母は施設に入居していますが、
今回はその入所している施設について書きます。
地域の相談員さんのおすすめで、
「介護小規模多機能型居宅」という施設に入っていました。
利用者は、基本は家で過ごして、依頼する時に施設で過ごす形。
中には事情があって、ずっと施設で過ごす方もおられました。
我が家も施設でほぼ過ごして、
家には「月2回ほど外泊して帰る」スタイルに落ち着いていました。
施設の費用は月20万ほど、プラス、訪問診療、薬代。あとから区役所より3万円ほど戻ってきました。
洗濯は自宅でして、運ばなければならない。
これが車がない我が家には、けっこうな負担でした。
それでも家から徒歩5分位、近いからよしとして、約1年がたちました。
そのうちに母が(介護職の方から)
「私は嫌われている」
「人によってすごい差がある」
「嫌味を言われる」と何度も言うのです。
母の言い分だけでは判断できないけれども、
思い切って違う所を探していたら、
幸いすぐ見つかったので変わることにしました。
今度は、特別養護老人ホームに隣接している短期入所生活介護、ショートステイです。
負担額は年金や預貯金の額で違うようですが、
月12万ほどの負担プラス訪問診療、薬代。
洗濯は施設でしてくれるので助かりました。
家から遠くはなりましたが、
母は前ほど不満を漏らさなくなったので、今は安心しています。
そして、驚いた話しです。
施設を移動する直前に、施設長から驚くことを言われました。
「安く入所していた人が退所するので、かわりに安く申請できる。
負担額が(20万から)12万位になる」
「洗濯もこちらでします。地域の人に愛される施設になりたいので、
ぜひ最後まで面倒を見させてください」
と移動しないように説得されたのです。
それならば、もっと早く言ってくれたら?
施設を退所すると決めてから言うなんて。
こんな話、あるんですね??
そうは言われても、母の気持ちを第一優先にして、施設を変わることは、すでに決めていたので。
菓子折りを持って挨拶をして、もやもやした気持ちも持ちつつ、施設を後にしたのでした。
しかしながら、大変お世話になりましたし、
介護職の方には本当に、頭が下がる思いです