僕はこれからどうしてゆこうか…
企業就職…全く気乗りしない。
一応教職課程はとってはいるが、先生になるか…。いや、先生になって何をするのだ。義がなければ面白くない。
何するも大義なければ今生の
旅もつれづれ面白からず
という感じである(拙哥即興御無礼)。
では大義を見つけよう。その為にはどうすればよいか。それはもう、この世界の実相をまず見極めるということから始めねばなるまい。
この世界の実相とは何か。そんなことをいうのはもちろん僕が何やらそんな気がしてるからである。夢路に通ってもないことを言える筈はない。
岡先生によると、造化というものがあって、それが自分で自分の世界を自分に投影しつつ、自分の心を深めているらしい。そして僕はその一部らしい。これにあまり疑いはない。疑いはないのだが、しかし確信もない。この隙間、近く思えて無窮なり。丁度雪にきらめく街灯の星のごとし。「毫理も差あれば天地はるかに絶す」である。
とにかくそこを確信することからだろう。ただ、大体は想像ついてる。よってその目によって一度歴史を見てみよう。歴史は造化の足跡だから。