信じるということ | 虎のブログ

信じるということ

11/12
「会社の発展を望み組織を拡大するのであれば人を信じる覚悟をすること」

もし、人のことを疑ってしまうのであれば、


「会社や組織を発展させるべきではない」




これまでの歩みから悟ったことの1つであります。


信じるという言葉の意味には2つあると認識しています。

信用ーーーその人の人柄(言葉や行動に偽りがないこと)を信じること

信頼ーーー信用とともに尊重を持ってその能力を頼りにすること



数年前、自分の能力に奢り、
人のことを信用はしても信頼できないとき、
フラストレーションをぶつけていました。
愛情はまちがいなくあったけど、
伝わらないことを怒っていました。

今思うと結果、信じているのではなく信頼を求めていたと思います。

そうなるとお互いの信用にまで少しずつヒビがはいり、
互いに真意とは異なる感情を抱くようになり、
信用も信頼も希薄な状況に陥り組織は弱体化するものです


成長の過程ではそうした本望でない状況に苦しんだ時期がありました。
(今思うとすべては自分の不徳の致すところですが、、、、)


カナダでのチャレンジがきっかけで、
組織作りに対する信念が進歩しました!
日本のこれまでの素晴らしい文化は人間味として残し、
更に育みながら、北米での経験を生かして、
従来の日本の会社の組織のあり方を一新しました。


他国の文化がいい意味、
教え導いてくれたのです。。。。


それが「尊敬と期待」
そのベースには信頼関係が存在するのです。

僕は自分の考えが全ての人に通じる正論であるとは思っていません。
全ては個性で、
企業経営においても様々な価値観や人生観をもって経営されているものです。

だから、人を疑ってしまうから規模の成長を止めるという判断も、
また英断であると思うのです。


経営者の最大の経営責任は続けるということであります。


その気もないのに会社を大きして心労でいつもカリカリして、
心配で休む暇もなく管理していないといけない状況では経営者は不幸です。
そんな状態で経営に携わるものではないと確信しています。

そうしたことを「苦労する」という美徳にし肯定する文化もありますが、
僕はそうは思いません。
それは単にそんな自分に酔っているだけですから。

必ずぶつかる壁なのですが、、、
そのこと(上記のような苦労)を肯定することはどうも理解できません。


今僕は、
100%会社を大きく発展させる人生を選択しました。
その根拠は、、
「人を信じることに覚悟ができたからです!」
この北米のチャレンジが作った、
ここ数年の経験が信じることの意味と本質を僕に教えてくれました。

そしてその信じることのデメリット(リスク)よりもメリット(喜び)のほうが、
自分の人生にも多くの喜びをもたらすと確信しました。

大きくなればもちろん依存性が高まるわけで、
自分の影響力を大きくしとけば拡大とともに店舗力は弱体化していくものです。
だから自分の影響力を限定的にして(理念とビジョン)、
直接的に影響力を与えていくマネジメントチームを心から信頼するのです。


以前は、意見がでないことを叱っては主体性がないと失望していました。

でもそれは、僕自身が信頼しきれてないから失望することで疑い、
疑われるから信用する気持ちが希薄になってそうなっていったのだと思います。

こういう経験は本意とは裏腹に、
様々な企業で組織運営の際に直面するものであると思います。



そのとき自問自答するんです。。

「信じる覚悟ができるか否か?」

そして経営者はその選択に準じて、
ビジョンを描くことが重要であると思いました。


昨日もマネジメントチームと議論を交わしました。
僕が言うから服従しろなどとは微塵も思っていません。
互いが説得力を持って議論することで、
最善を決断できればそれでいいのです。

そういう面では、
以前にはなかった主体性をもって考え、
議論できるように組織は成長していると思います。

一人一人の仕事の精度もかなりの勢いで成長しています。。
すべてが発展と成長に向かって好転しました。

でもその大きな原動力は、
「僕が人を信じる覚悟ができたから!」であると認識しています。

奢り高ぶりで文言しているのではありません。
別に大きくするだけが経営と言うわけでもないので、
僕はただ、やりたいことをやっているだけです。。。

やりたいことをやるために、
進歩しなければならないことに気づき進歩できたことを記しているだけで、
どっちを選択しても正であると考えています。

言いたいことは、どちらを選択するにせよ
経営者が必要以上に心労を抱えて、
経営すべきではないということです。


経営者の考え方やコンディションが、
組織に与える影響力は大きいものです。


やらないといけないこと、
考えないといけないことは多岐に渡るけど、
身を削るような心労はありません。

それは、、、、
覚悟ができているからです!!


今、我が社は大きな進歩を遂げるタイミングにあります。
ビジョンの達成のために与えられた試練のタイミングです。


方向性は間違っていません。
後は、全員でチャレンジするだけであります!