マイケル・ジャクソンVSメディアの歴史は長い。
マイケルが第三者の手にかかり命を奪われてからも、メディアはマイケルに汚名を献上し続け、輝かしい業績や数々の人道支援を人々の目から覆い隠そうとしている。
マイケルはまるで退くことを余儀なくされた古代の荒ぶる神のようである。
もっとも、ジャクソンファイブの頃からアルバム『スリラー』でマイケルが音楽業界の頂点に立つまでは、マイケルとメディアとの関係は100%良好とは言えないまでも、持ちつ持たれつであったことは確かだ。
いかにマイケルが才能に恵まれていたとしても、メディアの協力なくしてはアメリカ国内はもとより、世界に羽ばたくことは夢のまた夢。
キング・オブ・ポップになることなど、実現不可能だったことは言うまでもない。
けれど、マイケルがユダヤ人の領域であるエンタメ業界、とくにアメリカ音楽業界のキングの座に就いたのと同時に、メディアは執拗な追い落としに躍起になり始めたのである。
様々な人種の血を引くマイケルではあるが、ユダヤ人の血は流れていないし、ユダヤ教徒でもない。
何が言いたいのかと言えば、ユダヤ人ではないマイケルは、そもそもアメリカ音楽業界、エンタメ業界の王座に就くべき資格がなかったのである。
エンタメ界の王位に就く継承資格の優先順位の低い者、もしくは継承資格がない者に過ぎないマイケルが君主の地位を奪取したのである。
マイケル・ジャクソンは王位を簒奪(さんだつ)したのだ、と受け止められたのだろう。
音楽業界やエンタメ界と緊密な関係にあるメディア界もまた、ユダヤ人の聖域の一つである。
ユダヤ人とはユダヤ教の信者、もしくはユダヤ人を親に持つものによって構成される宗教的民族集団のことである。
頭脳明晰で、2016年までの世界のノーベル賞受賞者の22%はユダヤ人である。
つまり、現役東大生の3人に1人が東進生ではないが、実にノーベル賞受賞者の5人に1人がユダヤ人ということなる。
ユダヤ人の教育方法は独特で、才能あるものを徹底的に伸ばしていくことに一族をあげての努力を惜しまない。
才能とは勿論、芸術だけに限ったことではなく、物理や化学、経済、金融、スポーツと多岐にわたっている。
もし、マイケルがユダヤ人であったならば、現在に至るまでの攻撃をされることはなかったであろう。
けれど、遅かれ早かれ、地の塩となり、世の光となる行為をマイケルは選んで続けていたので、どちらにしても命を狙われたことは確かである。
因みに「塩」は、古代ローマ時代に大変貴重なものであった。
その為、給料として兵士たちに配られていたのである。
「salarium(サラリウム)」はラテン語で「塩」を意味する「sal(サール)」に由来し、「sal」は「塩」を意味する英語「salt」に由来している。
「salary man(サラリーマン)」は和製英語と言われているが、あまり使われることのない英語「salaried man」からの外来語である。
話が随分それてしまったが、兎にも角にも、マイケルが四方八方を封じ込められている状況は今現在も続いているのである。
先日、皆様にもご紹介したモータウンの映画を鑑賞してきたのだが、マイケル封じ込み作戦を映画全編からひしひしと私は感じた。
モータウンと言えば黒人の牙城であるが、白斑症を患ったマイケルにとってあまり居心地の良い場所ではない。
言葉を尽くして説明しても、肌の色の変化は何故か誤解されたままなのである。
2019年制作の映画から感じられた違和感は、決して私だけに限ったことではなく、マイケルをよく知っている世代ならば、もれなく感じられたことだろう。
けれどマイケルを知らない世代や興味が薄かった人は、違和感を感じることはほぼない。
そして未来は、マイケルと同じ時代を生きたことがない人ばかりになる。
モータウンの映画は未来にも存続する。
すると、未来ではモータウンの映画で違和感を感じる人はほぼ皆無となる。
モータウンの映画は正史となるのだ。
マイケルは、ジャクソンファイブの歌と踊りで大人気をとったキッズアイドルという位置づけで確定する。
もはや、キング・オブ・ポップではない。
それでも、「マイケル」の名前が完全に削り取られないよりはいいだろうというくらいの配慮であろうか。
エンターテイナーとしてのマイケルの仕事には拍手を送るが、王位簒奪者としてのマイケルには石を投げ続ける。
そんな極端な二面性を見せ続ける業界人の歪んだ愛情が、今もなおモータウンの映画だけではなくマイケルのドキュメンタリー番組でも見え隠れする。
メディア界の、音楽業界、エンタメ界の連携強化に、マイケルの残した作品は今後どのようにして対抗していくのであろうか……。
Thank you for the upload.
MOUSAの会
古代から伝わる叡智が秘められた
数多くの芸術作品に刮目することで
宇宙の計画の一端に触れることを
目的にしています
古今東西の超一流の芸術家たちは
自らの作品に永遠の命を吹き込むのと同時に
「あるメッセージ」を伝え続けました
稀代のアーティスト マイケル・ジャクソンも
ダ・ヴィンチやミケランジェロ
シラーやドビュッシーに続いて読み解き
自らの芸術作品に「あるメッセージ」を隠しました
隠すと言いましょうか自らの芸術作品に秘めることは
とても危険な行為です
けれどすべて
己を超えた愛ゆえの行動でもあります
古今東西の真の芸術家たちの愛のメッセージは
未来の人類に向けてのものです
真の芸術若しくは高水準の愛の一端に触れることで
参加者様全員の
波動はそれぞれ高い状態にキープすることが
可能になることでしょう
実施日:10月25日(日)
時間:12時~17時
場所:上野某所
お問い合わせ先:mousa20200829☆gmail.com
(☆印を@に変えてください)
詳細は個別にお知らせいたします
申込締切日:10月23日(金)
主催:MOUSAの会(2020 MOUSA)