冷たい風の吹く日でしたが、いつもの年に比べればまだまだ暖かいです。
実際のところ、障子張りの仕事は嫌いではありません。
障子を水で洗うというのも好きな仕事です。
一年に一度、タワシでゴシゴシこすられて、すっかりきれいになった障子の桟に、真っ白い紙が
ピンと張られるのは気持ちのよいものです。
障子が新しくなると、部屋が明るくなるのはもちろんですが、
ホコリのない障子で仕切られた部屋は、全体に清涼な感じがして本当に気持ちがよいです。
メインルームはあと4枚張り替えると、全部真っ白になります。
明日やっちゃおうかな。(°∀°)b
障子の文化は平安時代末期頃から始まったらしいです。
明かり取りが第一の目的で、
建物の書院作りや、書院形式の始まりと共に部屋の中に明かりを取り込んで本を読んだり、ものを書いたりする文化が栄えることになったのです。
もともとひさしの深い建築様式である寝殿作りの建物は、
深いひさしの下に縁側というスペースを産み出し、さらに障子というフィルターをかけることで、
自然光が織りなす光と陰の美しさが一層際立つのです。
障子の白くて薄い紙を透かして差し込む光は、一日のうちでも時間帯に依ってそれぞれ微妙に違ってきます。
そんな繊細な光と陰の紡ぎだす色を歌に詠んだり、愛でる感性が日本人の根幹にはあるのです。
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