ハリソン・フォード主演の映画「野性の呼び声」を、2月29日に観に行ってきました。

 

「野性の呼び声」の物語としては、随分と有名なんだそうですね。通算6度目の映画化だそうです。いままでの映画のことはよく知りません。今回を見てきた感じでは、主役は犬のバックでしょう。バックは非常に大きな体をした犬です。セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種なんだそうです。裕福な家庭でペットとしてのびのびと暮らしていましたが、犬ぞりに大型犬が高く売れると言うことで、誘拐され、北国へ連れて行かれました。そこで、そりを引く犬として、大自然と闘いながら、さまざまなことを学んでいきます。そのバックに関わってくる人物が、前半と後半で異なります。

 

前半は、郵便物を運ぶ仕事をしているペローです。オマール・シーさんという俳優が演じています。この方、私はまだ観たことがないフランス映画「最強のふたり」で好演された方らしいです。

 

後半は傷心で北国に来たジョン・ソーントンです。ハリソン・フォードさんが演じます。ソーントンは息子に先立たれたことが元で、妻との折り合いが悪くなり、離婚し、北国へやって来ました。

 

バックは、ペローの仕事を手伝い、犬ぞりを引いているうちに、自然の中での過ごし方を学びます。しかし、郵便物を運ぶ仕事がなくなったことにより、ペローと別れざるをえなくなりました。その後、ある窮地をソーントンに救われ、その後一緒に過ごすことになりました。

 

バックは、ペローには、仕事のパートナーとして、信頼されました。そして、ソーントンには、一緒に過ごす仲間、後には息子のように愛されました。

 

あるとき、ソーントンは、かつて息子が夢見た、さらに北の未開の地へ、今は亡き息子にかわり探検に行くことを思いつきます。それが、傷心のソーントンにとっては生き甲斐のように思えたようです。

 

その北の未開の地で、大自然に包まれ、ソーントンとバックの生活が始まります。その一方、バックは、周囲の野生の生き物、特に狼たちと親しくなり、ますます雄々しくなっていきます。

 

実は、ソーントンはこの地で、暇つぶしに砂金採集を始めます。けっこう見つかりましたが、さほど砂金に対する執着心はないようです。バックを、一個人として接し、バックのためにはどうするといいかということも考えています。

 

ところで、このバック、表情がいいんですよね。最初は本当の犬かと思いましたが、そりのリーダー犬のスピッツと戦う場面や、他のそりを引く犬たちがワンシーンで見せるさまざまな表情を見ていますと、これは、とても本当の犬では演技ができないと思いました。CGで作り上げた動物たちでしょう。実写版の「ライオンキング」を制作したウォルトディズニー社ですから、お手の物でしょう。

 

でも、そんなことはお構いなしに、この作られた主役バックの演技に引き込まれてしまいます。

 

本当は、似顔絵は犬のバックかなと思いました。しかし、ハリソン・フォードさんが主役するという映画は、今後あまりないでしょう。一説によると、2020年7月には5作目となる「インディ・ジョーンズ」の新作が公開される予定ではあるらしいですけど。ハリソン・フォードさんはもう御年77歳です。ここらで一度似顔絵を描いておかないと、その機会はもう………。

 

ということで、バックが非常に気に入ったのですが、似顔絵はハリソン・フォードさんにしました。と一旦決まったのですが、選んだ画像にバックも入っていましたので、ツーショットの似顔絵にしました。

ハリソン・フォード

 

ところで、この映画、非常にいい映画だと思います。犬や動物好きの方には打って付けです。大自然に触れたいという方にもいいです。犬が主役ですが数奇な運命の歩んだ物語としても面白いですよ。