イタリア製紳士服地☆マリオ・ヴァレンティーノでルームシューズ | 星の輪ネットワーク

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山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

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こんにちは。

製図の段階でミスに気がついた4作目。

なんとか頭の中で修正しながらスタートしました。

まだ銘仙は準備ができていないのでイタリア製のウールでつれ合いの分をもう一度。

だって、

キャラコをハ刺ししたのはまだ私の分からですし、

改良版が出来て来ると、

やっぱり改良されたものを履いて欲しいじゃない。


と云う事で、

つれ合い用にウールを選びました。

実はこれ、私の靴底にも使っています。

イタリア製のウールでマリオ・ヴァレンティーノがデザインした美しいチェックです。

仕事中なので、

布がクシャクシャですが悪しからず。

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かなりオシャレなシェックですが、

このスーツは普通の会社員は着ない方が良いでしょうね。



印象は光りの当り方に依って違います。

この写真は地味目ですが、

実際はかなりはっきりとした紫のラインや、

明るい青や、サックスブルー

なども入っているので結構派手な感じになるんじゃないかしら。

イタリアンテイストですね。

オシャレです。

そのオシャレな紳士服地をバイヤスに裁ってシューズにして見ましょう。

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素敵なシューズになると思いますよ。




実際のところ、

何時か何か作りたいと溜め込んでいたお気に入りの布達の

行き場が決まったような気分です。

溜まったものは吐き出される運命に有りますものね。

何故これなのか判りませんが、

溜まったものを放出する時期に出会ったのがルームシューズだったのです。

不思議なご縁とも云えましょうか。

さて、

今回はイタリア製ウールのシューズです。

只今右足ハ刺し中。

3作目で初めてハ刺しを体験し、つま先の爪の当りそうな所に見当をつけてはその部分を強化しようと細かく針をすくいました。

けれども、

実際に履いてみると、

その位置がずれていて、

本当はもっと違う部分を強化すべきだと判りました。

その部分は思ったより狭いエリアなの布目をすくう余地がありません。

判断の結果、

刺し縫いにして見ました。

刺し縫いとは、

針先で布をすくうだけではなくて、一針一針刺し抜く縫い方です。

刺し子の要領でしょうか。

これに依ってつま先の爪の当る部分が強くなると共に、

つま先の形をきれいにキープできるのです。

これは、

初めてハ刺しをこの目で見た時に、

職人がカシミヤの上着の襟に芯をハ刺ししている動画でした。

襟元の部分には細かくハ刺しをしてあります。

襟の中でも部所に依ってハ刺しの大きさを変え、襟の形が自然に美しいシルエットを描く様に考えられています。

素晴らしい仕事。

私はハ刺しの技術を知るまで、

テーラーの仕事の素晴らしさなどに思いを寄せた事がリませんでした。

ところが、

あの仕上がった時の襟のエレガントな表情が、

芯地に施されたハ刺しに依ってサポートされていた事を知って、

ある種の感動を味わったのです。

美しいビックリマーク

w川・o・川w

見たい人はこちら

それ以後私も考えました。

つま先に細かくハ刺しをすれば強くなると共に形を保つ。

踵は足の出し入れが激しい場所だから縦の方向に細かくハ刺し。

どの部分なら、大まかなハ刺しで十分か?

作るたびに頭を使います。

型紙も、毎回新しく作ります。

気がつけば、布に囲まれて急に生活がシューズ中心になっています。



おかしなものですね。


そうだ、そうだ。

書いてばかりいないでてを動かさないと。

今度のシューズもお楽しみに。






























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