今日は素敵な体験をしたので久しぶりに文章を書こうと思います
ひょんな事からお誘い頂いた
「世界基準の〝一流〟を学ぶ テーブルマナー」
想像を超える満足度だったので、ここでご紹介します
場所は青山のビストロ ブノワさんにて
雰囲気のいいレストランで、お店に入った瞬間から期待感がむくむく
そこで温かく迎えてくれたその方は、洗練されたファッションと物腰柔らかい優雅な佇まいで、
まさに「紳士」と言った雰囲気でした
その紳士こそが、今回のテーマである
「今、日本人に求められる地球人としてのマナー」
をテーマとする講演家の吉門憲宏さん
元日本航空国際線・キャビンスーパーバイザーの経歴をお持ちになり、
長年世界のVIP、一流人のお相手をし続けてきた接客のプロフェッショナルです
飛行総距離地球450周、120万人もの人と交流をしたご経験から、
国際社会に生きる術、日本人としての在り方を、ユーモアを交えながら色々とお話してくださいました
私は前職で、有り難い事に一流と呼ばれるレストランやサービスに触れさせて頂く機会が多くありました
では一流人のマナーとは何か…
これは学校では教えてもらえないんですよね
食事の作法は親が子供に教育するのが一般的です
大事な仕事の契約を決めたい、などの社会人としての交流の場でも、食事は重要な手段です
そして男女の仲を深めるのにも
その際に、相手に恥をかかせない、知らず知らずのうちに自分が恥をかかない為にも、最低限知っておくべき作法ってあると思います
国によって文化は違えど、食べている姿が美しいというのは、それだけでエレガントですよね
『美しい身のこなしを身につけると言うことは、文化資産を自分の体に持っているのと同じこと』
『人としての品位、品格以上のマナーはない』
先生のおっしゃったこの言葉にどーん!とやられました
アメリカやヨーロッパ、海外の多くの人達は日本人の事を、こう見ているそうです
“よく分からない民族だ” と
高級レストランに行って大金を使えるほどお金を持っている割に
マナーを身につけていない人が驚くほど多い、と思われてしまっているんですね
一流レストランやホテルでは、自分が身につけているマナー相応のサービスしか受けられないそうです
それだったら、知らないともったいないじゃないですか!
日本人が国際交流を苦手とする理由の一つに、レディーファーストの文化がない事が挙げられていました
レディーファーストは、世界基準なんですね
男性が女性に気遣うという思いやりは、成熟した大人の男性の表れであり、コミュニケーション能力を試されているということ
「これをやる事は男の役目です」
と様々なシチュエーションでのスマートな振る舞いを教えて頂き、その場のいる男性も女性もただただ感心
日本人男性がこれをできるようになると、日本の女性も変わる、と吉門先生は断言していました
マナーや作法を知ると、やってはいけない事に気を取られ、窮屈になってしまいがちですが
大切な事はゆとりを感じられること
そのゆとりや余裕は相手にも伝わります
食事に感謝して頂き、会話を楽しめる事が、本来の大人のマナーということですね
カトラリーの扱い方やグラスの持ち方などのテーブルマナーも、英国流やフランス流などで違いがあり
なぜそうするのかという事や文化背景まで色々知る事ができて、興味深く勉強になりました
美しい言葉選びでユーモアに富んだ先生のお話は、テンポまで心地よく、時間を忘れるほど
本音と建て前を使い分ける日本人
ただ、社会と世間で態度を変えるのは二流
威張った時点でその人は一流ではなくなる
と言う言葉に、過去を振り返り納得しました
銀座でお会いしてきた一流と言われる方ほど、
相手によって態度を変えるような事なく、分け隔てなくみんなと接するような
人を魅了する人というのはそう言う人でした
お料理も最高に美味しくて、お昼間からワインも飲めて幸せでした
得るものしかなかった3時間!
改めて、主催してくださったボイストレーナーの毛利大介さんと、講師の吉門先生に心からの感謝を
8月のインド旅はJAL航空使わせて頂きます
次回は9月25日に開催されるそうです!
知ってしまったら、知らなかった過去には戻れません
一流とは何か、
ご興味ある方は是非アクション起こしてくださいませ
多くの方に知ってもらいたいです