高校生のための6次産業化講座Vol.8
【食糧自給率向上のために何をするのか?】
ー次世代を創る子供たちへの「食糧マルチ教育」その②
今の日本は長引く不況とデフレで…
とりわけ中小零細の事業者は…
自分が生きていくだけで精一杯な状況が継続しています(>_<)
小泉内閣の規制緩和政策 以来…
世界的な界的なフリートレード(自由貿易)への圧力を受け…
自由競争化を優先する経済政策に拍車がかりました!
規制緩和によって日本でも内外の大企業を中心に激しい競争が始まりました!!
大企業は統廃合を繰り返し…
系列化され寡占化され、より巨大化し…
「一人勝ちの構造」となり大きな利益を得られるようになりました!!
平成の世に入りバブル経済がはじけて不況に苦しむ日本は…
銀行や大企業を中心に経済を立て直してきたのです!!
その後さしたる政策変更がなかったため…
「貧富の差」が増大し…
「勝ち組・負け組」という概念が日本中に蔓延しています(>_<)
一体自由競争とは何なのでしょうか?…
事業者に対して、「金持ちになる方向にベクトルを向けねば生きていけないという気持ちにさせ」…
「勝ち組になるのか負け組になるのかという二者択一の選択を要求すること」を意味します(>_<)
競争力・資本力を持たない中小零細の事業者は自由競争の荒波に呑み込まれ…
廃業か吸収に追い込まれました(>_<)
事業経営者にとって…
「経済とは自由競争であり、誰もが 『一人勝ち』を狙わねばやられてしまう!」 という観念が当たり前になりました!!
多くの経営者は生き残るために…
単純に「自己の金儲けに特化した企業利益」を最優先し…
「社会的貢献や質の高い産業創出を志す!」というような…
本来の事業理念(社会的利益)を棚上げせざるを得なくなり…
「事業成長による雇用創出を志す!」とは正反対の…
徹底した合理化による粛清政策を当然のことと考え…
規制緩和!!自由競争経済解禁!!という名のもとに…
「収益至上主義経営」が当たり前の状況になっていきました!!
こうして勝ち組、負け組が蔓延すればするほど…
かつて志や本来的な特殊性や技術性を良しとして事業運営をしてきた経営者たちも…
こぞって「会社経営は慈善事業ではない!」という言い訳を…
「天下の宝刀のごとく振りかざす」ようになりました(>_<)
事業の継続性を培う最重要な経営理念は…
その場しのぎの収益最優先などでは決してなく…
「社会的利益の創出」や「雇用の創出(後継者の育成)」なのです!!
競争原理の理念は…
単純に勝ち負けで判断する理念となり…
産業に関わるライバルを「競合」と呼び…
戦略・戦術を駆使し…
敢えて戦いであるかのごとき言い回しを好んで使用します!!
会議では…
勝つか負けるか、生き残るか潰されるかという言葉が飛び交い…
社員や後継者に対して一人勝ちを良しとする洗脳をし…
「自己の利益追求が最優先の企業正義である」という理念を徹底して教育するようになりました!!
この理念は、森羅万象に例えて言うと…
まさに弱肉強食的な観点から生じた理念だと考えられます!!
それはヨーロッパから移民が新大陸に入り…
拳銃を所持してフロンティアスピリッツで西へ西へ命がけで開拓をし…
「やらなければやられる」
「自分の身は自分で守る」
「他よりも個を尊重する」
「自分こそが正義である」
という理念から生まれたアメリカの精神文化そのものなのです!!
確かにに20世紀は日本も含めて世界がアメリカによってけん引されてきました(^O^)/
日本は昭和20年に世界大戦で無条件降伏してから今日まで67年間にわたり…
良きも悪しきもアメリカ至上主義で復興を遂げてきたのです!!
しかし21世紀になると、温暖化現象など地球そのもののアンバランスな状態の加速と疲弊が…
世界中で顕著化するようになり…
明らかに何かが変わってきました!!
そして2008年のリーマンショックが引き金になり…
それまでの「主たるもの」が「従なるもの」になり…
「従なるもの」が「主たるもの」になるような…
世界が地球レベルで革命的な一大転換期を迎えていると…
世界中の多くの人々が気付きはじめるようになりました!!
それでは私たちはどうしたら良いのでしょうか?
日本人の本来的な精神文化や理念とは何なのでしょうか?
まずはそこから考えてみましょう ('
食生活・食育 ブログランキングへ
にほんブログ村