屋久島には島の周りを一周する道路があります。
全長130km余りで、私たちは島にいる間に、この道を2周しました。
栗生から永田までの西部林道は、崖の上に道が通っています。
西部林道からの風景 立神岩
西部林道沿いは集落もなく、周囲にはびっしりと密度の濃い屋久島の森が広がっています。
ここはサルや、鹿の天国で、彼らは人間を恐れることなく道路の真ん中で和んだり、遊んだり、食事をしたり、特に夕方は彼らのために幾度も車を止めることになります。
永田から宮之浦までの間には、美しい砂浜の海岸が連なり、反対側は岩場の海岸です。
いなか浜では2回くらい泳いだけれど、やっぱり面白いのは岩場でしょうね。
なにしろ岩好きなものですから、今回も気がついたら岩の写真ばかりがやたら多くて(*^▽^*)・・
この場所はとても不思議でした。適当に細い小道に入り込んで、海辺に出られる道を探してさまよい出たような場所なので、もう次に行く事は出来ないかもしれない。
私たちは、というかつれ合いは、とにかく人のいないところが好きです。
だから今回も人のいない自然の中を目指していったので、人との出会いはあまりなかったけれど、ガイドブックには乗っていない、人の気配のない屋久島の大自然とダイレクトに触れ合うことの出来る場所、見つけてきました。
この川沿いを歩きました。
川もまたとてもきれいです。
屋久島は日本の縮図と言われることがありますが、それは地形のことです。
海からすぐに2000メートルまで、まさにせせり上がっていくような独特の地形が故の世界遺産だとは、わたし、知りませんでした。
ですから、川がまるで滝のようというか、滝の連なりが川になってるといっていいのか、とにかく急な勾配なので、土がたまらないのです。
と言うか、山もとっても急なのでたまる土もなく、では木はどうやって生きてるの?と心配になるくらい土ってものが少ないんですよ。
そういうさまざまな地形や気象の条件の下で、屋久島の川の水は、それはそれは澄んで美しいのです。
川底もみんな岩ですから。
大きな大きな岩にびっしりと緑のコケが生え、その上から小さなまあるい葉っぱをつけたほかの植物が垂れ下がり、一幅の絵のような光景があちらにもこちらにも。
どちらを見てもため息の出るような美しいシーンでいっぱいなので、感動しっぱなし・・・
それでは次回また川の写真を少し載せましょうね。