母の生前の言葉で
今もよく思い出すものの中に
「人と人が理解し合うことなんて
絶対ない」
という言葉があります

それは違うと思っていた私は
よく反発したものです
でも最近
それは一理あるかもしれないと
思うようになりました

自分が人を理解した
気になるのも
自分が人に理解してもらえた
気になるのも
どちらも自分の頭の中だけの
出来事

もしも
自分が思うのと同じように
相手も思っていると
話してくれたとしても
時としてそれは
気遣いからの同調だったり
無理のある共感だったり
するのだから
真に
同じ時に同じ様にお互い思い
それを共有できたなら
それは奇跡のような事なんだと
思います

それだけ
人と人が理解し合うことは
難しいと思います
でも…
それでもやっぱり
私は
「人と人が理解し合うことは
できる」
と思って生きていきたいです

なぜなら
人と向き合う時
その前提があれば
自分の心のあり方が
柔らかく深いものになると
感じるからです

それにしても
人の全てを受け容れる気持ちで
話を聞くことって
意外とおざなりになりがち

しばらく意識しながら
続けてみたいと思います

なんか知らんけど
それが大切な気がするから
