今日は百人一首の日 | 星の輪ネットワーク

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ホトトギス 鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞ残れる
 
百人一首八十一番
 
後徳大寺左大臣の詠んだ歌でございます。
 
我が家の周りでは今、卯の花が盛りを過ぎた頃ですが
 
卯の花が咲くと思い出すのがホトトギス。
 
卯の花がしきりに咲くのを見るとつい口ずさむ歌、と言えばこれですよね。
 
♫ 卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて 忍び音漏らす 夏は来ぬ ♫
 
ホトトギスのあの声、私の耳には忍び音とは聞こえません。
 
案外けたたましいですよ。
 
夜中でも鳴いています。
 
明け方でも聞こえる事があり、
 
その時には百人一首のあの歌を思い出します。
 
千年前の時代にも明け方のホトトギスの鳴き声に耳を傾けた人がいるのだと思うと、
 
ロマンチックな気分になります。
 
その人は私のように布団の中でつい目を覚まし
 
トッキョキョカキョクと鳴くあの声を聞いていたのか、
 
それとも夜を共にした女人の元から帰る道で
 
ふと耳にしてその声の方を振り向くとそこに見える白い月。
 
そこで一句が浮かんだのかも知れません。
 
その時代の人にはトッキョキョカキョクと聞こえるはずもないですよね。
 
では一体何と聞こえていたのでしょう。
 
テッペンカケタカ、というのも聞いたことがあるけど
 
如何なんでしょうね。
 
 
以前後輩が、この歌のどこが良いのかさっぱり分からない、と言いました。
 
 
あなたは如何思いますか?