自己主張しようよ〜 | 虎のブログ

自己主張しようよ〜

今回の滞在は天気も良く、またここ数ヶ月仕込んできたビジネスがやっと具体的に始動することが決まり、実りあるものでした。

もちろんこれからやらなければならないことは山積していますが、全て想定できているので慌てることなく確実にスタートアップに臨みます。

 

「GINZA SIX」

月曜日だというのに今日もすごい人でした。

ローカルの閉塞感とはレベルが違ってて、地方創生は美しいけど実際問題、消費の中心は東京に集中しています。

今後は消費の対象として外国人観光客の比率が上昇していくことは必然なので、その観光客を地方に取り込むことが一つの命題となりそうです。

実現すれば雇用も生まれ、人口の流出を止める一つの手段となって、少なからず良い循環を作る一手になるのではないかと思います。

 

夕方、チームと合流して戦略シートに沿って軽い打ち合わをし、

叙々苑でノンアルコールにて焼肉食べて帰りました。

 

 

 

「個人主義なんです」

 

たった一度の人生、責任ある立場(オーナー経営者)ではあるけれど、できる限りやりたいことを、固定観念にとらわれることなくやりたいと考えています。

 
そのために自分を高めてその環境を作ることに執着しています。
やりたいことはどれもスケールが大きいので、その実現を叶えるシステムの開発、人財の発掘と育成はマストで取り組んできたし、それが現時点でかなっているからこそこうしてグローバルビジネスに望むことができていると自負しています。
僕がやりたいことをやるためにもイノベーティブアイデアと優れたシステム、そして最高レベルの人財は必須なのです。
 
じゃ最高レベルの人財とはなにか?
 
それは、「働き方を主張できるレベルです。」
会社の組織に属すると、部下は上司の命を受けて業務遂行にあたります。これはこれで必然であり、その関係を良好に保つことに会社はパーソナルマネジメントとして尽力するものです。
でもそれだけでは僕がやりたいことを叶える人財を創出することはできません。
エグゼクティブに上がるクラスというのは、
「働き方を提言できるレベルになければならないと考えています。」
 
そこには最上級の当事者意識というのがあります。
例えば、自分が仕事を通して一定以上のスキルで成果を産出できるようになったら、虎コーポレーションの営業部長をしながら、Aburi Japanとして東京のチェーンストアビジネスにも関わりたい。
 
例えば、Aburi Canadaに所属しエリアマネージャーをしながらAburi Japanに関わりたい。
 
例えば、家族優先でいきたいので週4日の労働を認めてもらいたい。
 
以前の僕は、労働の一貫性を重視していましたが、それだと合理性を欠き、個人にとっても組織にとっても可能性を低減させてしまう恐れがあることを認識しました。

モチベーションはどこまでも自分自身にあるもので基本的に外部から与えられるものではありません。例え一時的に第三者に影響を与えられても、持続性というのは本人の意志によるものであるというのが本質であると僕は考えています。
 
自身のモチベーションを最高の状態に持っていくには自身の欲求に従順であることであり、その提言に躊躇する時点でモチベーションは決して高いものではなく、ポテンシャルは低下するものであると考えています。
 
ただ、なりたいからなれるものではないし、提言したからと言って容認されるものではありません。

それはその人の能力と可能性とトレードオフです。

もしも僕にビジョン達成に有益であり、労働価値として想定できれば容認するし、なければ却下するだけです。
その際に、なぜ叶わなかったか?叶えるために何が必要か?を考え行動を決意するところに最高の当事者意識は醸成され、その後の成長意欲に転化するものであると僕は考えています。
 

すなわち「結果にコミットする」という概念の本質は、
「自分自身がやりたいことをやるため、次のステップに進むためのもの」なのです。
 

そうすると学習意欲や勤労意欲は外部からの影響を受けることなく維持できるはずです。

 

先日ある人に、「日本の若者は係長になるのも嫌な状況なのですから、なかなかそうしたモチベーションを喚起するのは難しいですよ。」

と言われました。
でも僕はそうは思わないし、逆にそうした考え方が定着していることはチャンスであると思いました。
 
教育から会社の在り方まで、これだけ環境は変化しているにもかかわらず日本においてそれらは変わらないままです。
先日も過度に責任を感じて、退職を考えてた人財が実はうちにとっては非常に重要な人財で、自分の求める在り方を主張できないからその選択するという決断をしていました。

 僕は人が「辞める」と口にした時点で、やり甲斐や面白さを失ったと認識しているので特に引き留めたりしないのですが、キーパーソンであったことと僕にとってもチームにとっても意外な決断であり、本人はその後も顔色ひとつ変えずに高いパフォーマンスを維持していたので真意を聞いたら、「自分の願望を口にするのはおこがましい」という判断からでした。
願望(働き方)を聞いて、受け入れても充分会社に価値ある人財であると認識していたので容認すると表情は晴れやかになり、活力を取り戻したように見えました。
 
僕からしたら「なーーーんだよ。」です。

やりたかったら変な気を使わずに、自分の願望(働き方)をアプライすればいいんです。それが容認されるかされないか、その審判を得てから決断したって遅くないのに、組織へのロイヤリティが高い人ほど許されるものではないと考えすぎてしまうのだと思います。

これからは個人主義の時代です。
フリーランスは常態化するし、組織に属することがナンセンスになる時代が来ます。教育者になることだった、もう学校の先生になってモンスターペアレンツからの心労に耐えなくとも、スキルさえ身につければユーチューブでターゲットを絞って短時間で教育を施し、生活の糧を手に入れる時代が来るでしょう。
 
ただ、レストラン事業というのは野球と一緒で個人の集大成がないとゲームになりません。
だから組織というものを形成し、役割と権限を共にするわけですが、個人の目標はそれぞれで、その在り方と組織(球団)が合わなければ出たり出されたりは常だと考えるべきです。
 
その大リーグを目指すというのがうちのエグゼクティブチームです。
そのための専門能力を高めていくために経営システムを構築したし、一言で言える印象(ブランドアイデンティティ)もその骨組み(ビジョンと理念)も明確です。
 
僕は日本においても、もっと個人が自己主張できる環境こそ重要であると考えていて、その台頭を受け入れて組織と一緒に伸ばしていく上司こそ価値があり、容認しない、または「まだまだ早い青二才が。」と言いながら出る杭を打とうとする老害は去るべきであると考えています。

全ては説得力です。

環境さえ変われば日本の若者だって活力を取り戻しますよ。
僕は面白いことをたくさん企画して、幾つも機会を創出し学歴などに関係なく活力を伴い仕事できる環境を作りたいと考えていて、この閉塞感のある産業の形をイノベーションしながらAburi Japanも発展させたいと考えています。

さてと、、これからデザインミーティングです。。。