先日テレビで、東京のとある場所から中継がつながっていたアナウンサーが
「ここはどこの国ですか?ってくらい外国人の方でいっぱいですー!」
というコメントをしていました。
 
今年のハロウィンのときの映像を見ても、多くの人が外国人で驚いた記憶があります。
 

現在、バイデンアメリカ大統領の推し進める移民政策によって、

アメリカ合衆国が危機的状態にあることをご存じでしょうか?

 

前トランプ大統領がメキシコとの国境に大きな壁を作ったのは有名なお話です。

 

バイデン大統領はそれとは真逆の政策をとり、壁を取っ払いました。

すると、大量の不法移民でアメリカ大都市はあふれ返り、結局バイデン大統領は 壁を再建したのです。

 

現在は中国人の移民が大量に押し寄せているそうです。


それもその中国人たちは98%が同じところから入っていて、

ちゃんと英語もスペイン語もわからなくても対応してくれる唯一の場所なんだそうですよ。

 

詳細は以下の「カナダ人ニュース」の動画をご覧ください。

 

日本もこのままでは、同じ道をたどりそうですね。


 

 
 
 
聖書に
「荒らす忌まわしいもの」という表現が
何度か登場します。
キリストは、終わりの時代の預言のとき、
こう言われました。
 
[マタイの福音書 24:15]
 それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす忌まわしいもの』が聖なる所に立っているのを見たら──読者はよく理解せよ──
 

「預言者ダニエルによって語られた」
とはこのダニエル書にある記述です。
 
[ダニエル書 9:27]
  彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、
  半週の間、いけにえとささげ物をやめさせる。
忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅が、荒らす者の上に降りかかる。」
 
 
 
これは、いわゆる終わりの時代に
キリストの聖徒たちとイスラエルの民の敵である者、
俗に「反キリスト」と言われますが、
聖書では「獣」「不法の者」と記されているひとりの人間を指しています。
 
[テサロニケ人への手紙 第二 2:4]
不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります
 
 
彼は半週の間、つまり3年半の間、
ユダヤ人にいけにえとささげ物をやめさせます。現在はエルサレム神殿はありませんが
このときは、エルサレム神殿が建っているものと思われます。なぜなら反キリストが「神の宮に座る」とあるからです。
 
そしてその間、世界を支配し、
高慢な言葉を吐き、神を冒涜し、聖徒(イスラエルも含む)たちに打ち勝ちます。
 
‭‭ [ヨハネの黙示録 13:5〜8]
 この獣には、大言壮語して冒瀆のことばを語る口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。
獣は神を冒瀆するために口を開いて、神の御名と神の幕屋、また天に住む者たちを冒瀆した
獣は、聖徒たちに戦いを挑んで打ち勝つことが許された。また、あらゆる部族、民族、言語、国民を支配する権威が与えられた。
地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる。
 
 
そして、世界中の多くの人たちが
この獣、反キリストを信じて礼拝するようになるのです。
「屠られたいのちの書にその名が記されていない者」
とはどういうことでしょう。

聖霊を持っていない者、あるいは聖徒たちに親切を行なっていない者、迫害した者、ということでしょうか。
 



実は
この「荒らす忌まわしいもの」の型、予表である人が
歴史上すでに現れていました。
 
それは、アンティオコス4世・エピファネスという人物です。
紀元前2世紀ころ、イエス•キリストがユダヤに生まれる前のことです。
 
 
この人物に関して、ダニエル書と外典であるマカバイ書に記述がありますので、どんな人物かを見てみます。
 
 


アンティオコス4世・エピファネスは
セレウコス朝シリアの王様です。
セレウコス朝はアレクサンダー大王の死後、国が分かれ、
その後継者のひとりとなったセレウコスによって建てられました。
ですから、ギリシャ文化をもった国であったことがわかります。
 
このとき、ユダヤはセレウコス朝の支配下にありました。一体何があったのでしょうか。
 
 
 
