8月15日、実家帰省中です。夜に先祖の霊を送る予定です。それまで暇を持て余さないように、二見町に向かいました。ねらいは(?)、伊勢神宮と塩について、関連施設を見に行くというものです。(マニアックでしょ)
今回はその4です。最終回です。
内宮(皇大神宮)摂社 堅田神社へ立ち寄ったときに、無料駐車場に車を止めました。二見町の観光名所である二見興玉(おきたま)神社やシーパラダイス近くの駐車場なら有料です。有料駐車場を使ってまで立ち寄るつもりはなかったのです。そこで当初は、さらにいつかの内宮摂社、末社を巡るつもりでいました。
ところが、無料駐車場に駐車しました。さらに、ここのところウォーキングをさぼる日が多かったです。そこで、予定変更しました。無料駐車場から興玉神社までそこそこ距離があります。マニアックな場所ではない、一般観光客も来る二見興玉神社までウォーキングで行くことにしました。
私は、近年、カメラを持って二見興玉神社に来たことがあります。ところがブログにはそのことが書いてありません。きっと、ブログを書き始める少し前に来ていたんでしょうね。
駐車場からは800m程歩いて二見興玉神社に到着しました。
神社の謂われが書いてあります。祭神は猿田彦大神(さるたひこのかみ)と宇迦御魂大神(うかのみたま)だそうです。
これが神社の一ノ鳥居です。
背後にちらっと見えていた狛犬をアップにします。
左が子取りの狛犬、右が玉取りの狛犬です。上半身にけっこうボリューム感がある狛犬のように思います。
二ノ鳥居です。2段目の横木(貫)の長さや、柱との接合部分のくさびから見ると伊勢鳥居と呼ばれる物なのでしょうかね?
天の岩屋と書かれた石碑があります。
全国に「天の岩戸」「天の岩屋」と称される場所がありますが、ここもそのひとつで、天照大神が隠れられた処(日の入処)のひとつ、とされているそうです。
かえるの置物があります。猿田彦大神の神使は蛙で、神社参拝の後に神徳を受けた人々が神社の境内に蛙の塑像を献納するんだそうです。
日本全国で、夫婦岩と呼ばれる物はいろいろあるかと思います。しかし、かえると一緒に写っていたら、おそらく二見興玉神社の夫婦岩に限定されるのじゃないでしょうか。
夫婦岩の撮り方には、たぶん鳥居越しに撮るというのもあるでしょう
人の姿を入れたくないのですが、あそこで、夫婦岩をバックに写真を撮りたくなるポイントなんですよね。
先ほど人がいたあたりから、夫婦岩のみを撮るパターンが一番一般的でしょう。
ところで、何故夫婦岩は大注連縄で結ばれているのでしょう? 実は、夫婦岩の沖合約700メートルの海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の興玉神石という物があるそうなんです。大注連縄は、それを拝む時の鳥居の役目をするんだそうです。
狭い通路に沿って、この建物がありました。拝殿に左側でつながっていますので、これが本殿になるのでしょうか?
ところで、興玉神社と言いますと、伊勢市を舞台にした映画「半分の月がのぼる空」の中で、裕一と里香が結婚式を挙げたところです。ツンデレ女子を演じた里香役の忽那汐里さん、可愛かったな~~~。
境内社として綿津見大神(ワタツミ・ワダツミ)を祀る龍宮社があります。
この神は、日本神話の海の神のことです。
狛犬は、まだ新しく、平成6年に建てられた物です。目、口の色が鮮やかなこともありますが、現代風のちょっと可愛い狛犬の感じがします。
ところで、二見興玉神社の境内を通りまして、改めてこんなことを考えました。大きな台風、それに伴う高波が来たら、いったいここの神社はどんな状態になるんだ? とても危ないところにあるように思えるのだが………………?
その後、ショッピングモールである「伊勢夫婦岩めおと横丁」に入っていきました。二見シーパラダイスまで行きました。
時間が遅かったので、入館はしませんでしたけどね。
☆おまけ
映画「半分の月がのぼる空」が出ましたので、映画についてもう一つ。
これは、JR二見浦駅前の鳥居です。この鳥居は、1974年公開の映画「砂の器」に出てきます。登場する背後の駅舎も現在の物ではなく、以前の古い物です。
ところが映画に登場するのは、二見浦駅前としてではなく、どうやら、昭和30年代の伊勢市駅という設定で登場しているようです。今西 栄太郎(丹波哲郎)が、この鳥居の前を通り、三木 謙一(緒形拳)が宿泊した伊勢の旅館「扇屋」(女中:春川ますみ)に向かいます。
そうそう、手前右手の白い壁の家、旅館じゃないですが、昔から飲食店をしており、「扇屋」といってました。うちの父の知り合いが嫁いだ店だというので、家族で二見に海水浴に行った帰りには、いつもここに立ち寄り、かき氷を食べました。
いや~、古い話ですね。丹波哲郎さん、緒形拳さん、うちの父も既に鬼籍に入っちゃいましたよ。
以上で、4話にわたりました8/15日の話は終了します。
☆ 似顔絵〝い〟1日目
実際の画像と配置を換えて、こんなのを描き始めました。