4月21日(日)に、映画「キングダム」を観に行きました

 

「キングダム」のマンガを読んだことはありません。ストーリーは当然知りません。しかし、予告映像を見て、日本映画でありながら、中国秦国が舞台であり、中国で撮影したと思われる映像があるので、面白そうだなと思いました。

 

また、長澤まさみさんが、山民族の統率者で、しかもアクションもしているという、思いがけないキャラクターなので、ぜひ見てみたいと思いました。

 

映画はを実際に観ると、予想を上回る面白さでした。

 

映画のロケ地を見ると、日本国内もありますが、中国でのロケや中国の撮影所で撮影した場面も多く、日本語を喋っていなかったら、外国映画といわれても通ってしまいます。しかし、純粋の日本映画で、けっして、日中合作ではないんですよね。

 

昔、チンギス・ハーンを描いた反町隆史さん主演で、日本・モンゴル合作映画で、「蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜」という映画がありましたが、それよりはるかに外国映画っぽいです。

 

楊端和を演じた長澤まさみさんは、山民族の統率者らしい気合いの入った演技でした。アクション、殺陣もいかにも強そうでよかったです。格好良すぎて惚れ惚れしました。テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」のペテン師役で、いろいろなキャラを演じていますが、今回の楊端和のようなキャラも演じられて、さらに演技の幅が広がりましたね。

 

長澤まさみ キングダム

※色鉛筆で塗っていますので、深みのある色にするのが大変でした。

 

映画を観ていて気に入ってしまったのは、BGMです。そのときそのときにふさわしいBGMで雰囲気を盛り上げてくれました。特に登場人物の熱い気持ちがよく伝わってきました。

 

信を演じた山﨑賢人さんは、まだ少年という設定なので、威勢がよく、あんまり考えの無い人物ですが、うまく演じていました。信は、命を落とした漂(吉沢亮)と一体ということなので、「熱い」ですね。この人物、命を無くすまで、とことん熱い気持ちを持ち続ける人物のようですね。

 

嬴政と漂を演じた吉沢亮さん、つい最近まで、さほど興味が無かったのですが、ちょっと興味が膨らんできました。ドラマ「サバイバル・ウェディング」では天然ボケのところがある優しい男性を演じていました。映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」では、利己主義な野心家で、ややワイルドな沖田総悟を演じていました。今回の嬴政は、心の内に熱い思いを持ちつつ、常に冷静な人物を演じています。演技の幅がが広がってきて、若手の役者として、ちょっと興味が膨らんできました。

 

成蟜を演じた本郷奏多さん、世間知らずで、差別意識が強く、冷酷な人物のイメージをうまく出していましたね。本郷さんの今後にも、興味が湧きました。

 

「キングダム」には、得体の知れないキャラクターの人物がいろいろと登場し、興味深いですね。

 

この映画、マンガのファンはきっと観に行くと思いますし、マンガを読んでいなかったわたしでも、かなり楽しめますので、明らかに今年の大ヒット映画の一つになりますね。