水分と糖分のバランス・桑の実ジャム | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

    ピ、ピルルルルルルルルルルルルルル・・・

    ピッ、ピ、ルルルルルルーッ

朝、雨の中アカショウビンが鳴いていました。

梅雨時の渡り鳥、入梅を知らせに来たのでしょうか。

天気予報が当たって、昨日は3時過ぎから雨になりました。

2回目の桑の実の収穫を始めたところで、雨が降り出し、作業は中止。

チーズケーキに200gほど入れたので、1キロ弱の実がジャム用になりました。


毎年、いろいろなジャムを作るので、経験は豊富です。

が、今回何気なく、ネットで桑の実ジャムの作り方をチェックしてみました。

ヾ(@^(∞)^@)ノ

作り方の最初に、桑の実を水で洗う。

と、書いてあります。

や、やめて・・・・・ビックリマーク


桑の実を、水で洗ったら味も甘味もみな薄くなって、後は砂糖の甘さと、あの紫の色しか残らないよ。

そんな馬鹿な、、、、、、、、、


桑の実を洗うことは難しいし、大事なものを、みな無駄にするのは何のため?って言いたくなりますね。

桑の実はきれいそうなものだけピックアップします。

さらに、実についている細い緑の茎を、一つずつハサミか指でちぎり、その時に、ついているゴミをとったり、虫をよけたりするのです。

ひとつずつ、ていねいにチェックするので洗う必要はありませんし、洗う必要のない実を採るのです。

それに完全無農薬、空気もきれい、という環境の中で育っているのがはっきりしていますからね。

問題ないのです。


「桑の実ジャムは、そういった洗う必要のない果実が手に入った時に作りましょう。」

そんな注意書きとか、有っても良いですよね。


それでなきゃ、もったいないじゃないですか。


               音譜


           *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


               音譜

なにはともあれ、私の作り方をご披露しましょ。


昨日は870gくらいの桑の実がジャム用に残りました。

ケーキに使ったレモン汁の残りがあったので、それを使います。

桑の実は木によってそれぞれ違います。

というか違う種類の桑の実があるんですね。

昨日のとった木の実は大きくてしっかりしています。


これはなかなか実がくずれそうもないと思ったので、圧力鍋を使うことにしました。


何日も雨がなかったので、甘味ものっています。

こういうときの砂糖の分量は案外難しいものです。

今回、100g入れました。

マスコバド糖、ミネラルたっぷりの黒砂糖です。


レモン汁は、たぶん半個分くらいでしょう。

入れすぎるとすっぱいし、桑の実の味のじゃまになるので少し気をつけてね。



桑の実に、砂糖とレモン汁をかけ、1持間くらい置きました。

これは、砂糖とレモンが、桑の実の水気を引き出してくれるのを期待してのことです。

圧力鍋を使うので、水気が出ていたほうが良いかなと思って。





およそ1時間後、鍋を覗いてみると水分は殆ど出ていませんでした。

とてもしっかりした実なんですね。

なので、圧力鍋の圧がかかり始めてから、弱火で2分。

その後、自然冷却で圧が抜けたらふたを外して、煮詰めます。



圧力釜を使ったおかげで、ジュースもたっぷり出ているし、実も柔らかく殆ど煮とけてています。

イチゴと違って、桑の実はあんまりゴロゴロ実が残ると食べにくいのよ。

これからが、ジャム作り。

煮出した果汁を、煮詰めてジュースをジャムに変容させるというわけです。

ジャムは強火で煮詰めます。

水分をとばして、糖分とのバランスを逆転させるとジャムになると思ってください。



それに、レモンに含まれる、ペクチンが作用して冷めると少し固くなるのです。

昨日のジャムは、割とゆるめに作りました。

もっと煮詰めれば、固めのジャムにすることも出来ますよ。

強火ですからね、焦げ付かせないように竹べらで休みなくかき回します。

熱いんですよ、この仕事。(*^▽^*)


約900gの桑の実に対して砂糖100g使いましたが、ちょっと入れすぎたかもしれません。



甘さ充分な果実でしたから・・・・・ね


結果。

中ビン2個と小ビン1個のジャムが出来上がりました。


私のジャムの保存法。

煮沸消毒したガラスの空き瓶を、オーブンで乾燥して、熱くしておきます。

ジャムが出来たら、熱いうちに、熱いビンの口までいっぱいに入れ、あらかじめ、ビンの口のサイズに切っておいたクッキングペーパーをあてて、その上からふたをキッチリ閉めます。

そして、ビンが冷めるまで逆さにして置いておくのです。

どうして逆さにしておいて置くのか。

それはですね。

冷めるときに、ジャムとふたの間に水滴がつきますが、保存中、その水滴にカビが生えることがあるからです。

冷めるまで、逆さにしておくことで水滴を避け、冷めてから普通に戻せば、隙間が出来ていてもカビの原因がないということなのです。

けれども、これは冷蔵庫内での保存用です。

お間違えのない様にお願いします。

常温で保存される場合は、脱気法とか、それようの保存の仕方をお探しください。


昨日の雨は、夕方には本降りになり、朝まで続いていました。

畑の野菜たち、ほっと一息つけたかな・・・

じゃ、(^-^)ノ~~






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