半年くらい前から、夫は私の作った料理を食べなくなった。

 

それには理由があり、逆流性食道炎の影響で食欲が無くなったり、味覚が変わったからだ。

作っても残す、冷蔵庫にいつまでも入っている、ので夫にどんなものが食べられるのか聞いてから作るようになった。

朝、調子良いと思っても、夕食時「調子悪い」「カップ焼きそば食べすぎた」となり、無駄になることもあった。

 

そんな日々、気を使ったのだろう、夫の方から提案があった。

『お互い好きなものが違うから、それぞれ買って食べよう』

どうも、私の食材は合わなくなり、自分が食べられる(胃が受けつける)ものに変えたいようだった。

その気持ちはわかるので、私も楽になるし了解した。

もともと夫は、和食や家庭料理が好きでなく、お子様か!と思うような料理を好む。

野菜は好まないが、クリームシチューは好き!マヨネーズつけて食べるブロッコリーはOK!

 

しかし最近、好きだったのも苦手になったようで、買って来るのが「カップ麺」「みたらし団子」「大福」「ハンバーガー」が多くなった。

実は夫、腎臓の数値が悪い。

私が何度説明しても、塩分・糖分の過剰摂取の弊害が理解できない。

「娘(看護師)が言ってたよ」と言うと「そうなんだ、知らなかった」「初めて知ったよ」と言う。

 

調子悪いといいながら、更に悪化させるものを食べる。

私「みたらし団子や大福は、塩分糖分だけじゃなく、添加物がたくさん入っているんだよ」

夫「えっ、そうなの?だってそんなにしょっぱくないし甘くもないよ」

私「化学調味料などで味を誤魔化してんだよ」

夫「でも食べられるんでしょ、何がいけないの?」

 

「テレビでも言ってるでしょ、常識だよ」と言っても「それは貴女の常識でしょ」と言われかねない。

本当に塩分、糖分の弊害がわからない。

有害物質摂取の危険もわからない。

とにかく自分の体に対しとことん無関心。

夫は認知症でも頭が悪いわけではない。

いわゆる偏差値高い大学で化学を専攻していた。

なのに書かれている食品添加物を見せても無反応。

自分の興味あること以外(政治と仏教)、無知!

無知であることに気づいても、変えようとしない。

 

多分それは「生活に関わることは男たるもの、無知であるのが望ましい」「えらい人(男)の体調管理は下々(女)が考えることだ」みたいな昔の価値観で育ったからかもしれない。

もしくは夫は4人兄弟の末っ子でボンボンだったから?

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何回言ってもわからないのは、私の言葉が耳に入らないということ。あえて酷い言葉を使えば、私の言うことは信じてないということ。

 

夫「だったら何を食べればいいの?」「食べなきゃ死んじゃうよ」

私「カロリーメイトとか栄養剤もあるでしょ」

夫「美味しくない」「お腹いっぱいにならない」「自分は早く死んでもいいんだ」⇒矛盾

 

話が平行線なので、

『自分の食べたいものを食べて命縮める』

VS

『体のために我慢する』

の選択にした。

 

選択の前提として、お菓子・嗜好品は体に悪いこと、スーパーの弁当は家のコメや料理より添加物が多いこと、を知った上で真顔

(そうでなければ、聞いてない、知らなかった、となるので)

 

本人の選択は

「好きなものを食べる」

 

いとこのC子ちゃんからもらった、添加物が少ない高価なフリカケを「美味しくない、味薄い」と言う。

甘いもの好き、ラーメンの汁が好きで全部飲む、刺身に醤油をたっぷりかける

そういう食べ方を長くやっていたので、味覚障害になってしまったのだろう。

何回も「体に悪いよ、塩分・糖分多いから」と言った。

しかし塩分・糖分そのものがわからなければ・・ネガティブ

(醤油には塩分・・がわからなかった)

 

何で悪いのかを、本人が理解できるように構築し、順序だてて話し、知らない専門用語があったら解説し、本人が納得するまで説明する。

挙句に

「あなたの説明はわからない」

と言われた日にゃ絶望絶望絶望

 

理解できないと「何で?何で?」と聞いてくる夫!

長男孫に似てるなあ、と思ったチーン