言葉は乱暴だったけどね…。




あの人優しかったの。



きつく、きつく抱き締められた私は、

あの人に、そのまま身を委ねた。




私は、ずっと、心のどこかで、

ずっと、こうして欲しかったんだと思う。





あの人が、私を求めてきた理由が、
なんであろうとね…。


私は、あの人のことが
大好きなんだから…

私はこれで良いの。









でもね…。
私、最後まで出来なかった…。


「長いこと、してないの?」

「う…ん。」

下の娘を産んでから、
ずっとレスだから…なのかな?
私、駄目なんだ…。


「なんか、ごめんなさい…。」




あの人は、手を取って、
また私を抱き寄せてくれた。


あの人の腕に抱かれて…
あの人の胸に顔を埋めて…
つよく、つよく、また抱き締めてくれた。


朝までずっと…。

時折、話をしながら…。

ほんの少しだけ、眠りながら…。



好きな人に、抱き締められるのって、
こんなに幸せなんだって、

肌身で感じた。

心の底から感じられた。