☆ ☆
《神猿(まさる)》
いつの頃から「猿」は魔除けの象徴として大切に扱われるようになりました。
「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じ、大変縁起のよいお猿さんです。
「猿」は動物の中で一番親しみのある愛嬌者。
猿廻しでの芸は、観るものを楽しませ喜びを感じさせてくれます。
『七猿歌』─7種の歌の処世訓─
一、つらつらと うき世の中を思うには まじらざるこそまさるなりけれ
二、見聞かでも いわでもかなわざるものを うき世の中にもまじるならいは
三、つれもなく いとわざるこそうかりけれ 定めなき世を夢と見ながら
四、何事も 見ればこそげにむつかしや 見ざるにまさることはあらじな
五、きけばこそ 望みもおこれはらもたて 聞かざるぞけにまさるなりけり
六、こころには なにわのことを思うとも 人のあしきにはいわざるぞよき
七、見ず聞かず いわざる三つのさるよりも 思わざるこそまさるなりけり
━ 日吉大社 一部抜粋 ━
時折、危ないなぁと感じながらも「火中の栗」を拾ってしまうことがある。
つい最近も情報を提供することで新たな見方をしてくださるきっかけになればと思い勇気を持って話しかけたのだが、最終的には口汚く罵られるという結果に終わった。
そのままにしておいても良かったのだが、汚い言葉によって私の心が凍りつきピシッと割れる音が鳴り響いた。
心を回復させるためには何か行動を起こそうと決意した。
「親しき仲にも礼儀あり」ではないが、誰に対しても失礼はしないように気をつけるものだと私は思う。
とは言え、当然なことなのだけれど、人間なので心ならずも失礼をしてしまうことはよくあるものだ。
私も多々ある。
失礼なことをしてしまったら、まずは頭を下げ「ごめんなさい」と、お詫びするようにしている。
また自分自身も失礼はしてしまうので、失礼なことをされたときは痛い勉強をさせて頂いたと、猛省するようにしている。
つまり反面教師ではないが、逆に自分自身が他者に対して失礼なことをしていないかと我が身を振り返っているのである。
人間であるならば、お詫びと反省は、まぁわざわざ書き立てることでもないとは思うのだが。
けれど失礼と無礼では全く次元が異なる。
無礼をされたままでは、ダメージが大き過ぎて小心な私は正直なところ足がすくんで動けなくなってしまう。
そこで無礼なことをされたらその場を無言で立ち去る決意をし、SNSなのでブロックさせて頂いた。
何しろブロックをしない限りこちらから見たくなくても見えてしまうからだ。
無関心とはいささか冷たいようにも感じるが、まずは自らの魂の傷を癒すことが最優先である。
ところで、上記のオーストリアの精神科医であり心理学者のアドラー。
ジークムント・フロイトやカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
アドラーはフロイトの共同研究者であったが後にフロイトのグループとは完全に決別し、アドラー心理学を創始した。
フロイトやユングなどの心理学界の三大巨頭とされながら、日本ではアドラーの名前は今一つの認知度であったが『嫌われる勇気─自己啓発の源流「アドラー」の教え』で一躍有名になったようである。
「見ざる、聞かざる、話さず」
あれっ、これって日光東照宮の「見ざる、聞かざる、言わざる」と同じ!?
この日光東照宮の三猿(さんざる/さんえん)の意味は「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、言わないのが良い」と解説されていることが多い。
で、実はこの三猿に似た表現はアメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各地にあり、その起源はまだ解明されていないという。
日本には8世紀頃、シルクロードを経由して中国から伝わってきたと考えられている。
因みに英語で「三猿」は「Three wise monkeys」といい、「見ざる、聞かざる、言わざる」は「see no evil, hear no evil, speak no evil」と表現されるそうだ。
心が悲鳴をあげた次の瞬間、季節外れの満開の桜の花がアップされ、数々のアドラーの名言が目の中に飛び込んできた。
マイケルは心理学ではユング派であったが、心理学そのものの造詣が深かったことは有名である。
また自己啓発の書籍も多数読破し、実践していたのでアドラーを選択したのではないだろうか。
マイケル絡みでの出来事だったので、マイケルに心配をかけてしまったのだろう。
マイケルに申し訳ない気持ちで一杯になった。
それでなくてもマドンナにちょっかいを出されて、かなり困惑して腹を立てているかもしれない時期に……。
まぁ、この話は長くなりそうなので次回にでも。
現在「獅子吼の女」として、yoor オンラインサロンにおいて『マイケル・ジャクソン ラボ』を開設させて頂いている。
インタビュー記事を一読していただけると嬉しい限りだ。
オンラインサロンでは、マイケルの作品解説を通してマイケルの隠された芸道論(修行法・心得・演技論・演出論・歴史・美学)を明かしていく。
現在は「ビハインド・ザ・マスク」の解説をちょっとお休みして、「マイケルと学ぶ美術のいろは」に取り組んでいる。
美術を鑑賞するときに、基礎知識があると、あら不思議、秘められたもしくは封印された画家のメッセージが次々と浮かび上がってくる。
実はこの知識があるのとないのとでは雲泥の差。
マイケルの様々な作品を題材に、マイケルの真意を汲み取っていく。
きっとマイケルの構築した世界の美しさに圧倒されるはずです。
そんな新たな世界に誘い、日々の生活に潤いを授けてくれる、世界一いや宇宙一のエンターテイナーのマイケルにまずは感謝をしたい。
誰よりも優しくて誠実なマイケル、本当にありがとう。
※12月末よりX(旧Twitter)のアカウントがなくても新規登録やログインできるようになりました。
つまり、メールアドレス・Google・Facebookでも新規登録やログインができるそうです。
オンラインサロンに是非遊びにいらしてくださいね。
Thank you for the upload.
MJセミナー(旧MOUSA お話会)
11月5日(日)
14時から17時
「マイケルと仏教と」
参加費 ドリンク代金込み
10000円(大人)
5000円(子供)
参加者が6人以上の場合は
参加費を割引させて頂きます
会場:銀座某所
お申し込みお問い合わせは
MOUSA の会(gmail)
あるいは
ブログのメッセージ宛に
開催日前日迄
mousa20200829☆gmail.com
(☆印を@に変えてください)
☆ ☆