日光東照宮 [表門(仁王門)] (2010/11 参詣時フォト)
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相変わらず 過去フォトから見えてくるのは
如何に [仁王像]への関心が薄かったかという 自己慨嘆・・・
それでも敢えて
阿吽形2体が 判別できそうな仁王像を
過去フォトからピックアップして チョイ眺め 第2弾・・・
但し 今回は シリーズ記事の構成上
関八州の 隣接エリア仁王様にも ご登場いただくことに
まずは 栃木県
➀ 日光 東照宮 栃木県 日光市山内2301
* [主祭神] 東照大権現
* 「関八州の鎮守」を願い 建立された東照社(世良田東照宮)がはじまり
(2010/11 参詣時フォト)
・・・・・❖ 日光東照宮表門・・・【国指定重要文化財】 ❖・・・・・
東照宮最初の門で 左右に仁王像が安置➡ 仁王門とも呼ばれている
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② 大猷院(たいゆういん) 栃木県 日光市山内2300
*日光山輪王寺に造営された3代将軍家光の霊廟
*「大猷院」とは家光の諡号
(2012/5 参詣時フォト)
・・・・・❖ 大猷院仁王門・・・【国指定重要文化財】 ❖・・・・・
1つ目の門で 「阿形」&「吽形」2体の仁王像 「金剛力士像」が安置
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③ 中禅寺 (立木観音) 栃木県 日光市中宮祠2482
*世界遺産「日光山輪王寺」の別院
*坂東三十三観音霊場・第18番札所
[正式名] 日光山 輪王寺 別院 中禅寺 [別称] 立木観音
[宗派] 天台宗 [本尊] 十一面千手観世音菩薩(国重文)
仁王門正面左右に 仁王像が安置
背面には 江戸時代の作と思われる「雷神と風神」が安置
(2018/9 参詣時フォト)
・・・・・❖ 中禅寺山門(仁王門) ❖・・・・・
入母屋、銅瓦棒葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚楼門、
上層部には高欄、花頭窓、「中禅寺」の寺号額付、外壁は真壁造り板張り木部朱塗り
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④ 鑁阿寺(ばんなじ) 栃木県 足利市家富町2220
*「足利氏宅跡(鑁阿寺)」として国指定史跡
*本堂は国宝に指定 日本100名城の一つ
[正式名] 金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺 [別称] 大日様
[宗派] 真言宗大日派・本山 [本尊] 大日如来
仁王像は鑁阿寺楼門の両側に安置 頭の上に髷を結っている
金剛力士像は、高い技術で彫られていて、当時の面影をよく残している
県内にある鎌倉時代作の仁王像は、鑁阿寺と鹿沼市・医王寺のものだけ
【県指定有形文化財(彫刻)】
(2011/11 参詣時フォト)
・・・・・❖ 鑁阿寺楼門(山門)・・・【県指定文化財】 ❖・・・・・
足利幕府13代将軍・義輝の再建 両側の仁王像は桃山時代の作
入母屋造桟瓦葺の室町時代の楼門 永禄7年(1564)再建
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⑤ 出流山(いづるさん)満願寺 栃木県 栃木市出流町288
*坂東三十三観音霊場・第17番札所
[正式名] 出流山千手院滿願寺 [別称] 出流観音
[宗派] 真言宗智山派 [本尊] 千手観世音菩薩
・・・・・❖ 満願寺山門(仁王門)・・・【栃木市指定有形文化財】 ❖・・・・・
徳川時代・享保20年(1735)の建立。入母屋,銅瓦棒葺,三間一戸,八脚楼門
以前は茅葺き屋根であったが 昭和初年(1926)に金属板に葺き替え
(2011/6 参詣時フォト)
参詣三度 内一度はしっかり仁王像・仁王門を撮ったが HDD落下で画像を滅失
下層両側には室町時代に彫刻された
朱色の仁王像(阿形・吽形)が安置
復元した画像サイズが小さく 仁王門からのUP
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⑥ 大谷寺(おおやじ)(大谷観音) 栃木県 宇都宮市大谷町1198
*坂東三十三観音霊場・第19番札所
[正式名] 天開山浄土院大谷寺 [別称] 大谷観音
[宗派] 天台宗 [本尊] 石造千手観世音菩薩立像
・・・・・❖ 大谷寺山門(仁王門) ❖・・・・・
山門(仁王門)は切妻、銅板葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、
外壁は真壁造り板張り木部朱塗り、「普門閣」の扁額、
左右には 仁王像が安置
(2009/10 参詣時フォト)
参詣四度だが 入口の仁王門を撮ったのは この時だけ
仁王像のフォトは撮っていない 復元フォトの画像サイズが小さい
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次は 山梨県
⑦ 身延山 久遠寺(くおんじ) 山梨県 南巨摩郡身延町身延3567
[正式名] 身延山 妙法華院 久遠寺
[宗派] 日蓮宗総本山 [本尊] 三宝尊
奥の院・思親閣仁王像
天衣の形が オモシロイ
(2013/10 参詣時フォト)
・・・・・❖ 久遠寺・思親閣仁王門・・・【国登録 有形文化財(建造物) ❖・・・・・
奥之院にある 三間一戸八脚門。切妻造瓦棒銅板葺、両端部の前方は土間
後方は 板床に壇を設けて 仁王像を安置する 南巨摩郡身延町身延4252
久遠寺の仁王像は上掲・奥之院とは別に【町指定文化財】三門に二王像が安置
・・・・・❖ 久遠寺三門・・・【国登録 有形文化財(建造物) ❖・・・・・
南巨摩郡身延町身延3567
本坊域への参道口に南面して建つ。本瓦形銅板葺、五間三戸の二階二重門。
日本三大門の1つに数えられることもある。近代における禅宗様二重門の好例。
寛永19年(1642)の創建、が数度の火災で焼失し、
現在の山門は、明治40年(1907)に再建
二王門ともいわれ金剛力士を祀り、上層には十六羅漢を祀る。
79世日慈上人の筆による「身延山」の扁額がかかる。
(2016/10フォト)
3年前の参詣時は 情報不足で立寄らず
後刻 雄大な三門にビックリ遭遇 立ち寄ることに
(但し 仁王像が安置されているとは知らなかった)
❖身延町HPに 仁王像の掲載があったので 参考までに借用
鎌倉後期(14世紀前半頃)作
寄木造りで、布張り漆塗りで各所に修復の跡がみられる。
(定朝の作とも運慶の作ともいわれている・・・?)
