酵母を冷凍してバックアップ | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

こんばんは

今日も朝から雪が降りました。

今年は本当に雪が多いのです。

でも大振りはないので助かってますよ。

普段雪の少ない地方なので

家の作りが豪雪地帯とは違います。

ドカ雪に積もられると家が潰れてしまいそう。

どうかそんなことがありませんように。

雪が降るといつも祈るんです。

さて昨日は酵母が復活した話をしましたが、

通常使っていたいた酵母がすっかり無力化した時に

思い出したのはこんな時のために

冷凍保存してある酵母の存在です。

パンの酵母を冷凍してあるのよね。

そんなこと聞いたことあります?

私はないな。

なのに私の酵母はできるんです。

ちょっと自慢。

早速冷凍庫の奥の方に押し込んでいたアルミホイルに包まれた

小さなおにぎりのような塊を取り出して、

自然解凍させました。一晩放置して翌朝開けると

すりおろした山芋のような状態で

酵母がそこに生きていました。

しかし、保存しておいたビニール袋を見ると

日付が二〇一〇年です。

げ、八年も前だよ。

酵母がなんの問題もなく使えていたので

八年もバックアップを更新するのを怠っていたのです。

八年も冷凍庫で眠っていた酵母が

今でも使えるのか?

試して見るしか答えを知る方法はない、ですよね。

試さずにきっとダメだろう、なんて

絶対に思わないけどね。

だから一応解凍されて柔らかい部分をスプーンで取れるだけ取って、

新しく小麦粉と水を加えて培養を始めたのです。

私の酵母はね、

少なくなったら小麦粉と水を加えて混ぜるだけ。

それで翌日にはもう使える状態になってます。



このブログを始めてからそうやってずっとかけ繋いできました。

8年間の眠りから覚め蘇るか巫女淵酵母。

新しい餌を与えた翌日、

ビンの中にプクプクとした泡が出ているのを見て

期待して翌朝のパンを仕込みました。

が、その期待は外れ、また一日固いパン。

あーあ。

固いパンはもう食べたくない、

それで色々考えて

ヨーグルトメーカーを使って復活したあの酵母と同じように

して見たのです。

でも直後はあまり良い反応を見せませんでした。

諦めずストーブの傍に寄せたり、

日向に置いたりと面倒を見たら

ビンの中でムクムクと酵母が盛り上がっています。

ようやく長い眠りから覚めたのでしょう。

よかったね、酵母ちゃん。

早速その酵母でパンを仕込んで見ました。

酵母の成長がとてもゆっくりだったのでそれも考慮の上

二日間発酵させました。

冷蔵庫で二日かけてゆっくりと発酵させて焼くパンは

また一味違うのよね。

夏の暑い時には時々こうして作ります。

過発酵になっちゃうのでね。

二日間置いたらやっぱり少し酸味が出ましたが、

よりオリジナルに近い

山葡萄の風味がまだ少し残っているような

味の良いパンができました。

膨らみもバッチリ、ふっくらもっちりと

美味しく焼きあがりました。

こちらの酵母も復活です。

結果、今は二つの酵母が使えるようになりました。

同じ巫女淵酵母でも、

味わいの違ったパンになるんです。

不思議でしょ。

でもそれって当然。

だって酵母は生きていて日々成長しているのですから。

眠っていた酵母は

八年前の波動のままでいましたから

八年間常温で暮らしてきた酵母とはちょっと違うんですよ。

今の私の悩みは

二つの酵母を一つにしてしまうか、

それとも別にキープしたほうがいいのか?

冷蔵庫に他の酵母も入っているので

すでに酵母がいっぱいあります。

皆それぞれ使えるので捨てるに捨てられず、、、

🤔 断捨離するべきか?