今年7月に死去した父。
療養型病院に入院していた父の
亡くなり方は…
私の納得がいくものではありませんでした。
父が痰が詰まったと訴えたので
私がナースコールを押し…
当直のナースが口から痰吸入をした直後に
父は白目を向いて一瞬で亡くなった…
のですから。
ほんとに一瞬の事でびっくりしました。
えっ・ウソッと言う感じ。
元々、持ちこたえて…
後10日位だという病院の判断で
個室ならば付き添い🆗の許可がおりて…。
私自身も父を看取る覚悟での
付き添いでした。
徐々に弱っていく父。
なのでこのまま静かに
フェードアウトしていくものだと
思っていたのです。
「今日はまだ何とか持ちそうなのかなあ…」
と思っていた矢先のいきなりの死。
しかも私の目の前で…。
けどこれって。
私がたまたま病室にいたから
一部始終を見てしまった訳で…。
もし付き添ってなかったら
「亡くなりました…」で終わって
しまうんだろうなあ、きっと…
なんて冷静に考える私もいましたがね。
亡くなり方は納得しなかったものの、
亡くなる時期がきていたのは
確かだったので…私は父の死をすんなり
受け入れました。
父が亡くなる直前までは
1年半本当に病院にはお世話になったので
看護師さんや先生にきちんとお礼を
言いたいと考えていた私でしたが…。
やはり父の最期を思い出すと
割り切れない気持ちがあり…。
きちんと挨拶に行く気にはなれませんでした。
けれど…
病室の荷物を自宅で整理していたら
父がファイルに綺麗に挟んでいた
写真が出てきてきたのです…
去年のクリスマス🎄🎅の写真。
ずっと病院生活を送っていた父に
看護師さん達はきちんとクリスマスの
お祝いをしてくれていたのです〜
嬉しそうな顔をしている
父の写真を見たら…
やはり私は…
自宅療養は無理となった
父を快く受け入れてくれ…
1年半も看病してくれた病院には
感謝の気持ちしかありませんでした。
最後の最後に病院を恨んだら
父も悲しむだろーなー
と思い、翌日、私は病院に父がお世話に
なったお礼を言いに行ったのです
それからは何だか今までつっかえていた
気持ちがスッキリし…
父の死をきちんと受け入れる事が出来た
私でした
本来なら、こんな悲しい私の葛藤…
このクリスマス🎄🎅の父の写真を
見せて母に語りたかったのですが…
「お父さん。看護師さんといい仲
やったからニコニコしてるわ」
…ですからね🤦♀️
(闘病中もずっと看護師さんに
嫉妬していた母です)
せっかくの父のクリスマスの写真を
見せても、こんな反応しかしない母に…
認知症という病気だとわかっていても
悲しいと言うか、呆れると言うか
複雑な私…