 
[マカバイ記 二 書簡‬ ‭4‬:‭7‬ 新共同訳‬]
「セレウコスが他界し、エピファネスと呼ばれるアンティオコスが王位を継承したとき、オニアの弟ヤソンは大祭司職を卑劣なやり方で手に入れた。
 
[マカバイ記 二 書簡‬ ‭4‬:‭10‬ 新共同訳‬]
「王の後ろ盾で大祭司の地位を得た彼は、直ちに同胞の生活をギリシア風に変えさせた。
 
 
とあります。ヤソンというユダヤ人が、汚い手口を使い、ユダヤ民族の大祭司となりました。
まず、このときユダヤ人の文化をギリシャ文化に無理矢理変えさせたことがわかります。
 
その後、メネラオスという、さらに暴虐な者が現れ、
大祭司職を奪います。
 
 
その後 
エピファネスが死んだ、という偽の情報により、
ユダヤはセレウコス朝に反乱を起こします。
このことを口実に、エピファネスは三日で8万人もの
ユダヤ人を犠牲にしました。
‭‭
[マカバイ記 二 書簡‬ ‭5‬:‭11‬-‭14‬ 新共同訳‬]
「さて、事件の知らせが王のもとに届いたとき、王はユダヤに反乱が勃発したと判断し、たけりたってエジプトをたち、エルサレムを武力で奪い取った。 更に兵士たちには、出会う者は容赦なく切り殺し、家に逃れる者も殺してしまうよう命じた。 こうして、若者たちと老人たちの死体があふれ、女と子供が一掃され、娘たちと乳飲み子たちも虐殺されたのである。 まる三日間に、八万人もの犠牲者が出たが、そのうち四万人が剣によって殺され、それに劣らぬ数の人々が奴隷として売られてしまった。
 
 
‭‭さらに、エピファネスは、エルサレム神殿に足を踏み入れ、多額のお金を持ち出します。
 
[マカバイ記 二 書簡‬ ‭5‬:‭15‬ 新共同訳‬]
「さてそれでもまだ飽き足らず、アンティオコスは、この世でいちばん神聖な神殿に無謀にも足を踏み入れた。その手先となったのが、律法と祖国を裏切ったあのメネラオスである。
 

ここで驚きなのが、ユダヤ人であるメネラオス(名前はユダヤ人ぽくないですが)が手引きしていることがわかります。彼が同胞ユダヤ人に対して最も残虐であったことも記されています。
 
‭‭
エピファネスは 聖なる神の宮、エルサレム神殿をゼウスの宮とし、偶像をたくさん配置しました。
ギリシャの神々に従わない者は皆、殺されました。
これが、ユダヤの民にとってどれほど屈辱であったことでしょう。
 
 

[マカバイ記 二 書簡‬ ‭6‬:‭1‬-‭5‬ 新共同訳‬]
「その後程なく、王はアテネ生まれの長老を派遣した。王は、ユダヤ人を無理やりに父祖伝来の律法から引き離し、神の律法に沿った生き方を禁じ、 エルサレムの神殿を汚し、その神殿をゼウス・オリンポスの宮と呼ばせ、地域住民が集まってくるゲリジム山の神殿をゼウス・クセニオスの宮と呼ばせた。 のしかかってきた悪は、すべての人にとってまことに耐え難く、不愉快極まりないものだった。 実際、神殿には娼婦と戯れる異邦人たちの乱痴気騒ぎが充満し、境内では女たちとの交わりが行われるようになった。その上、禁じられている物まで持ち込まれ、 祭壇には、律法によって禁止されたものが山のように供えられた。
 
[マカバイ記 二 書簡‬ ‭6‬:‭9‬ 新共同訳‬]
‭‭ 「ギリシア的慣習に進んで従わない者は、殺すことになった。試練の嵐は目前に迫った。
 
 

