黙示録9章8~14節の概要
第五のラッパが吹かれると
底知れぬ穴から
いなごの大群が出て来ました。
そのいなごたちは
出陣の用意が整った馬に似ていて
頭には金の冠のようなものをかぶり
顔は人間の顔のようでした。
また
女の髪の毛のような毛があり、
歯は獅子の歯のようで
鉄の胸当てを着けていました。
また、羽の音は多くの戦車が
戦いに急ぐときの
音のようでした。
彼らはサソリのような
尾と針を持っていて
五か月の間、
人々を苦しめたのです。
いなごたちは
底知れぬところの使いを
王としていました。
第五の裁きが終わり、
第六の御使いがラッパを吹くと
天にある神の祭壇の
四つの角から
一つの声がしました。
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8:また、女の髪のような毛があり、
歯は獅子の歯のようであった。
■女の髪のような毛があり・・・髪=権威に服すること、
王に忠実に仕えている、または宗教的に敬虔である様
■歯は獅子の歯のよう・・・苦しめることを厭わない
※ヨエル書1:6「ある国民がわたしの国に攻め上って来た。それは力強く、数えきれない。その歯は雄獅子の歯、それには雌獅子の牙がある。
9:また鉄の胸当てのような胸当てを着け、
その羽の音は、馬に引かれた多くの戦車が戦いに急ぐ時の音のようであった。
■鉄の胸当てのような胸当てを着け・・・強さ、残虐さを表現。鉄はすべてを打ち砕く
※ダニエル書2:40参照
■羽の音は、馬に引かれた多くの戦車が戦いに急ぐ時の音のよう・・・勢いがあり、士気が高い
10:彼らはサソリのような尾と針を持っていて、
その尾には、五か月間、人々に害を加える力があった。
■彼らは・・・いなごたち、軍隊
■さそりのような尾と針を持っていて・・・毒物を有している いなごには尾はない、サタン(龍)の尾である
■その尾には、五か月間人々に害を加える力があった・・・死には至らないが、五か月の間患うような
苦しみが訪れる毒(生物兵器のようなもの)
を持っていた
11:いなごたちは、
底知れぬ所の使いを王としている。
その名はへブル語でアバドン、ギリシア語でアポリュオンという。
■底知れぬ所の使い・・・サタン、悪魔
■王としている・・・(サタンに)仕えている
■アバドン(へブル語)・・・「破壊の場」
「滅ぼす者」「奈落の底」
■アポリュオン(ギリシャ語)・・・・「破壊者」
アバドンもアポリュオンもサタンの別名として使われている。
12:第一のわざわいは過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
第五のラッパが過ぎ去ったので、
あとは第六、第七のラッパのわざわいが来る
その警告を示している。
13:第六の御使いがラッパを吹いた。
すると、神の御前にある金の祭壇の四つの角から、一つの声が聞こえた。
■第六のラッパ・・・世界的な戦争により人々の三分の一が死ぬ。
■神の御前にある金の祭壇・・・祭壇は十字架を表す。神の御前にある十字架。
■四つの角・・・世界の権威を表す。世界の権威を持つ王はキリストである
■一つの声・・・キリストの声
14:その声は、ラッパを持っている第六の御使いに言った。
「大河ユーフラテスのほとりにつながれている、四人の御使いを解き放て。」
■その声・・・キリストの声
■ラッパを持っている第六の御使い・・・第六のラッパを吹いた御使い
■大河ユーフラテス・・・
※ユーフラテス川~西アジア最長の川である。ティグリス川と共にメソポタミアを形作っている。源流はトルコにあり、シリアとイラクを通過した後ティグリス川と合流し、シャットゥルアラブ川としてペルシア湾に注ぐ(Wikipediaより)
■~のほとりにつながれている四人の御使い・・・
第六のラッパのさばきをするために用意されていた邪悪な御使い