12月2日(土)、コメダ珈琲で新聞を読んでいたところ、山田太一さんの訃報を発見。11月29日に老衰で亡くなられたそうです(89歳)。一般的に、脚本家の名前は知らないのですが、この方の名前は知っています。
代表作として、よく上がるドラマ名は
「男たちの旅路」(1976年2月 - 1982年)
「岸辺のアルバム」(1977年6月 - 9月)
「早春スケッチブック」(1983年1月 - 3月)
「ふぞろいの林檎たち」(1983年5月 - 7月)
です。ところが、私、申し訳ないが、いずれも観たことがないのです。
しかし、有名な脚本家だし、きっといろいろなドラマでお世話になっているはずだというので、とにかく、追悼の似顔絵を喫茶店で描き上げました。
※参考画像
自宅に帰りまして、ネットのウィキペディアで、どんなドラマに関わっているのか調べてみました。たくさんのドラマに関わってています。しかし、私、ドラマフェチではないので、ドラマ名を見ても、どんなドラマか浮んできません。名前を聞いた作品がたまたまあっても、
「う~ん、たぶん、観てないな。」
ドラマ名を見た瞬間、すぐに
「観た!」
とひらめいたのは、次の作品でした。
【ドラマ】
○木下恵介劇場 「記念樹」1966年4月 - 1967年
○木下恵介アワー「三人家族」1968年10月 - 1969年
○単発 「同棲時代」1973年2月18日
○木下恵介・人間の歌シリーズ
「それぞれの秋」1973年9月 - 12月
○単発 「終りに見た街」2005年12月3日
○おやじの背中 第7話「よろしくな。息子」2014年8月24日
そのうち4話、紹介します。
○木下恵介劇場 「記念樹」1966年4月 - 1967年
♫さくらの苗が 大きく育つ頃 僕らはみんな 大人になるんだ♫
養護施設の様々な出身者の物語だったように思います。涙なくしては観られない、そんなドラマだったという印象があります。「記念樹」とは何なのか、このドラマで覚えました。主題歌も印象に残っています。いいドラマでした。
○木下恵介アワー「三人家族」1968年10月 - 1969年
大人の恋愛ドラマです。当時の私には、年齢的に無縁の領域でした。しかし、このシーン、後々まで、印象に残ってしまいました。
♫ あの時は 何気なく会った あの人が なぜか心に残る 淡い恋心 ♫
満員の列車の中で、初めて主演の二人、栗原小巻さんと竹脇無我さんが隣合わせになったシーンです。印象に残るいいドラマでした。
○単発 「同棲時代」1973年2月18日
ドラマ自体は、漫画で有名なものです。それを当時人気絶頂の沢田研二さんと、梶芽衣子さん主演で演じられたドラマです。梶芽衣子さんファンでしたが、当時、そういう作品があったことを知りませんでした。後々、幻のフィルムが見つかったというので再度放送されたときも見逃し、何とか無料で観られるルートをネットで探し出し、やっと観たという代物です。若い二人の出会い、同棲の生活振りなど、生き生きと脚色されていました。
○木下恵介・人間の歌シリーズ
「それぞれの秋」1973年9月 - 12月
私は、この物語で小倉一郎(現 小倉 蒼蛙)さん、桃井かおりさんの存在を初めて知りました。小倉一郎さん演じるさえない大学生の目を通して描かれた、家族に起きる様々な出来事。何故か気になって観ていたように思います。
様々な物語をみせていただき、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
似顔絵制作中
〔現在のドラマ・映画に関係する作品〕
★ちょっと、とらえどころのないキャラの女性です
彼女のトレードマークのほくろを描きましたよ。