鳥居ミコです
あなたの記憶の中には
いろんな出来事が
詰まっている。
嬉しかったこと。
楽しかったこと。
苦しかったこと。
悲しかったこと。
怖かったこと。
いろんな感情とともに
その記憶は
しまわれていて。
ふとしたきっかけで
思い出すこともあれば
出来事そのものは
思い出せてはいなくて
似た状況になると
当時の感情が
一気に沸き上がったりする。
そういう記憶って
とても大事な
ギフトの宝庫なのです
特に
繰り返し
脳内で再生してきた
不快な記憶を
紐解くと
その中に
しっかり気づいて
自覚する必要のあることが
いくつも
いくつも
詰まっているのです
例えば
私のことを振り返ると。
父のことは
とても尊敬していたけど
何度も思い出す
不快な記憶たちがあります。
その中のひとつに
大学受験叱責事件
というのがあります
高校卒業前
（受かるかどうか
わからないけれど
試しに受験してみよう）
そんな甘い考えで
大学を受験した時のこと。
そもそも
大学に行きたいのかも
どこに行きたいかも
わからなくて
受験勉強を
まともにしなかった私。
それで
３校受験してみたら
見事に不合格だったのです
その結果を見て
「やっぱりなぁ」
なんて言っていた
呑気な私に
父が
突如
烈火のごとく怒ったんです
「そんなふざけた気持ちで
受験したのか！！
受験料幾ら払ったと
思ってるんだ！！
ちゃんと謝りなさい！！」
あの時の
真剣に怒った表情は
今でも
忘れられません。
当時は
お金のことで
怒られるのはごめんだ
みたいな
反発心が沸き上がってしまって。
（父が怒った理由は
ケチだからに違いない。
お金のことで謝罪を要求するなんて
なんて心が狭い人なんだろう。）
みたいな感じで
めちゃくちゃ
ネガティブな受け取り方を
してしまったのです
拗ねていたなぁと
改めて思いますがw
そのおかげで
私は
高校卒業と同時に
毎日アルバイトを始めて
親から
経済的に自立することを決めたので
かけがえのない体験になったけれど
でも
その出来事は
それだけにとどまらず
も〜〜〜〜っと
大きな恩恵を
もたらしてくれていたのです
それは
あれから８ヶ月後
もう一度大学受験をすると
決めた時。
不退転の決意で
ほぼ寝ないで
真剣に受験勉強することが
できたことでした
それができたおかげで
ちゃんと
合格することができたのです
そして
その後も
就職先とか
自分の進むべき道を
決める時に。
ちゃんと
本気で向き合うように
なっていました。
もしも
あの時
父が
あそこまで真剣に
怒ってくれなかったなら。
きっと私は
持ち前の
怠惰な性格を発揮して
真剣に進路を選択せず
だらだらと
笑っていいともを見て
毎日
無為に過ごしていただろうし
大学にも
行っていなかったと思います
あの時
父が怒ったのは
お金のことが
本丸ではなかったということが
今ならわかります。
そして
あの時の
燃えるような
怒りのエネルギーそのものが
体感として
ずっと残っていて。
（もっと
真剣に生きて欲しい）
（もっと
ちゃんと選択して欲しい）
（幸せに生きて欲しい）
そういった
父の魂の願いが
あの時の全てに
詰まっていた気が
するんです。
そんなことに
ちゃんと気づいて
父の愛情を
受け取り直したのは
ほんの数年前のことですが
でも
このことを
受け取り直すことが
できてからの私は
亡き父からの
温かい後押し
いつも感じられるように
なりました。
それが
私にとって
かけがえのない
応援になっているのです
あなたの中に
ずっと忘れられない
不快な記憶はありますか？
もしもあるなら
それは
大切なギフトの宝庫です
ぜひ
ゆっくり振り返って
その記憶の中に
詰まっている
ギフトの存在を
意識してみてくださいね
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今日もこのブログを読んでくださって
ありがとうございました
鳥居ミコ