俳優の杉浦太陽とタレントの辻希美の夫妻に、第四子となる玉のような男の子が今月8日にめでたく誕生した。

 

たくさんの愛情を受け取りながら、幸せになって欲しいとの願いを込めて、杉浦家の三男にあたる第四子は「幸空(こあ)」と名付けられた。

 

因みに、杉浦家の子どもたちは名前の中に全員「空」という字が入っているそうだ。

 

「空を見上げると、いつも太陽(父親の杉浦太陽)が見守っている」という意味も、子供たちの名前には込められているとか。

 

何とも温かく、微笑ましい限りのエピソードである。

 

 

 

Xuxa :クリスマスのプレゼントは何がいい?

 

Senna:みんなの前じゃ言えないよ。

 

Xuxa :どうして?

 

Senna:検閲に引っかかるさ。でも欲しいのは幸せさ。

 

Xuxa :内緒で。

 

Senna:(Xuxaの耳元に何か告げる)

 

 

Xuxa(シューシャ)とは、1992年ロサンゼルスタイムスによると、「おそらく、ほとんどの中南米の就学前の若者にとって、マイケル・ジャクソンよりも知られていた」と紹介されたブラジルの子供番組の女性司会者である。

 

歌手活動もしているので、ニューヨークマガジンでは「ラテンアメリカのマドンナ」とも紹介されている。

 

兎にも角にもXuxaは、ブラジルで最も成功した女性芸能人として広く知れ渡っている。

 

 

さて、このXuxaと甘い会話をしていたのは、音速の貴公子として名高いF1ドライバーのアイルトン・セナである。

 

そう、Xuxaはこの当時アイルトン・セナの恋人であった。

 

Xuxaのテレビ番組に出演し、この甘い会話の後、「新年の分」「1990年の分」「1991年の分」「1992年の分」「1993年の分」として、Xuxaは恋人アイルトン・セナに5回熱いキスをした。

 

相当嬉しかったのであろうか。

 

アイルトン・セナは少し涙ぐんでいた。

 

 

表現はいただけないが、Xuxaは今のブラジル芸能界での女性の成り上がり方の王道を築いた女性である。

 

このブラジル人女性の芸能界での成り上がり方の王道とは、手っ取り早く超有名人を利用することである。

 

例えば、サッカーのロナウド選手の隣で写真を撮られることなどである。

 

恋人になるのはもっとベストとされる。

 

何故なら、ブラジル国内どころか、世界中のメディアに取り上げられ、あっという間に知名度が上がるからだ。

 

つまり、宣伝効果は素早く、抜群というわけだ。

 

 

15歳で電車に乗っている時にスカウトされ、雑誌の表紙を飾るなど細々とした芸能活動を始めたXuxaが一躍有名になったのは、サッカーの神様ペレと交際したことによる。

 

離婚したばかりの中年のペレと、芸能界にデビューして間もない美少女Xuxaは数年にわたり恋人関係にあった。

 

ペレという後ろ盾のできたXuxaは、当然ながら大きな仕事をいくつも任されるようになり、チャンスを見事に掴み取った。

 

そのペレとの関係を解消した次に、Xuxaが恋人となったのが、上記のアイルトン・セナである。

 

F1ドライバーとしても有名ではあったが、セナはブラジルでも有名な資産家の長男でもあった。

 

1988年から1989年にかけて、離婚歴のあるセナとXuxaは特に親密な関係にあった。

 

結婚という形に進んでいくことはなかったが、その後も交際は断続的に続いていた。

 

家柄が違い過ぎることが、もしかしたら二人の仲を阻んだのかも知れない。

 

 

 

1963年3月27日生まれのXuxaの本名は、マリア・ダ・グラサ・メクサ・メネッヘルという。

 

出産の際、母子ともに生命の危機があると知らされたXuxaの父は、妻の命を優先した。

 

そこで、生まれてくる娘には聖母マリアの名前をつけて加護を願ったそうだ。

 

母子ともに無事に家に戻ってきた日に、兄弟によってXuxaという愛称がつけられた。

 

田舎育ちのXuxaは7歳でリオデジャネイロに家族で移住し、10代でXuxaの名で広く知られるスターになった。

 

その活躍は国内だけにとどまらず、のべ17カ国のテレビ番組に出演し、歌手としてもヒットをとばしている。

 

今までに17本の映画にも出演し、ブラジルの大ヒット作『Lua  de  Cristal』では、動員数500万人を超えた。

 

 

 

そのXuxaが、2012年5月あることをカミングアウトして世間を驚かせた。

 

 

当時彼の大ファンだったので、

彼のマネージャーがライブに招待してくれてもちろん行ったわ。

 

その直後、

当時マイケル・ジャクソンが住んでいたオランダへ来るように誘われたの。

 

ディナーをして映画を観て、

彼は私の人生の全てを知っていたの。

 

その後に、

彼のマネージャーがマイケルと一緒に家庭を築きたくないかときいてきたのよ。

 

 

マイケルは子どもたちと撮ったクリップを私に見せてくれたわ。

 

私は泣いてしまったの。

 

彼が私の手を取ると、

更に泣けてしまったの。

 

私は「違う」と言ったわ。

 

彼は私にとってただのアイドルだったんですもの。

 

 

1992年、ヨーロッパで開始された『デンジャラス・ワールド・ツアー』のため、スペインで仕事をしていたマイケルからプロポーズをされた話を、Fantasticoという番組のコーナーで突然Xuxaは打ち明けた。

 

周囲がお膳立てしたマイケルとの結婚話そのものが、丁度20年が経過しようとしていたようなので、もしかしたら秘密保持契約の期間を過ぎたことから明かされる経緯に繋がったのかも知れない。

 

もっとも秘密保持契約云々は、あくまでも、私個人の憶測に過ぎないが。

 

 

 

ところで、マイケルはやはり『デンジャラス・ワールド・ツアー』を敢行しながら、花嫁探しもしていたことが、このXuxaの証言ではっきりした。

 

もし、Xuxaが「イエス」と答えていてくれたら、マイケルの1回目の冤罪事件は少なくとも回避できたのかも知れない。

 

それだけでなく、より幸せな家庭をXuxaと築き、マイケルは今も元気に活躍していたのだろうか……。

 

 

神様ペレと恋愛関係で確固たる芸能界での地位を築き、音速の貴公子アイルトン・セナの恋人であったXuxa。

 

およそ30年前のクリスマスシーズンの番組で、アイルトン・セナにプレゼントとして贈ったXuxaのキスは5年分であった。

 

1994年5月1日、3度ワールドチャンピオンに輝いたアイルトン・セナはイタリアのイモラ・サーキットで開催されたサンマリノグランプリにおいて、首位走行中、コンクリートバリアに激突して事故死した。

 

もし、Xuxaが「1994年の分」のキスをアイルトン・セナに贈っていたら、事故は起きなかったのだろうか。

 

アイルトン・セナのファンの中には、そんな風に感じている人もいるようだ……。

 

 

 

 

 

 

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