2019年6月29日に、スペシャルドラマとして「もみ消して冬 2019夏 〜夏でも寒くて死にそうです〜」が放送されました。

 

おなじみのメンバーが総出演し、「そんな馬鹿な」という展開を真面目に演じられていました。その「馬鹿さ加減に徹している」ところが、肩が凝らずに観られていいですね。

 

いくつか馬鹿馬鹿しいシーンを挙げてみます。

 

コンピュータで決められた、どう考えても不釣り合いな男性と、燃える恋心が湧く訳でもないのに、真面目に付き合っている北沢知晶(波瑠)。どう考えても家庭的でない知晶をくそ真面目に一途に追い続けている尾関光希(小瀧望)。

 

不思議とアメリカで外科医として大成功を収めながら、お気に入りのメイドカフェから離れがたく、再び以前勤めた大学病院に勤めることにした、北沢博文(小澤征悦)。大学病院の指示を受け、北沢博文に翻意させた、善財一郎(竹森千人)医師の馬鹿馬鹿しいメイドカフェ作戦。ずばり的を射ることができましたけどね。

 

北沢秀作(山田涼介)は、恋人の池江里子と別れた心の痛手を、AIのサユリに慰められ、恋心を抱いてしまいました。


極めつけは、恒松祐里さん演じる池江里子に関連することでした。田舎から、里子の父親(西村まさ彦)が出てきました。元警視庁のエリートでありながら、現在は犯罪者となってしまった秀作と娘を別れさせるのが目的です。これは至極当然のことだと思います。

 

しかし、娘が秀作を好きになった事情について謝るんです。娘は、危険な香りに引き寄せられてしまう体質を持っているがために、秀作に恋をしてしまったというのです。これ、今までの経過から考えると当たっていますね。そして、それは、DNAのなせる技で、父親自身が、危険な香りに引き寄せられる体質を持っているがために、娘が秀作に恋してしまったのだと謝る訳なんです。これは全く想像できない展開でした。

 

そういった次第で、似顔絵は、恒松祐里さんを描きました。ゴーストライターとしての仕事を一つやり終えた秀作へのお祝いのプレゼントを渡しているところです。歯並びはよくないですが、笑顔があどけない感じがして可愛いですね。

初めて彼女の存在を知った映画「くちびるに歌を」(2015年2月公開)で演じた素直な田舎の中学生が、そのまま大人になったみたい(現在20歳)でいいですね。

 

ちなみに調べてみると、初めて彼女を見たのは、私の郷土(伊勢市)を舞台にした映画「半分の月がのぼる空」(実写版 2010年4月公開))のようです。我が家のDVDで確認したところ、夏目医師(大泉洋)の娘の小学生の姿を恒松祐里さんが演じていました。出演場面は僅かで、うす暗いシーンですけどね。

 

恒松祐里さん、現在公開中の映画「凪待ち」(2019年6月28日~) 、「いちごの唄」(2019年7月5日~)に出演されています。また、今後公開予定の映画

「アイネクライネナハトムジーク」、「殺さない彼と死なない彼女」、「酔うと化け物になる父がつらい」にも出演されているそうです。