横浜新社長に日産現役役員が就任(スポニチ)

 横浜の斎藤正治社長(59)が退任し、23日に社長代行に就任したばかりの嘉悦朗氏(53)が新社長に昇格することが25日、明らかになった。病気療養中の斎藤社長は、日本代表MF中村俊輔の獲得失敗の責任を取って退任することになる。嘉悦氏は当分の間は親会社である日産自動車の執行役員を兼務するが、9月にも正式に横浜の代表取締役社長に就任する。

 日産自動車の役員がチームトップに就任するのは初。この日マリノスタウンで対応した嘉悦社長代行は「日産はチームへの情熱を失っていない。現役役員の私が来たことがその証」と強調した。自他ともに認めるサッカー好きで「ここに骨を埋める気持ち。決して腰掛けではない。黄金時代を復活させたい」と名門再建に強い意欲を示し、そのために「日産とのパイプを今まで以上に太くする」と約束した。


嘉悦社長代行「全力投球したい」横浜M立て直す!!(スポーツ報知)

 23日に就任が決まった横浜Mの嘉悦朗社長代行(53)が25日、練習前にミーティングを行い、チームを激励した。日本代表MF中村俊輔(31)=エスパニョール=獲得失敗の影響などから斎藤正治社長(59)が体調を崩し、長期休養中。日産自動車の執行役員と兼務が決まった嘉悦社長代行は「13位は本来のポジションじゃない」と選手を鼓舞した。

 サッカー経験者で、日産自動車役員の中で最もサッカーに対する愛情が深いということも就任の理由。当面は兼務が続くが、「腰掛けじゃなく、マリノスのために全力投球したい」と意気込む。日産自動車の現役役員のクラブ代表取締役就任は初めてで、親会社とのパイプ役としても強い意欲を見せており、今後は段階的な目標を立てて名門復活を目指す。


横浜社長代行が選手に「全精力を注ぐ」(日刊スポーツ)

 23日に就任した横浜嘉悦朗代表取締役社長代行(53)が25日、横浜市のマリノスタウンを訪れ、選手らにあいさつした。同代行は「私もサッカーをやっていたし、息子は他クラブ(湘南)のユースにいたこともあり、プロを目指していた。日産の役員の中では、もっともサッカー好きだと自任している。もちろん甘い世界ではないと覚悟しているが、腰掛けのつもりはなく、全精力を注いで取り組みたい」と語った。

 これまでも横浜戦は観戦しており、6月21日の浦和戦(ホーム)もスタンドから声援を送っていたという。「その時は完全にファンの目ですが、若い選手を中心に2-0で勝って、このチームは強くなると可能性を感じた」。斎藤正治社長(59)が体調を崩し、療養中のため代行を置いた。