こんにちは。
今日は天気はそこそこにいい日でした。友人と、旧東海道を藤沢から小田原まで歩いてきました。
実は記事にはしてはいないのですが、以前より友人と長距離をお散歩することに熱中してまして、その中で大きく遊ぼうとしていることの一つとして「東海道歩き」があります。
前回は、日本橋から藤沢までを歩きました。とんでもない距離で、大変疲れました。
今回はその反省を生かし、距離は控えめ。というか、どうあがいても箱根越え含めての歩行はどう考えても不可能。
と、いうことでブログタイトル通り、東海道をお散歩しました。
まず朝8時に藤沢よりスタートしました。
藤沢駅です。東海道上にはこんな駅は存在しないので、ここはスタート地点としてはカウントしていません。
こちらがスタート地点、藤沢橋です。
ここから旧東海道沿いに入ります。旧東海道沿いは、都道43号線から44号線を経由、そののち国道1号線に合流したのち、茅ケ崎市内、馬入橋を渡り、馬入交差点を左へ入るまで、旧東海道は県道・国道沿いをひたすらと歩きます。
途中、メルシャンワインの藤沢工場がありました。
途中でかまん と書かれた菓子屋に入りました。どの
ぐらいでかいのかと気にはしていましたが、これが想定以上。
見てください、この大きさ。完全にバカ丸出しとしか思えません。
僕は一番上段左の最小サイズの「でかまん」を食べました。友人は上段真ん中。最小とはいえ侮るなかれ。
馬入交差点を左に入り少し歩くと、平塚宿になります。
平塚宿は湘南一帯ではかなり大きな宿場だったそうで、今でも街並みを見てみると、非常に栄えていたであろうことが伺えます。
JR平塚駅と駅周辺に栄えるパールロード。商店街の広さといい、とても昔から栄えていた町だったのでしょうね。
平塚を発ち、次は大磯になります。
大磯に入る手前、古花水橋交差点のあたり。ここはかつて平塚宿京方見附とされていた場所で、見附とは東海道各宿場の出入り口のようなものです。役割としては、見張り付きの城門の様相をしていたようで、つまりは、怪しい人間を入れないようにするための重要な装置だった。赤坂見附なども有名な「見附」です。赤坂見附の場合、江戸城三十六見附の一つとされます。江戸城近辺となると相当に厳重な警備が張られていたのでしょうね。
話を平塚京方見附に戻しますが、この見附のあたりで、歌川広重が東海道53次『平塚 繩手道」を描いており、ここで描かれている山は高麗山といい、今も見ることのできる山です。
古花水橋より 高麗山。浮世絵と比較するとだいぶ構図が異なるように感じますが、現在ダイハツのお店で隠されている場所には、富士山が顔を覗かせていたのかもしれません。
この古花水橋から、ふたたび一号沿いを道なりに。花水橋を越え、化粧(けわい)坂交差点にて、Y字をを右側に入ると、旧東海道をたどることができます。ここで入る旧東海道は広重の絵画のような少し寂しげな様相をしており、うっそうとした雰囲気があります。
この辺りを歩いてるときに、コツコツと木をつつく音が聞こえ、音のする方へ視点を移すと、コゲラが木の枝をつついていました。コゲラはキツツキの中まで、割と身近に見ることのできるキツツキの一種です。
化粧坂交差点・コゲラ。縞模様の鳥です。けばけばしい、けばいという言葉がありますが、けわい→けばいになったのでしょうか。それとも、毛羽立っている→けばい なのでしょうか?意味としてはどちらも通るので、謎です。
大磯宿を過ぎると、三沢橋東側交差点でまた国道1号線に戻ります。
しばらく歩くと、照ヶ埼海岸入口交差点にて一度道を斜め左に反れ、旧東海道は1号線と一瞬だけ分岐。間もなくさざれ石交差点にて1号線に合流します。
ここからしばらく1号線を道なりに歩くわけですが、時間も昼過ぎ。
おなかがすいてきたので、東海道松並木の有名な場所で、松濤庵というお蕎麦屋さんで、お蕎麦を食べました。
ざる御膳そばを食べました。友人はかつ丼せいろ。かつ丼、結構おいしそうで一口食べてみたかったです。
昼食をとり、小休止も終えたので、また出発。城山公園前交差点まで、1号線沿いを歩きます。
城山公園前交差点にて、交差点を右に。
ここからまた国府新宿交差点までしばらく旧道歩きが楽しめます。
道祖神が1号線合流の目印になります。
国府新宿より、再び1号線をしばらく歩き続けます。押切坂上まで。
押切坂上交差点にてY字に分かれますが、左へ。旧道に入ると、すぐにまた1号線に戻るわけですが、ここでようやく箱根が大きく見え始めます。
昔の人も、箱根のデカさに相当ビビってたでしょうね。場所としては今宮のあたり。
またここから1号沿いを歩き続けます。ここからは小田原市の新宿(しんしゅく)交差点まで、ずーーーっと道なりです。
ここからが体力勝負になります。
だんだん海も近くなります。
以前江の島から小田原までを歩きましたが、その時は常に海が見えていました。
今回は旧道歩きが主体であったためか、海がほぼ見えず、まさにこのときは、感無量でした。
小田原市にはいり、しばらーく歩いていくと大きな橋である酒匂橋があります。そこから見えるのがこの山の景色。
このとき疲れも相まって、これを昔の人は草履で超えていたのか、と絶句。まぁ、当時の人も相当箱根越えだけは嫌だったみたいですね。その気持ち、東海道を歩いていると本当にわかります。
東海道小田原宿に到着。
記事の中では相当に短縮されてますが、今宮のあたりからこの小田原宿の道標にたどり着くまでに結構な時間がかかっています。
ここから新宿交差点がみえたのち、一度旧東海道へ。
その後ふたたび1号線に合流します。今回はここから御幸の浜交差点にていったんストップ。今回の目的は達成です。
御幸の浜交差点を右折し、小田原駅方面に向かいます。
途中見える小田原城。見た目こそ歴史的建造物ですが、中はゴリゴリにエレベーターの完備されている「博物館」と化しています。でも、町のシンボルマークとしては最高のものですよね。
小田原城をすぎ繁華街に入り、おなかもペコペコだったので、牛角で焼肉食べ放題を頼みました。
注文もすぐ通るし、3000円だし、コメもそこそこにおいしい(カルビ専用ライス?なるものが特に)。
個人的には、焼肉きんぐより好きかもしれません。
夕食を食べて、本当はお風呂にでも入りたかったのですが、時間も詰めてきたし、早く帰ってから寝たかったので、ロマンスカーに乗ってさっさと帰りました。
おしまい
小田原駅とロマンスカーEXEα 当日乗ったのは四号車。
今日歩いた距離:35kmくらい
歩数:52865歩
かかった時間:8時間くらい