リンオウ『馬鹿な…！獄鬼が一撃でやられるだと!?』
ナッチュラル『のれんさんが…！』
ディランに、のれんが倒され
リンオウとナッチュラルは驚いていた。
ディラン『次は君達の番かな？』
リンオウ『…！「フラワーサウザンド」！』
リンオウは、花弁の千本をディランに集中攻撃した。
リンオウ『ナッチュラルさんは、もう一人(メオン)の方を頼むよ。
俺は、あいつ(ディラン)を抑える！』
リンオウ『あいつは……やばい！！』
リンオウは、ディランの足止めに徹した。
ディランを危険人物だと悟ったようだ。
ディラン（この千本を脱出するのは…僕でも苦戦するな）
メオン『ディラン君…！』
ディラン『何度も言わせるなよ…メオン！
僕の心配より、自分の事に集中しなよ？』
メオン『う…うん！』
メオン（冥界のお嬢さん…ってさっきは呼んで、余裕そうにしてたのに、今度は焦ってる？）
メオン（獄華さんの配下、獄鬼…やっぱり、まだまだ油断は出来ないか…）
メオン（ディラン君の神の死は、もう完全に警戒されるだろうしね…）
のれん『…。』
シューウ……。
のれんの、死体が消滅した。
メオン『ディラン君の倒した、獄鬼が…！』
エレテ『奴は死んだのか…？』
メイオ『というより…獄鬼も、当然…死ぬんだな？』
コーオウ『少し疑問には答えて貰おうか？
死人でも…地獄に居ようと死ぬんだな？』
獄華『そういう事だ。死んでいる状態で、更に死ねば…。魂その物も消滅する』
獄華『のれんの魂は、消滅した後は…のれんではない別の生命体に生まれ変わるだろう』
コーオウ『つまり…俺たちもこの戦いで命を落とせば、そうなるという訳だな？』
獄華『そういう事だよ』
獄華（まだ…コーオウの野郎には気付かれてねーな。
でも、何れは気付くか…？）
獄華は、何かを隠している様子だった。
コーオウ『獄華…。問うが。
この試練…獄鬼やお前も命懸けという事だな？』
リッシュ『相手も殺しても勝ちってこのルール…。
獄華…あんたは、部下も捨て石に使うって事かよ？』
獄華『あたい達は、地獄の番人だぞ？
そんな事を気にして、やってられるかよ？』
獄華『常に命懸けなんだよ！
死人に気を遣われる筋合いはねぇ。
あんたらは、あんたらで自分達の身の安全の心配だけ、してりゃ良い』
コーオウ『ならば…そうさせて貰うか』
ディラン『…。別に。獄鬼をどんどん殺しても構わなかったんだよね？』
獄華『構わねぇさ。だが…あたいらも、あんたらを殺すつもりでやらせて貰う』
獄華『おめーら！躊躇をする必要はねぇ。
思い切りやっちまえ！』
獄華は、獄鬼に本気を出すように指示した。
月風『分かりました…』
月風『「大吹雪」！』
レイ『「クリムゾンライトニング」！』
ドーンッ！！！
月風は、強大な吹雪を放出するが
レイは、捌いた。
だが…。
ヒュン、ヒュン！！
月風『フフフ…！』
レイ『スピードが上がっている…！』
月風『「雪隠れ」…そして、「閃光吹雪」！』
月風（吹雪の天候を操る事で、私は…回避率とスピードを高める事が出来ます…！）
月風『「霊雪弾(れいせつだん)」！！』
月風は、雪に霊力を込めた弾丸を放った。
レイ『…「邪悪オーラ」！』
バシッ！！
月風『やりますね…ですが、何時まで持ちますかね？』
レイ（中々厄介な力のようね…この人…！）
リッシュ『副リーダーが苦戦している…不味いな』
ユロー『あなたも…人の心配より、自分の心配をする事ね！』
バチバチ！！！
ユロー『「鉄電撃剣」！』
ユローは、鉄に電撃を帯びた剣を形成した。
リッシュ『てめぇ…！神の念を…！』
ユロー『「鉄電撃流し」！！』
ドーンッ！！
リッシュ『ぐっ…！』
バリバリ…！！
リッシュは、電流を流された。
リッシュ（くそ…。レインボーエンジェルが無いから、神の盗賊技の力も落ちてるって訳か…）
現状…虹の盗賊団 達。
コーオウ、レイを除くメンバーは。
第二次五界大戦や大規模進行よりも、レインボーダイヤやレインボーエンジェルが無い分、性能が落ちている。
対する、獄鬼は、トリプルレインボーエンジェル級のスペックの為
僅かに押されていたのだ。
メイオ（虹の盗賊団達が苦戦しているのは…やはり、私にレインボーエンジェルを全て譲っているからか…）
メイオ（ならば…！私が早々に決着をつけて、みんなの負担を減らさねば！）
