きなように出来るっていう部分はあるんだけど。


でも、日本人として、やはりいつまでも自分ひとりのためにレジ精算に時間がかかってはならないという意識が働くので、できるだけスムーズに荷物が詰められるように、精算前から出す順番を考える。

もちろん、重たいものを先に出していくんだけど、これがどういうわけか、スペイン人の手にかかると順番通りに精算してくれない。


なぜ、身近なものから取っていかないんだろう。ちゃんと、バーコードに通す順番通りに並べて出してるのに。


気まぐれなスペイン人は、わざわざ遠くにあるパンから、トマトから、バーコードに通す。

いや、それが先だと、詰められないんだって!!!!


おまけに、必殺肘返し投げ。


商品をバーコードに通したら、そのまま横におけばいいのに、なぜか肘の内側を上にして、上に放るようにして商品を置く。いや、投げる。

バックドロップされた、ピーマンの袋は破裂し、トマトが潰れる時もある。


「ちょっと、それ、嫌だ。交換して」

「食べられるわよ?」


・・・・それは私が決める。


ネットに指をぶちこんでネットが敗れることもあるし、ビニールに詰めた野菜や果物が(こっちは量り売り)ビニールから落ちることもある。


だから、いい商品を選ぶのも、早く終わるように詰めたい順番に商品を出すのも、全く意味がなかったりする。



この前はスーパーで、私の近くのチーズの棚が、突然雪崩をおこしてチーズが全部床におちた。

とにかく盛れるだけもるので、そりゃ雪崩がおきたって全然おかしくない。

私はなんとなく、それを拾って棚に戻したら、近くにいたスーパーの店員二人がそれを見て、

「私たちがなんにもしなくて、この子が全部拾ったわ!!」と大笑い。


全く日本ではありえない光景である。




ちなみにこっちでは、1センティモという、日本ではおそらく1円に相当するお金が最小なんだけど。

1センティモくらいだと、お釣りが切り上げたり、切り捨てられたりする。


・・・・スペインのレジは、絶対に売上と一致することはないだろう。


スペインは観光産業も経済的にとても重要な位置を占めてるんだけど、サービス精神や、管理体制などどこを見ても、


「そりゃ、経済破綻するよなあー」


って、正直思わなくもない。


スペイン、ガンバレ!!!

スペインで壊れたもの。


パソコン

脱毛器

ビデオカメラ


このうち、緊急を要するパソコンは早急に処理を依頼。

でも、スペイン特有の『HASTA MANANA!(また明日)』に翻弄され、出来上がったのは1ヶ月半後。

スペインでは、何をするにも時間は大目に見積もらないといけない。


で、緊急を要さなかった残りの二つを、日本にて修理依頼。

母親と電気屋さんにいって、修理を依頼。まずは見積もりからと見積依頼をする。

『では、1週間後に。お盆をはさみますので、少し時間をいただきます。』


私『はやっ!!!!』  母『おそっ!!!!』


この言葉が出るのが同時。


え?遅いのか?


『だって、たかが見積でしょ?その場でできるくらいじゃないと』と母親。


ひゃー、違うなあ。

そういえばパソコンの修理に時間がかかって出来上がってきたとき、日本に住日本人の家族や友人は

『やっと???随分かかったよね~』なんて言ってたのに、スペインに住む日本人たちは

『てか、直るんだ?直せるんだ?いやー、直って返ってきてよかたねえ』

なんて言ってたなあ。



そんな日本に帰国して、私は友人たちと夏祭りに行く予定を立てていた。

そして、集合時間と集合場所を決め、当日その場所に向かう。

まず、朝一で友人の一人からメール。


『今日雨みたいだけど、どうする?』


他にも、その場所に行くまでに何度かメールのやりとりをする。


『5分くらい遅れそう!』

『私はもうすぐ着くよ!』



・・・・・・・

ああ、誰も雨だからといって、勝手に無連絡のままキャンセルする人とかいないんだ!!!!

たかが5分の遅刻で、この連絡密度!1時間遅れようっていうのに、無連絡の人とかいないんだ!!!


集合場所だってさ、『新宿ね』とかだけじゃなくて、

『新宿のどこどこで待ち合わせね』とかさ。


集合で出たとこ勝負みたいな人、いないんだ!!!!!


もちろんね、スムーズですよ。

イライラ、ストレス、心配全くなし。

言われた場所にみんな来るし。


スペインでは、約束、集合にかけては優秀な私が、日本では劣等生になっちゃうけどねー。