そんな繋げ方
なしでしょう
調布市 男性24歳
ガンダムを
ひさしぶりに
見返したい
ククルスドアンや
シャリア・ブルとか
調布市 男性24歳
ここからが
リレー小説
第3話
バトルものは
好きじゃない
調布市 男性24歳
第3話 お題【殺し屋とのバトル】
「さ、佐々木!?」
大魔神がいた。
佐々木主浩。
スプーンの上に佐々木。
「フォークじゃないんだ…」
佐々木さんは小さく呟いた。
俺はそっと、佐々木さんをスープの中へ戻した。
「佐々木、美味しいヨー。当たりだヨー」
「私のには谷繁が入ってたぞ」
「私のは佐伯だ」
ベイスターズに、なんの関係があるんだ。
「動くな!」
そこへ見知らぬ男性が入ってきた。
俺と同じだ。
ちゃんと人間のサイズをしている。
「む、あなたは招かれざる客だな」
アルキメデスの温厚そうな表情に
みるみる殺気が満ち溢れていく。
「お前も、スープに入れちゃうヨー」
アイザックも何やら禍々しいものを左手であろう部分から光らせている。
洗濯洗剤女はそそくさと俺の後ろに隠れる。
「こんな所に逃げ込んでやがったのか」
見知らぬ男は言う。
彼の手には拳銃が握られている。
この状況を理解出来ていないのは
俺だけのようだ。
なんなんだ。
自分の記憶もない、
彼らが誰かもわからない。
ただ、ベイスターズの選手だけはわかる。
「安心したまえ、君は私たちが守る」
かなり頼もしいなこのツキノワグマ。
「今日の夕飯は焼き肉だヨー」
なんの肉を焼くつもりなんだこの機械野郎。
「私がいるから、安心したまえ」
この洗濯洗剤糞女はなんの頼りにもならない上に、人の、いや、クマのセリフをパクってまでいる。
「その男は、今、ここで死ぬんだ」
なぜ
「それがそいつのすべきことなんだ」
俺はなんとなく察した。
この男は『殺し屋』なんだ。
誰の依頼かはわからないが、俺を殺しに来たんだ。
オカルトか、夢か、現実か…
この世界、この状況がどんなもんかよくわかんないのではあるが、
男は殺し屋で俺を殺したがっていて、
まわりの変なのが俺を守ってくれている。
射撃音が轟く、
男の拳銃、トカレフが火を吹いた。
耳を劈くほどの金属音と共に
「もー駄目ヨー!」
アイザックの悲鳴が館に響いた。
「アイザックをまず攻撃したのは失敗だぞ!」
いつの間にか、また顎を引っ張りだしていた生田斗真、じゃなかったアリエールが何故か威勢良く殺し屋に対し声を荒げる。
「caution Time bomb working...」
さっきまでエセ中国人口調だったクズ鉄から、
流暢な英語が流れてきた。
「おい!テメェら!なにをしやがった!?」
「なにって、あなたがアイザックの頭を破壊したお陰で、彼の体内に埋め込んである時限爆弾が作動したんですよ」
「この時限爆弾は、喜多見で爆発した爆風が、新百合ケ丘まで届くほどの威力なんだぞ!」
わかりづらい。
例えがわかりづらい。
わかりづらいし、
洋館で時限爆弾て、なんか聞いたことある。
「なんで、時限爆弾なんか!聞いてないぞ!」
「もちろんですよ、ここはあなたにとっては不利な世界なのですから」
クマさんの発言で、殺し屋と俺は声を失う。
殺し屋にとって、不利な世界…?
「なんで、その男にこんな力があるんだ!」
殺し屋は俺に向かって弾を放つ。
確かに放たれた弾だったが、
アリエールが両手でそれを受け止める。
助けてくれたのか?
これからちゃんと名前で呼ぶ。
「まだ覚めないのか?はやく気付け、ここはお前の夢の中なんだよ?」
アリエール、なにを言ってるんだ?
「この殺し屋は、君にとってのプレッシャーなんだ」
「勉強、大変だもんな…。何浪目?」
そうか、
少しずつ思い出してきた。
俺は、26歳
大学受験8浪目で、
バイトも長続きしないクズ野郎だ……
子供のころ、ベイスターズファンだった。
プロ野球選手に憧れてたけど、
俺には無理だった。
ベニーの乱闘を目の当たりにした時、
怖くてボールが投げられなくなったんだ。
それ以来、自分にはなにもなくなった。
「そんなことはない。お前は今俺に殺されて、夢から覚めたあともう一度受験勉強に励むんだ!
お前には、まだ何年もの人生が残ってる!
なにもないなんてことはないんだよ!
さあ、その時限爆弾とやらが爆発する前に、こっちにこい!殺してやる!」
何年も…そうか
まだ26歳、せっかく産まれたこの人生を
26年しか過ごしてないのか……
「でも、辛いことだらけだったのでしょう?」
「ここなら、そんなことはない、みんなで美味しいご飯をいつでもたべれるんだ」
そうだな…
それはそうだ。
アルキメデス
俺が子供のころ、初めて買ってもらったツキノワグマの縫いぐるみ。
いつも一緒に寝てたっけ。
いつからかどこに行ったかわからなくなってたな。
アリエール
小学生の頃、好きな女の子と一緒に遊びたくて、彼女が持ってた人形と同じ大きさの人形をお母さんにおねだりしたのを思い出した。
何度か遊んだけど、その好きな女の子が転校して、それ以来触ってもいなかったな。
アイザック
俺が中学生の頃、工作の授業で
みんなから絶賛されたロボットだ。
自爆機能とか、バカみたいにふざけて話しながら作ったなぁ。
「シペペもだ、お前が、母ちゃんがいない間、ひとりで初めて作った料理だよな?」
「そのときお前がふざけて言ってた言葉だよ」
こいつら、なんのために…
「君が辛い思いをこれ以上しないためだよ」
「いつしか、私たちは君と一緒にいれなくなった。みんなひとりぼっちだった。世の中、どんな人もひとりぼっちだ。ひとりぼっちの辛さがわかるから、君が、辛い思いをしてることを知っているから、君を私たちが守りたいんだ」
「そんなのは綺麗事だ!
こいつらと、一生、ずっとおんなじ毎日を過ごすのが幸せだと思うのか!?」
「幸せを望んでいるんじゃない、
ただ、辛い思いをしないことも、それは幸せなことなんじゃないか?」
「辛いことを乗り越えたりするからこそ得られる大きな幸せだってあるんだ!
お前ら、この世界でそいつに久しぶりに会えて、幸せじゃなかったのか!?
そうなんだったら、そいつを現実の苦しみから解放してやるのも大事なんじゃないか!?
そいつが白い粉に手を出して、
こんな世界に逃げ込んで、
こんな仮初めの世界で幸せごっこなんかせず、
現実で、困難を乗り越えて、そして得る幸せをつかみ取れるために、お前たちも一緒に頑張るべきなんじゃないのか!?」
「……そうだ、俺たちは寂しかった。そして今、また会えて嬉しかった…」
「……なぁ、お前は、どうしたい?」
俺は
「ピーーーー」
「なんの音だ?」
「アイザックの爆弾が…」
「もう爆発するのか?」
「おい!なんでもっと長い時間で設定しなかったんだ!?」
「知らねえよ!中学ん頃の俺に言えよ!」
爆発したあと、どうなるか
夢の中なのか現実なのか
真っ白な
そんな世界が続くんだ
誰もいない、誰とも出会わない
なにもない、なにもできない
辛いことも、幸せも
なにもない
爆発したら
なんにもなくなる
爆発した