月奈『ぐっ…！』
メイオ『むっ！』
セラ『月奈…！』
月奈が、獄鬼に早くも追い詰められていた。
琴花『ちょっと私達の力を甘く見過ぎじゃないかな？』
琴花は、槍を構えていた。
それも、ただの槍ではなく…
琴花『「ポイズンランス」！
これは…猛毒の槍よ！』
毒を帯びた槍だった。
更に…。
琴花『「ポイズントラップ」！』
琴花は、辺り、撒菱…。
猛毒を帯びた撒菱…。所謂、毒びしを設置した。
月奈『これじゃ、逃げられない…』
琴花『よく分かってるじゃない？
これを踏めば…更に毒を受ける事になるよ』
琴花『それだけじゃない。
助けに来ようと思って、来ても、毒に侵される…これはその為のトラップ』
月奈（月奈が今、一番足を引っ張ってる…。
みんなは、一人ずつ獄鬼を抑えているのに…）
メイオ『月奈がピンチだ！』
リッシュ『誰のせいで（汗）
だったら、レインボーエンジェルを1つだけ、月奈に戻せ！』
メイオ『くっ…仕方がないか（汗）』
レイ『それだと、メイオさんの戦闘力がまた下がって…獄鬼に対抗出来なくなるわ！』
レイ『メイオさんは、この中で一番戦闘力が低い…レインボーエンジェルによる強化は必須よ！』
レイ『月奈には自力で対処して貰いたいけど…』
リッシュ『月奈…てめー、何か隠している切り札とか無いんかよ？』
月奈『無いよ（汗）』
リッシュ『マジかよ…（汗）
じゃあ、助けに行くしかねーか…？』
レイ『逆に…リッシュ達は、獄鬼にそれぞれ勝てる算段があるのね？』
リッシュ『ああ…一応な』
レイ『それを聞いて安心したわ…なら』
エレテ『月奈の加勢は私が向かう！
他の者は、それぞれの敵に集中してくれ』
バシュッ！
レイ『エレテさん…！』
リッシュ『エレテ…！今は、俺たちを助けてくれるんだな…』
ミリオン『エレテさんは、私達の功績を評価してくれていますから…』
デル『エレテ殿が、我々の罪の件を、アルレックス殿や、獄華殿に言ったのだろう？』
リッシュ『そうだな…！』
ユロー『ていうか、あなた達…』
月風『私達を前に、まだ本気を出していないなんて…余裕過ぎるのも良い所では？』
リッシュ『慌てるなよ。そろそろ…本気を出して、お前らを一網打尽にしてやろうと思ってるからよぉ！』
グサッ！！
エレテ『ぐっ…』
エレテは、毒びしに触れた。
月奈『神様…！毒に侵されると分かっていながら…』
エレテ『毒状態で、試練への参加はきつい。
離脱するぞ』
月奈『降参って事か…。
でも、あの獄鬼(琴花)は？』
エレテ『心配するな。あの者は私が倒す』
ゴゴゴッ！！！
エレテ『「最高神」！』
コーオウ『エレテの奴…まだ力を引き出せていたか』
獄華『嘘だろ…！エレテ…、奴は間違いなく、五界の王で最強だ…』
エレテが、引き出したのは、最高神。
みゃこが、大規模進行で到達した力だ。
エレテ『私の力など…。今となっては、みゃこの下位互換でしか無いがな…』
アルレックス（いや…それでも、エレテ君は。
住民の身で有りながら、余ら…ビッグバン・ゴッドをも上回る力を自力で身につけていることに変わりは無い）
メイオ『エレテ…。お前はここまでの力を引き出せているのに…私は…』
シキ『自分の弱さを嘆くか。
だが…戦いにおいて、強い者は強い。弱い者は弱い。
単純な話の筈だよ』
シキ『冥界の五界の王…メイオ。
あんたは、レインボーエンジェルを3つも使わなければ、俺たち獄鬼に渡り合う事すら出来ない』
メイオ『黙れ…！例えそれでも…私はお前には勝ってみせる！』
メイオ『エレテ…！月奈の事は任せるぞ。
私は、シキ…こいつを倒す！』
琴花『チームワークね…。私達、獄鬼に通用するかな？』
ヒューン！！！
エレテ『通用する…と言っておこう』
ドーンッ！！！
エレテ『「聖なる鉄槌」！』
琴花『見事よ……。でも、あなた達が、他の獄鬼を倒し、獄華さんも倒せるかは、まだ分からないよ…？』
琴花は、最高神を引き出した、エレテに完膚無きに倒されていた。
しかし…。エレテと月奈は、琴花の毒に侵されている為。
エレテ『私と月奈は、戦線を離脱する』
エレテ、月奈は降参を宣言した。
次回へ続く！
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