祖母 | 未来の部屋

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二児の母、mikuの日記です。

子育てのこと、おしゃれのこと、日々のこと

自由気ままに更新しています。


4/30 祖母が永眠しました

享年92歳

認知症で

もう何年も施設に入っていて

コロナ禍で会うこともほとんどなくて

元気だった頃の記憶のまま

ずっと会わずにいましたが

3月頃にコロナに感染し入院

それをきっかけに

飲むことも食べることも拒否するようになったそうです

点滴でなんとか命を繋いでいたけど

もう年齢も年齢なので

それすら本人にとっては苦痛だろうと

点滴を外して施設に戻ることになりました

母からその連絡がきて翌日、

何年かぶりに息子と娘を連れて祖母に会いに行きました

私のことも、母のことも

誰のことも覚えていない祖母ですが

いつも人に感謝して

いつもありがとうをたくさん言って

優しい言葉を口にする祖母は

遠い記憶の祖母のままでした

施設に入る前は

一日の始まりに「今日も皆が幸せに過ごせますように」

1日の終わりに「今日も無事に過ごせました、ありがとうございました」

365日、仏壇でご先祖様に感謝を伝えていた祖母

「ありがとう」は口癖のようにいつも言ってた

認知症が進んでも

施設の人にもたくさん感謝の言葉を伝えて

みんなに愛されていたようです

私が会いに行ったときは

ちょうど眠りについたところで

話をすることはできなかったけど

一瞬、目を開けてくれました

祖母は昔からおしゃれが好きで

自分でデザインして型紙をとり

自分で作った洋服を着ていました

こんな服が欲しい!と

私がデザインしたワンピースを作ってもらったこともありました

中学生の頃は

家庭科の課題でエプロンを手伝ってくれて

上手すぎて家庭科の先生に褒められて気まずかった思い出…

私たちが着なくなった洋服を

「あの服どこ行ったんだろう…」と思ったら

飼ってたマルチーズがリメイクした私のTシャツ着てたり… 笑

ミシンが得意で本当に器用な祖母でした

優しくてちょっと天然な性格で

いつも私を気にかけて寄り添ってくれたのに

思春期だった私は

反抗期のイライラを全て祖母にぶつけてしまっていた

両親が厳しくて

両親に反抗できない分、祖母に言いたいこと言って発散してた

あの時は子供だった

ずっとずっと後悔してて

謝りたいってずっと思ってたのに

最後まで謝ることはできなかった

ちゃあちゃんごめんなさい

普段、集まることがない親戚が集まって

悲しい雰囲気ではなく賑やかな雰囲気で

明るく見送りました

GWの最中、集まってくれた親族や近所の人たちに見送られて

祖母もきっとまた「ありがとう」って言ってるんだろうなぁ

92歳

大病もせず寿命を全うした祖母

お疲れさま

ごめんね

そしてありがとう