29.5mmスプリングの効能② | MIKUNI FACTORYの上の雲

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話が大会の話に逸れ、長くなってしまったので
一旦切りました。

で、29.5mmスプリングの話ですが、
29.5mmスプリングに変更してから、これまでよりも
高車高のセッティングとするようになりました。


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私はシャーシにもボディにもあまりウェイトは積まず、
また、これまでは車高も4~5mmと低かったので、

低重心な状態となっており、ドリフトで大切なロールの

動きが不足し、トラクション不足に陥っていたのだと思います。

(それを今まではキャンバーをつけたり、キャンバー変化量を
減らすことでタイヤを路面に引っ掛け、補っていました。)

それを高車高・高重心とし、また、スプリングの長さを生かし
リバウンドを相当長くすることにより、
抜群の接地性とコントロール性を得ました。

それでもやはり、ロールし過ぎる車は好きではないので、
重心が高くなった分、今までよりも硬いスプリング
(ミディアムとミディアムハード)としました。

もしかすると、車高を上げて重心を上げ、
リバウンドも増やして荷重の移動量を増やしたところで
スプリングは硬いものとし、タイヤ面圧、タイヤを路面に

押し付ける力を上げたのが良かったのかもしれません。

それから一昨日は、大会が進むにつれてリヤの踏ん張りというか、
引っ掛かりがどうしても必要になってきたので、
チームのニシノさんに教わった通り、
リヤのキャンバーを増やして行きました。

私の好みの前後バランスにするため、元々フロントよりも
リヤの方に多くキャンバーがついていたのですが、
大会中必要に迫られ、リヤキャンバーを増やしたので、
「ショウジセット」とも言える、リヤだけに鬼キャンがついた
異様なセッティングが完成しました(笑)

審査席前の飛び込みでマシンを止めるためだけに
つけたリヤキャンバーでしたが、
副産物として、異常なまでに車速が出るようになっていました。

(やはり操縦を楽にするため、かなりハイギヤードな
ギヤ比にもなっていました。)

この車速が、想定していなかった決勝トーナメントでの
追走で威力を発揮、私にベスト8進出をもたらしてくれたのでした。