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指月の指
(しづきのゆび)
「指月の指」はお釈迦様がたとえに使われていたものと言われています。
真理は言葉で表しにくいものとして、
ちょうど真理というものを月とすると、
月を手でつかんで人に差し出すことができないので、
お釈迦様が月はあれだと指で指したわけですね。
月(=真理)の方角がわかる
月(=真理)が大体どこにあるかがわかる
月(=真理)が大体どんなものかわかる
だから月を指し示すお釈迦様の指を大切にするのです。
その指が「経典」と言われているわけです。
「経典」は言葉にされた媒体で、
真理そのものではなく、
真理を指し示してくれる羅針盤という意味になります。
つまり真理は言葉で表しにくいもの、
それが仏法の真理ということです。
あくまで真理に近づくための経典と言えましょう。
『指月の指』デデゼーレ引用
輝く手袋はマイケル・ジャクソンのアイテムとして有名だが、指に巻き付けたテーピングも同じくらい印象に残っているのではないだろうか。
日本舞踊では指先にまで神経を張りつめて踊るのが当たり前と教わる。
何故なら、観客の目が踊り手の指先に、その指し示す方向に、自然と注目することを知っているからだ。
マイケルがあらゆる国のダンスを研究していたことはあまり知られていない。
実際はタップダンスやバレエといった西洋の踊りのみならず、能や日本舞踊もビデオを見て日夜研究していたと、振付家であり、マイケルのバックダンサーを長年勤めたラヴェル・スミスさんから数年前に食事をしながら教えてもらった。
マイケルはなるべく舞台から遠い観客にも指先に注目して欲しかったのだろう。
何しろ指先まで、マイケルの動きは正確にコントロールされていて美しい。
そこで思いついたのが指先のテーピングだったのではないだろうか。
マイケルの指し示している月(真理)は、世界を癒し、痛みを取り去ろうということであろう。
それでは、前回に続いて2001年3月6日英国オックスフォード大学で講演されたマイケル・ジャクソンの「家族と愛」というテーマのスピーチをご紹介しよう。
わたしは、今日初めて公に講演をしています。
みなさんに温かく受け入れられ、さらに話をしたいという気持ちになりました。
人にはそれぞれ事情があり、その意味で、統計データが独特の意味をもつこともあります。
子育てはダンスのようだと言われます。
親が足を一歩踏み出すと、子どもも足を踏み出す。
ですから、親が子どもたちのために再び愛を捧げるだけでは、まだ半分しか意味がないのです。
子どもの側にも親を再び受け入れるよう準備しなくてはならないのです。
小さいころ、ブラックガールという名の犬を飼っていました。
オオカミとレトリバーの混血です。
ブラックガールは番犬としての役目を果たさないばかりか、とても臆病で神経質で、大きな音を立てるトラックや、インディアナ州を通過する雷にもおびえていました。
妹のジャネットとわたしは、ブラックガールをとてもかわいがりましたが、前の飼い主によって奪われた信頼感を取り戻すことはついにできませんでした。
前の飼い主がブラックガールを虐待していたことを知っていましたが何をしたかはよくわかりません。
でも何をしていようと、それが原因でブラックガールが健やかな心を失ったのは確かです。
今日、多くの子どもたちは愛に飢えた子犬のようです。
そのような子どもたちは親のことを考えようとしません。
そのままにしておくと、独立心おう盛な子どもに育ちます。
親元から離れ、去っていきます。
ひどい場合は、親に恨みや怒りを抱き、その結果、親は自分のまいた種で、自らの首を絞めることになるでしょう。
このような過ちは今日ここにいるだれにもおかしてほしくありません。
ですから、自分が愛されていないと感じても親を許すよう、世界中の子どもたちに呼びかけているのです。
今日ここにいる人からはじめましょう。
許してあげてください。
もう一度愛する方法を親たちに教えてあげてください。
わたしにはのんびりとした子ども時代がなかったと聞いて、驚く人はいないでしょう。
父とわたしとの間の重圧や緊張は、よく取り上げられます。
父は厳しい人で、小さいころからわたしたち兄弟がすばらしいアーティストになるように強要しました。
父は愛情を示すのが苦手で、まともに愛していると言われたことは一度もありませんし、褒められたこともありません。
ステージで成功を収めても、まあまあだとしか言ってくれませんでした。
そしてまあまあのステージなら、父は何も言いませんでした。
父は何にも増して、わたしたちが仕事上成功することを望んでいるように思われました。
その点における父の力はずば抜けたものでした。
父にはマネージメントの才能があり、そのおかげで、わたしたち兄弟はプロとして成功しました。
芸能人として訓練され、わたしは父の指導のもと、敷かれたレールから足を踏み外すことはできませんでした。
でもわたしが本当にほしかったのは、「お父さん」です。
自分を愛してくれる父親がほしかったんです。
父は愛情を示してくれたことがありませんでした。
目をまっすぐ見つめ好きだと言ってくれたことも、いっしょにゲームをしてくれたこともありませんでした。
肩車をしてくれたことも、まくら投げをして遊んだことも、水風船をぶつけあったこともありません。
でも、4歳のころ、小さなカーニバルで、父がわたしを抱き上げ、ポニーに乗せてくれたという記憶があります。
それはちょっとしたしぐさで、おそらく5分後には、父は忘れてしまったことでしょう。
しかし、その瞬間、わたしの心の特別な場所に、父への思いが焼き付けられました。
子どもとはそんなもので、ちょっとした出来事がとても大きな意味をもつのです。
わたしにとっても、あの一瞬がすべてとなりました。
たった一回の経験でしたが、父に対して、そしてこの世の中に対していい思いを抱いたのです。
(つづく)
MJJからお借りしています。
Thank you for the upload.
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3月にも開催します。
時間は13時から17時。
不思議な空間を一緒に楽しみませんか。
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2月も開催予定です。
13時から15時半。
参加費 4230円
(お茶代込み)
今年も「愛」について大真面目に語り合いましょう。
MOUSAの会
次年度のテーマは
「あさきゆめみし」
「ひとつ歳をとるごとに、
新しいチャレンジが始まるんだ」
と、マイケルは言いました。
ヒエロ二ムス・ボスが見た未来、
マイケルの創造した芸術を
多角的に考察していきます。
小さな開運ワークショップも開催予定ですので、
二重に楽しめると思います。
2月19日(土)に開催です。
13:00~17:00
参加費用:1万円
※ドリンク代込み
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