3月20日(日)、3連休の中日、伊勢市に帰省中の私は、伊勢神宮(外宮)へ参拝に行きました。その道すがら、いろいろな写真を撮ってきました。過去に紹介したものもあるかと思いますが、それらをアップします。

 

★世古

 

2つの石碑、共通する文字が「世古(せこ)」です。伊勢市では、

路地のことを「世古」といいます。路地と言っても、現在では車社会ですからね、車が通過できる、すれ違うことができる、そんな広さもあります。また、「世古」に、そこを代表する建物などの名がついて、それぞれの路地固有の名前になっています。さらに、発展して地域名になっているものもあります。私の本籍地は、住んだことはありませんが、「大世古」と呼ばれるところになります。

 

★御師

 

2つの石碑、共通する文字が「御師(おんし)」です。世間では「御師(おし)」というのが一般的ですが、伊勢神宮に関係する場合は「おんし」です。この石碑は、ここにかつて御師の邸宅のあったことをしめしています。

 

御師は、外宮のある古くは「山田」と呼ばれた地域にも、内宮のある古くは「宇治」と呼ばれた地域にもありました。かつて山田だけで、寛文(かんぶん)期(1661~73)に391軒、文政(ぶんせい)期(1818~30)に385軒御師の家があったそうです。

 

御師は、各家で担当する人物(相手が大名の場合もある)や地域が決まっていたようです。その地域に伊勢土産を持って巡り、檀家(だんか)・檀那とよばれる施主や願主と師檀関係を維持し、神宮に参拝に来た場合、その宿泊場所となって、もてなし、参拝の案内などの便宜を図るようです。現在のツアーコンダクターであり、旅館業のようなことをしていたことになります。

 

ちなみに、私と同じ名字の御師も、江戸時代、何人かいました。

 

この、「〇〇御師邸跡」の石碑、市内散策で探すと、まだまだ出てきます。 

 

★高柳(たかやなぎ)

 

柳の木の下に、「蛙」の石像、そして近くに何かの立て看板。

近代の「高柳」は、伊勢市街地のアーケードのある商店街としてのインパクトの方が強いです。しかしながら、近年の市街地の個人商店中心の商店街、なかなか生き残りに厳しいものがあります。

 

★新道(しんみち)

伊勢市街地のアーケードのある商店街としては、「高柳」と「新道」の2つになります。

この日、3月20日の日曜日、午前11時頃なんです。人の姿が…………。シャッターの閉まった店が……。「銀座新道」と言います。「ぎんざ」ですよ。私の中学、高校当時は、当時の自分としては立ち寄れそうな店は、「本屋」と「おもちゃ屋」ぐらいしかなかったので、よく、自転車で“銀ぶら”をしたものです。当時ですから、明らかに人をよけながらの自転車走行でした。それが、現在では……。

 

伊勢市を舞台にした大泉洋さん、池松壮亮さん、忽那汐里さん主演の映画「半分の月がのぼる空」(2010年公開)で、アーケードのある商店街を、夜、自転車などで走行しているシーンの撮影は、この「新道」だと思います。

 

手前の左右の道が銀座新道です。そこから眺めて、青い屋根の家の前に、かつて喫茶店があったと思います。名前は覚えてません。

私、大学生になってから、高校生の頃の同級生だった女の子と映画「007/黄金銃を持つ男」(だったのかな?)を観ることを口実にデートをした時、利用した記憶があります。事前に、一人で喫茶店の下見に行ったように思います。私、デートの時に履いていた自分のズボンまで覚えているんだけどな……。

 

先日亡くなった宝田明さん主演の映画「100発100中」の映画看板が、このあたりにかつてあった「帝国座」という映画館の建物の高所に、掲示されていたことを覚えています。そんな記憶があるぐらいなので、たぶん、映画は観に行ったものと思っています。

 

ちなみに、その「帝国座」から200メートル程離れたところに、かつてあった映画館(「帝国座」が無くなってからも頑張っていたんですけどね)の名前が「世界館」と言います。それぞれ、すごいネーミングだと思いませんか。

 

本日は、前半の「世古」「御師」紹介から、後半は“ノスタルジック”に浸ってしまいました。

 

 

☆似顔絵制作中

3/27以後、こうなりました。

〔現在のドラマ・映画に関係する作品〕

★もうじき公開予定

落書きかな? 似てないなぁ……。

完成 後日ブログにアップ 

 

★公開中の映画のヒロインです。

外国のアクション映画です。

 

〔現在のドラマ・映画に関係しない作品〕

★女性演歌歌手

ちょっと色っぽく歌ってます。

 

☆悪魔の大統領

いったい何万人の命と、その可能性を奪い、何百万人の人生を狂わせれば気が済むのでしょうか!