昨日の月食、みなさんご覧になりましたか?
我が家では半分ほどかけた頃から見ることができました。
つれ合いが負傷しているので外に出ることができません。
幸い寝室の窓から眺めることができたのは
あと少しで全部隠れというところまでだったけど、
澄み渡った空に煌々と光る月がみるみるうちに光を弱めて行く様子を
二人で見ることができました。
それからしばらくして私だけ外に出ると
そこには完全に地球の影に入り、
うっすらと赤みを帯びた球体が
どこまでも澄み切った暗黒の空にぽっかりと浮かんでいたのです。
それはまるで最近私がはまっている羊毛で作ったフワフワの
フェルトボールのようでした。

その瞬間、
太陽と地球(惑星)と月は広大な宇宙空間の中で
一直線上に並んでいました。
なんのために?
誰が?
そんなことは誰にもわかりません。
偶然のハプニングだったとしても
不思議な宇宙の巡り合わせで
周年的に重なる三つの惑星。
それを認識する存在が住んでいるのはただ一つ。
私たちの星・地球です。
その星の表面に重力によって貼り付けられるように立っている私。
背後に今は見えない太陽があるのを意識しながら
頭の中で三つの星を線で結びました。
すると言い知れぬ感動が湧き上がり
感謝の気持ちで手を合わせました。
すると
赤銅色に霞んで見えていた月がだんだんにその力を弱め、
さっと闇に消えてしまったのです。
びっくりしました。
思わず時計を見るために家に入ると十時半でした。
これはどういうことだったのでしょう。
私は赤銅色の月が一時間ほど見え続けるのかと思っていました。
でも山里の空では十時半に
月は忽然と消えてしまったのです。
後には深い闇に光る星の輝きだけが見えていました。
オリオン座はすでに西の空に傾いて
冷たい風が吹き始めていました。
肩をすくめて家に入るとまたしばらく暖をとるために
ストーブのそばへ戻ったのです。
十一時を過ぎてそろそろ変化があるかもと、
再び外に出て見ました。
その時はまだ暗い空に月は見えなかったのですが、
しばらくすると闇の中がボーッと明るくなって来たのです。
あれ?
何だろう。
大きな星か?
と見まごう位のほの明るい光です。
多分あれが月だろうとは思いました。
見ているうちにその頼りない明かりは少しずつ強くなって行きましたが、
なかなかはっきりとした姿を見せません。
ふと気がつくと、
さっきまで月の傍らで光っていた星たちが全く消えています。
どうやら雲がかかって来たようです。
月が欠けるまでのショーは透き通った空の中でした。
けれども後半は雲に閉ざされて
はっきりとは見えなくなってしまいました。
半分見えただけですが、久しぶりに見応えのある天体ショーでしたね。
何だかとてもラッキーな気分になりましたね。
宇宙的な観点で物事を見られるようになりたいものですね。
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