私の両親は
他人と同じということを
嫌う人でした

私は幼稚園に行かせてもらえず
小学校に行き始めた時
すでにできていた幼稚園派閥に
入れませんでした

でも
男の子の遊びしか興味がなかったから
そんなことは気にせず

男の子達と野球をして
お兄ちゃんやその友達と
遊んでいました

クラスの女の子達は
どのグループにも属さない私に
しょっちゅう嫌がらせをしました

何人もでやる遊びに誘われて
じゃんけんをすると
必ず私が負け続けました

リーダー格の女の子が
私が負けるように
他の子に
示し合わせていた鬼ごっこ

その女の子が道に飛び出して
つま先を車にひかれた時
私は神様っているんだなぁと
思いました^_^;

その子が間もなく
転校すると発表された時
クラスの女の子達が
泣き出しました

悲しくもなんともなかった私は
ホッとしましたが

よく見ると
何人も嘘泣きの子がいたんです

本当にビックリ(・_・;

3年生になって
クラス替えがあって
さらに強烈な女の子が現れました

何かにつけて
私に闘いを挑んでくるように
感じました

なるべく関わらないように
していたら
その子は
クラスの子たちに指令を出して
毎日のように
嫌がらせを始めました

思い出せないぐらい
嫌な事をされました

でも
その嫌さ加減は
家での両親の厳しさを
思えば
大した事ありませんでした

ただ
私は困ったなと思いました

もしそんな事が母にバレたら
何が起きるか分からないと
思ったからです

だからずっと
黙って嫌がらせに耐え
そんな事はお首にも出さずに
家と学校を往復し続けました

ところが
そんな日々は
ある日突然終わりました

5年生になったある日
3年から私に嫌がらせをし続けた
女の子の仲間の男の子が
私の持ち物を
目の前でわざと踏んづけたのです

その時
私の堪忍袋の緒が切れました

男の子に
「人の気持ちを考えたらどう?」
と言って
腕を掴んで職員室に連れて行き
先生の前で
「全てを話して謝りなさいよ」
と言いました

私は限界まで
二年ちょっと我慢しましたが
あの時
(我慢はもう辞めよう!)
と決意しました

その日を境に
誰も嫌がらせをしなくなりました

あの嫌がらせし続けた女の子は
まるでずっと仲良しだったかのように
馴れ馴れしく話し掛けたり
するようになりました

私は何事もなかったかのように
話し相手をしました

同じ中学に進学し
高校も同じところに行き
大人になり私が資格を取ると
彼女も資格を取ったと聞いて
複雑な気分になりました

こうして
人と違う事をしがちで
徒党を組むのが苦手で
女の子が苦手で
人と競争するのが嫌で
忍耐強くて
正々堂々と勝負するのが好きで
嫌なヤツにもポーカーフェイス…

そんな私のベースが
小学校時代にできました

…やっぱり変わった子だなぁσ(^_^;)


気が向いた時に続く♡