社長の話 1 | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

6月に社長の話 2  を書いて、社長の話1も有ったはずなのに消えています。


このブログを始めた頃には、ブログの事も、コンピューターの事も、ほとんど知らなかった私ですが、4ヶ月近く経った今、以前よりは少し、いろんなことが分かるようになってきました。

自家製の酵母を作ってパンを焼いている方々もたくさんいる事を知りました。


自分で作った酵母をお使いの方は、酵母というものを多少なりとも知っていると思います。

自家製天然酵母を題材にした本もいろいろ出ていますね。

そんな本の中にあるときこんな記述がありました。


「どうせごみになるものや、腐りかけの果物だったり、やまでとってきたもの、芋類の皮などを使っているのだから、

途中で芯でも気にしない笑)」


私はこれを読んで嫌な気持ちになりました。


酵母は生きているのです。私たち人間と同じようにその特性は一つ一つすべて違うと言います。

酵母の命の営みが、私たちにおいしいパンを恵んでくれるのではないですか。

小さな命も大切に、そんな優しい心が、さらにパンの味をアップするスパイスになるんです。


有名な天然酵母の会社社長は、「いい酵母とめぐり合うのは、人とのめぐり合わせのようなものだ」と話し、

平成13年に商品化された酵母とであったときのことを、「あれはラッッキーな出会いだった」といっています。


社長が、ここなら絶対にいい酵母が見つかるはずだ、と目をつけたのは名水で有名な丹沢でした。

ふもとの清流に何度も足を運び、野生名酵母を採集し、研究室へ持って帰っては、培養、実験を繰り返したそうです。


すべて違う特性を持った酵母中でも、粉との相性や、耐糖性、温度への耐性があるもの、ましてその上味もよくて、香りも良いとなるとそう有るものではありません。


社長の作った丹沢酵母は、「香りよく、砂糖を入れなくても発行力が強く、すばらしい酵母だ」とべたほめです。


それを読んで、益々私の作ったも巫女淵酵母が、本当にスーパーなんだなって思えてきました。


だって砂糖はぜんぜん使わないし、全粒粉だけでもばっちり膨らむし、味も、香りも良し。

それに天然酵母特有のスッパミもまったくないんです。


なんてったってその最大のの特性は、酵母を小麦粉と水のえさだけでつないでいくことが出来る、と言う点にあると思います。


自家製天然酵母、皆さんいろんなもので作っていらっしゃるようですが、どのようにつないでっているのかぜひ知りたいところです。


巫女淵酵母も、一番暑い時期を難なく乗り切り、もうすぐ10ヶ月を超えます。

昨日も友人と、この調子なら永遠に持つかもね、とはなしました。


巫女淵酵母よ、末永くおいしいパンを私たちに。

神様ありがとう。



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我が家のパン 全粒粉100%(北海道産国産小麦)