PENTAXの新型機 K-3 Mark Ⅲを買うか否か | Have Fun!

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函館在住。
愛車はロドスタくん、愛カメラはペンタちゃん。
ドライブ・写真中心のブログです\(^o^)/

皆さん、こんばんは。

 

定期更新は期待しないでね、的な旨をこないだ書きましたが、ちょっとだけ頑張ることにしました👍

 

さて、今日はカメラの話です。

(また、誰も読まなさそうなのを)

 

 

先日、PENTAXから新型機の発表がありました。

 

K-3 MarkⅢ

 

です。

 

けーさんさん。

 

...

 

まぁいっか。

 

 

カメラといえば、ニコンやキャノン、最近ではソニーも業界をリードしていますね。

一方、PENTAX(Ricoh)はシェアが低いので開発リソースも限られるため、上記3社に比べて製品発表の間隔がとてつもなく広いです。

 

PENTAXの現在の最新機は私も使っているK-1 MarkⅡですが、これは2018年前半の製品。

この約3年の間にニコンがキャノンがソニーがいったい何機種のカメラを出したか...

なんなら事業売却したオリンパスよりPENTAXは難産です。

 

ともなれば、今回の新型機の発表がどれほどのお祝いごとか...(T_T)

 

しかもAPS-Cサイズのフラッグシップです。

 

フラッグシップ。

 

フラーーーーーーーーーーッグシーーーーーーーップ!!!

 

 

前置きが長くなりました。

 

まず自分が気になってる製品の特徴です。

 

①かたくなに一眼レフ

PENTAXは一眼レフと心中するそうです。大企業がミラーレスに傾倒していく中、一眼レフでいきます。

一眼レフは間違いなく縮小分野です。ファインダーを覗いた時に映るのが撮影結果のデジタル映像(ミラーレス機)か、鏡に反射した景色(一眼レフ)かというのが大きな違いですが、デジタル映像が日進月歩で進化していくのですが、表示遅延等の問題はいつの日かほとんど解消されるでしょう。となるとレフ機はただのロマンとなります。

でも、そもそもすでに「カメラ」という世界自体、スマホのカメラ性能の向上により、ただの「ロマン」になりつつあります。

それに液晶技術がどんなに進歩しても鏡に写った景色を超えるのは相当先でしょうから、レフ機の魅力を完全に奪われることは当分はないと思います。なら、PENTAXが一眼レフをニッチ市場として利用するのはありでしょうね。

 

②だから、ファインダーがすごいらしい

ファインダーがすごいそうです。K-3ⅢはAPS-CなのにフルサイズのK-1Ⅱなみの視野角。すごいざっくり言うとファインダーを覗いた時の景色が凄くきれいで広く見えるっと言うことです。

 

K-1Ⅱのファインダーはなんやかんや、あんまり評判良くないのですが、K-S2から移った自分としてはとんでもないきれいさです。

目で見ているよりきれい。写真を撮りたい!という気持ちにかなり差が出ます。これもレフ機の優位性でしょうね。

 

③連写がすごい

1秒間12枚撮れます。ちなみにK-1Ⅱは4枚くらい。話にならん。画素数が多いと連写は遅くなるので、しょうがないんですけどね。K-3Ⅲの噂は1年近く前からありましたが、私はサブ機に買うならKPというミドルクラスのAPSで十分だと思ってました。

実際、KPはスペック的に非常によくまとまっていながら軽量でいいカメラです。

しかし、5月にPENTAXが新型機の開発進捗状況を動画で説明したさいに「動態撮影にも期待してほしい」と言ったことで状況が一変します。

 

PENTAX機はAFと連写性能、バッファ処理の関係で動態には弱いのが定説でした。それを期待してほしいと言う...

果たしてそれは「他メーカーと比べても期待してね」なのか「PENTAX的には頑張ったよ」なのか...

 

結果は「PENTAX的には頑張ったよ」だった...

秒間12コマすごいけど、バッファ処理が弱くて3秒ももたない(;´∀`)

3秒も連写し続けることはそんなにないとは思うけど、ニコンのD500が20秒近くもできることを考えると、あの...ってなる

 

 

 

他にもフラッグシップらしく色んな諸性能はKPやK-1Ⅱを上回ってるんですが、GPSが搭載されていない(かもしれない)とか一部、機能が先代のK-3Ⅱからオミットされているものもありそう。

それはちょっとどうなんだろう...

 

しかも、最も驚くべきはお値段。

 

なんと20万円代後半ならしい。

 

 

事情は理解できる。カメラは衰退の一途をたどり、市場全体のボリュームも非常に縮小している。

その中でさらにシェアの低いPENTAXがシェアの望めない一眼レフとしてフラッグシップを出すのだ。

価格が跳ね上がるのは無理もない。

 

しかし、フルサイズのK-1Ⅱより高くて先代の2倍以上の価格というのはどうなんだろう。

 

ましてや現状、APS-C界最強であろうニコンのD500の発売当時の価格より、さらに高いのだ。

 

D500は4年前の発売だから、しょうがないかもしれないけど、トータルの連写性能は先述したとおり、K-3Ⅲより上だ。

その他の機能はさすがに劣っている部分も多いが、正直あまり重要でないところが多い。

全体で見るとD500のほうがよくまとまっている。

 

 

なんなら同じPENTAXのミドルクラスであるKPの方がまとまりがよく、コストパフォーマンスに優れているくらい。

この価格ならKPでいいか、ってなる層がPENTAXユーザー内でも多いような気がする。それではまずいような...

 

 

新型K-3Ⅲは一にも二にもファインダーが命のようだ。

それで価格がかなり上がってしまい、やむなく一部機構をオミットしたように見える。

ファインダーが優れていることはいいけど、それだけではカメラ機能として凹凸が大きくて、使いにくい気がする。

 

 

 

では買わないということか??

 

 

 

いやたぶん、いつか買う。

 

 

 

今、自分は人生の転換期的なのを迎えており、発売が予定されている2月末ではまだ、まとまったお金を使える状況にない。

 

でもどうせPENTAXのカメラなんてそのうち値落ちする。

(ひどい)

 

価格が少し落ち着いたら、きっと我慢できなくなり、ヨドバシとかに触りに行くだろう。

そして、触ってこう思う。

 

ほしいな

 

と。色々文句言ったが、そもそもK-1Ⅱだって他のカメラと比べて優れていたか?と聞かれた、全然そんなことない。

それでもずっしりとした中身のつまっている感じのするボディと握った感触、ファインダーを覗いた時の感動が結局、PENTAXを選ばせた。

 

ようはかっこいいから買った。

 

そして、大自然のフィールドが最高に似合う相棒であり続けている。

 

 

 

K-3Ⅲも残念ながら、すごくかっこいい。

 

だから分かるのだ。握ったら、触ったら、買うな、と。