国際化とはこういうことやと思います! | 虎のブログ

国際化とはこういうことやと思います!

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「Polite」ーー礼儀正しい、丁寧、丁重、
           欣快(きんかい)、優渥(ゆうあく)という意味。

北米において日本好きの方たちが、
尊敬の意を込めて日本人を一言で例える場合に使う言葉であります。

北米で日本びいき、日本を好きな方はだいたい世界的にも高いレベルにある、
このpoliteに対する尊敬が強いのです。

もちろんそれが時に、
「こそこそしていてはっきりものを言わないから陰険だ。」とか、
「自信なさげで迫力ない!」
といって、なめてかかってくる人もいます。

もちろん価値観はそれぞれであり、
同じ習性でもと捉え方の違いで陰にも陽にも映るものですから。
それはそれでいた仕方のないことなのですが、、、、。


日本人に対してそうした印象を持っていることは間違いありません。



中小企業の海外進出支援

経営成長を妨げる様々なリスクを考察する限り、
国際社会への依存性を強めていかなければならないことは、
誰もが容易に理解できることであると伺い知ることができます!


雇用の空洞化など、
その影響で国内経済が一時更に冷え込むことは懸念されていますが、、、、

かといって企業にこの状況を受け入れ国内に留まることを優先させる
ようなことがあれば、沈みゆくマーケットで血みどろの戦いの末、
その力は弱体化し、
それは国益失墜を招きもっと大きな危機を日本の未来にもたらすでしょう。


海外をマーケットに輸出を促進するのではなく、
会社そのものを、
または事業所をダイレクトに移転することでしか企業の奮起を期待できないのが、
この国の基幹産業のみならず、
様々な産業が抱える実状であるといえます。

空洞化招く6重苦

国際化(海外進出)はもはや進化の潮流であると認識すべきでると言えます。

日本人のその奥ゆかしさ。
ものつくりに対する探求力。
そしてその技術力は未だ世界に類を見ないレベルにあることは、
間違いないでしょう。

ただこれがビジネスとして捉えた場合、
ネゴシエーションなど思わぬ障壁にぶつかったり、
イントロデュースで製品の良さが伝わらないでビジネスとしてうまく行かない
ことが多々あります。

その原因は何なのか?

先日Georgeさんとの会話の中でこのようなこのような話がありました。

「日本人の女性とこちらの女性とを比べた場合、

日本の女性の方が妻として愛し続けることがイメージできるほど優れています。
それは男性にも同じことが言えて、
何事も精神レベルは高いものがありますよ。」

「ただそれは、良い悪いではなくて、
歴史と文化の違いなのです。
2000年の歴史ある国と100年ほどの歴史しか有していない北米との違い。」


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なるほどと思いました。


根本的に日本人の奥ゆかしさ、侘び寂び、礼儀正しさは、
歴史的背景に影響されているものが多い。


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更に、忍耐や清貧という美徳は、
戦争体験など苦楽を積み重ねて歴史が深いだけに意味も深いものです。

第二次世界大戦敗戦によって欧米化を果たし、
その気概は大きく変化していっているものの、
日本人の意識の底辺には根強く残っているものであります。

それらは素晴らしき日本人の誇りとして、
持ち続けるべきであるものもあれば、
時代の流れに対応し進化させなければならないものもあります。

ただ今の日本人である私たちに、
根本的に歴史の浅い北米の人々よりもこうした気概が根強く存在するのは、
その背景によるものであると認識する必要があるとは思います。


ゆえに、
日本人の価値観は北米の人たちには、
基本的に理解しがたいほど難しいものなのです。


北米においては、
今、歴史的惨状(リーマンショッックによる金融危機)などを経験して、
侘び寂びからまた学び新たな教えを積み上げていると言えます。

例えば、サブプライムローンを商品とした金融派生商品が、
いかに本質的にもろいものであったのか?

実態とかけ離れたものであったのか?

歴史とともに培った習慣によって、
あり得ないと判断する日本人とは対極的に、
ここまで危機化させるまで膨張させてしまったのは、
歴史的教えが満ち足りない分、
判断が幼く留まってしまったことが考えられます。

それらも国の歴史的体験を背景に文化は育まれるものと考えれば
こうした過ちもまた必然であったと考えることができるものです。


今後益々日本企業は海外進出を果たしていくでしょう。

その場合、この文化や習慣に関わるビジネスやマネジメントの影響力って相当
大きなものであると考えて然りであると考えなければなりません。

日本人としての誇りと素晴らしさを内に秘め、
相手国のことを知り、
そしてビジネスイントロデュースだけでなく、
その国の豊かな発展のためにも日本人として貢献できることを考え行動し、
ビジネスにもつなげていくという考えを持って臨むことが、
国際化であると今は確信しています。


そうして国際感覚を日本に逆輸入し、
閉鎖的な島国日本の若人にその感覚を日常的にイントロしていくことが、
栄えある社会作りには重要である考えます。


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僕たちも、
バンクーバーという町を好きになり、
バンクーバーの人たちを尊重し、
決して傲慢になることなく、
それでも自分たちのアイデアやオリジナリティの可能性を信じて、
そうした方たちに喜びをもたらすことを念頭にやってきたからこそ、
受け入れてもらえたと思います。

ここからは日本の素晴らしさと現地の文化の素晴らしさを融合し、
レストランとして、
企業として、

更に北米の地に必要とされる、
北米の人たちに喜びをもたらすことのできる文化を創っていきたいと考えています。