エピファネスが神殿に偶像を据えたことは、
ダニエル書に書いてある通りです。
 
[ダニエル書 11:31]
彼の軍隊は立ち上がり、砦である聖所を冒し、常供のささげ物を取り払い、荒らす忌まわしいものを据える。
 
 
 
 
このようなことがイエス•キリストが生まれる前に起こりましたが、
これは、わたしたちの時代に、これから起こることの予表です。

ダニエル書9章最後の、7年の後半三年半のはじめに起こります。

[ダニエル書 9:27]
  彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、
  半週の間、いけにえとささげ物をやめさせる。
忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅が、荒らす者の上に降りかかる。」


一週=7年、です。
ですから半週は三年半です。
後半の三年半に入るとき、
このとき反キリストは、残忍なエピファネスの霊を持って正体を明らかにします。

 
それは、ユダヤ人の中に神の民のユダヤ人を裏切る者たちが現れ、その結果、反キリストにより、キリストの聖徒たちと神の民ユダヤ人が迫害されるのです。
 

実は、現在起こっている「反ユダヤ主義」を先導しているのは
神の民ユダヤ人を裏切ったユダヤ人たちなのです。
その多くは大富豪たちです。


また、ユダヤ人を迫害する人たちに協力するユダヤ人の存在が必ず現れます。というより、もう実際に現れていますが、それは巧妙に隠されているのです。

ですから反キリストは、
裏切る者たちによって「メシア」と位置づけられ、
エルサレム神殿に座ることができるのです。


 
わたしたちは惑わされてはいけません。



ユダヤ人をひとくくりにして悪く言う人たちに気を付けなければならないのです。

わたしたち日本人は、ユダヤ人を差別した歴史がありません。これからもそうであらなければなりません。
 


反キリストは人間でありながら、サタンの力によって、また偽預言者という残忍な者(黙示録13:11)によって色々な不思議なわざを行います。
 

[テサロニケ人への手紙 第二 2:9、10]
不法の者は、サタンの働きによって到来し、あらゆる力、偽りのしるしと不思議、
また、あらゆる悪の欺きをもって、滅びる者たちに臨みます。彼らが滅びるのは、自分を救う真理を愛をもって受け入れなかったからです。

[テサロニケ人への手紙 第二 2:7]
不法の秘密はすでに働いています。ただし、秘密であるのは、今引き止めている者が取り除かれる時までのことです。
 

不法の秘密はもうすでに働いています。
彼らは聖書の時代からずっと、この終わりの時代のためにサタンや堕天使、悪霊たちの力によって準備をしてきたのです。
 

しかし、邪悪な力が最大限に発揮されるのは、
勝利者たちが天に挙げられてからのこととなります。

※前日ブログを参照ください。
 
 
[テサロニケ人への手紙 第二 2:8]
その時になると、不法の者が現れますが、主イエスは彼を御口の息をもって殺し、来臨の輝きをもって滅ぼされます。
 

不法の者は、一度、主イエスによって滅ぼされます。
その後アビス(地の下の闇の場所)から復活し、二人の証人という預言者たちを殺します。(黙示録11:7)


イエス・キリストの再臨のとき
イエス•キリストが地上に降りられた後、
最後に反キリストは、生きたままゲヘナに投げ込まれることになります。
 
 [ヨハネの黙示録 19:20]
しかし、獣は捕らえられた。また、獣の前でしるしを行い、それによって獣の刻印を受けた者たちと、獣の像を拝む者たちを惑わした偽預言者も、獣とともに捕らえられた。この両者は生きたまま、硫黄の燃える火の池に投げ込まれた。
 

 わたしたちが目を覚ましているために
今回は、反キリストの予表である、アンティオコス4世・エピファネスのお話をしました。
 

 おそらく反キリストは、
今どこかで不敵な笑みを浮かべているでしょう。
 
彼の帝国、世界政府を完成させるために。
 


わたしたちは最後まで目を覚まして
イエス・キリストへの信仰と愛と真理をもち
キリストの賞を目指して、最後まで競走していきましょう!
 
 
 
‭‭