大きさ:阿形265.0cm、 吽形166.0cm
・・・【町指定文化財】三門二王像 (minobu.lg.jp)・・・
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⑧ 景徳院 山梨県 甲州市大和町田野389
*武田家終焉の地。徳川家康の命により建立された寺
[宗派] 曹洞宗 [本尊] 釈迦如来
珍しい作風かと・・・
(2017/7 参詣時フォト)
・・・・・❖ 景徳院山門・・・【県指定有形文化財】 ❖・・・・・
景徳院山門は天保6年(1835)に建てられたもので
三間一戸、桁行3間、張間2間、入母屋、銅板葺、楼門形式、高欄付き
棟梁は甲府光沢寺の宮田半兵衛正成
下層部には仁王像、上層部には十六羅漢像が安置され
「景徳院」の扁額が掲げられている
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次は 長野県
⑨ 布引山 釈尊寺(布引観音) 長野県 小諸市大久保2250
*「牛にひかれて善光寺参り」伝説の舞台となった寺
[宗派] 天台宗 [本尊] 聖観世音菩薩
Goodポーズ 今回 お気に入りの仁王像
(2015/4 参詣時フォト)
・・・・・❖ 釈尊寺山門(仁王門)】 ❖・・・・・
仁王門は布引観音(釈尊寺)の山門で、三間一戸、入母屋、桟瓦葺き、
欄間部や蟇股に精緻な彫刻、外壁は真壁造り素木板張り、
左右には仁王像(阿形・吽形:朱塗り、大草鞋が奉納)安置、
本来、この仁王門をくぐり本尊である布引観音像が安置されている
観音堂に続く参道が正式な経路だが、
現在この参道は崩れかかって危険である為に通行が禁止となっている
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⑩ 大梁山 蕃松院(ばんしょういん) 長野県 佐久市田口2893
[宗派] 曹洞宗 [本尊] 釈迦牟尼仏
仁王像は 像高2.7mの寄木造り
明治27年(1894) 飯山市の大仏師・清水伍助、彫刻師・清水佐助の作
(2016/11 参詣時フォト)
頭頂部が角の如く 珍しい作風かと・・・
・・・・・❖ 蕃松院仁王門 ❖・・・・・
三間一戸、入母屋、桟瓦葺き、八脚二重楼門、桁行3間、張間2間、上層部高欄付き、
外壁は真壁造り板張り、下層部左右には仁王像安置、扁額は「月照閣」
明治27年(1894)の造営。
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次は 新潟県
⑪ 金城山 雲洞庵(うんとうあん) 新潟県 南魚沼市雲洞660
*直江兼続、上杉景勝が幼少期に学んだ寺
[宗派] 曹洞宗 [本尊] 釈迦牟尼仏
(2014/11 参詣時フォト)
・・・・・❖ 雲洞庵赤門・・・【国指定重要文化財】 ❖・・・・・
永享元年(1429) 関東管領家より10万石の格式をいただき建立された。
昔より、皇室関係者や大名の来山以外は、年に一度の大般若会の時だけにしか
開門されず、「開かずの門」と云われてまいりました
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⑫ 赤城山(せきじょうさん)西福寺(さいふくじ) 新潟県 魚沼市大浦174
*名匠石川雲蝶の彫刻、絵画、漆喰細工の数々が楽しめる古刹
[宗派] 曹洞宗 [本尊] 阿弥陀如来
(2016/7 参詣時フォト)
・・・・・・・・・・・・・❖ 西福寺仁王門 ❖・・・・・・・・・・・・・
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[・・・後記・・・ 考記・・・]
今回は 関八州から更に隣接県を チョイ探し
栃木県プラス 山梨県 ・ 長野県 & 新潟県
の仁王像をピックアップあった
関東甲信越という 隣接エリアでありながら
想像以上に 違ったタイプの仁王像が 安置されている
眺めるだけで 面白いものであった
( ^ω^)・・・・・・( ^ω^)・・・・・・
さて
チョイ眺め(3)は 関八州ラストとして
地元埼玉県の仁王像を 過去フォトを振り返りながら
楽しめればと願っております
( ^ω^) ### FIN ### ( ^ω^)