ぬくそれは前回リハビリ入院からの退院の日の事です。
主治医から私に話があるからと、診察室へ入りました。
入院中の経過と、退院時の状態を説明されました。
そして、
『この病気は突然死もありますからね。』と。
そう、主治医はさらりとおっしゃった。退院日のめでたき日に。
この疾患に対して、治すことの術を知らない先生は、この疾患がどんな症状になり、どのような終末を迎えるというデータはおありだろう。
キャリアのある先生ほど淡々とした態度をとられるのも仕方ないのかもしれない。
聞かされた家族私は、不甲斐なくも涙が溢れました。
しかし、そのショックを一旦飲み込むも暫くして私は自分を取り戻した。
先生!突然死を迎えることは
貴方様にもあることなのですよ❗
ならば、もう少し患者側に寄り添う言葉を発するようになれませんか?
『今、私に治す術がなくてごめんなさいね。でもいつか治る薬が処方出来る日が来るから、それまでリハビリをがんばりましょう。私も全力でサポートします』なんて、おっしゃっていただけたならば、笑顔の退院日になったはず。なんて腹も立った。
しかし、仕方ないことはあるのです。
今日1日が大切な命ある時間なのです。
そう、くよくよする時間はもったいないのです。
ふと、気がつきました。
『必死に生きよう』
あしたも、笑顔で過ごす。
『必死に努めよう』
そこに必ず、死というものをむかえるのは事実。
『必死を楽しもう』
おのずと、奇跡は必然的にあるに違いないから。
楽しむ必死を気がつけた今日はとっても幸せな日になりました。