番外編【外的なアプローチ(前編)】 | みこの冒険日記-リターン-

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更新頻度は、低めになります。

ここは…




ビッグバン・ゴッドギャラクシーにおける

神々にのみ許され



更に、その中でも、最も高次の次元に位置するとされる





絶対的な領域。







“マスターブランチ”







マスターブランチは。






主に、会話blog等、時空が絡まないパラレルワールド。





及び






以前…宇宙における最高神

全主神王 シャクサが

カティサークのデスマッチを控えた、みこ達に対し

力量を測った時に





シャクサが戦闘した場所でもある。





即ち、マスターブランチは…

シャクサ レベルの戦闘が許されている場所とも言い換えられる。







この空間で、二人の人物が会話していた。






一人は…お馴染み。

全主神王 シャクサ。





もう一人は…。









シャクサ『…。』







みこ達と戦闘し、更には…

別次元の宇宙に存在する、害悪。

叢雲 達を葬り去った後。

再び、シャクサは、休息を取っており




何も無い空間に一人で佇んでいた。






そんな彼に話し掛ける生命体は…高次の力を持つ存在のみである。





例を挙げれば。【NO TITLE】にて

彼と会話している、全能の傍観者 ベオ 等である。







しかし、今回話し掛けたのは、ベオではない。

言い換えれば…ベオよりも、更に。

シャクサの次元に限り無く近い存在とも言えるかもしれない。










?『王様』








シャクサ『私を、“王”と呼ぶ。

覡(カンナギ)か…。』









覡『はい。お久し振りで御座います。』








この、覡という者。シャクサに近い波長のエネルギーを放っており

同時に、シャクサと同様の、電磁波も周囲に放っているそうだ。







彼は…シャクサの子供である。




全主神官の肩書を持つ、シャクサとコンタクトを取ることを許されている神官に位置する。









シャクサ『宇宙の最高神官の肩書を持つ。

つまり…宇宙におけるNo.2の存在である、君が、私に何の用かな?』








覡『王様は…僕をNo.2と今では称されていますか。

随分と高評価ですね』







覡『嬉しい限りでは有ります。』








覡『僕の力は知れていますけどね。

ビッグバン・ゴッドギャラクシーには…創造主神を含む、最高神達。

天上の神 イデアや、その大神官であるセイマ。

イデアの子孫や。

僕と同等の階級である、最高神官も居る筈です…。

全能の傍観者 ベオなんかも、そうでしょう?異端者では有りますけどね…あの者は』









シャクサ『いや。私の評価では…君がNo.2だよ。

私に万が一の事があった場合は…覡。

君が私の後継者に相応しい』









覡『何と…。王様に…シャクサ様に万が一の事が有ると?

そのような事…』








シャクサ『有り得ぬ話ではある。

だが…有り得ない事も無い』








覡『最重要住民…明泳みこ の事ですか?』








シャクサ『君の耳にも入っていたか』








覡『外的なアプローチを施したと聞きます。

宇宙において、最高峰に立たれる、あなた程の人物が…ね』








覡『そもそも、僕があなた様へ用事があったのは。

その件ですよ』








シャクサ『成る程な…』









覡『では…。今回の発展の件は。

宇宙の最高峰である、シャクサ様ですら…命を落とす可能性も有ると?』








シャクサ『あくまでも可能性の話だよ。

それも…1%程のな』








覡『1%でも洒落にはならないですね。

明泳みこ…。彼がもたらす物は、それ程の…』








覡『それが分かっているなら…僕が』








シャクサ『いや。そこまではする必要は無い』









シャクサ『それをすれば…禁忌に触れることとも等しい』









覡『確かに…』









シャクサ『神たる者が、住民の可能性を恐れ。

その可能性を潰す…等はあってはならない』









覡『過ぎた発言を…失礼致しました。』








シャクサ『いや。私の安否を心配しての行為であるとは分かっているよ。

だが…君は君で、納得いかないだろう?』









シャクサ『私から君に…1つだけ、お願いをしようか?』










覡『僕が動く案件が…!それは…』








シャクサ『何。大した事ではない。

外的なアプローチに興味を示すようなら、同じ事を実践して貰えれば良いと考えたに過ぎない』









覡『明泳みこ…それらの仲間との対峙ですか?』








シャクサ『あくまでも。明泳みこ の出身世界の者達は除く。

今、明泳みこ 達は別の脅威に立ち向かっている』








シャクサ『ただ…“それ以外の者”も。

各々で脅威と向き合う事だろう。

ならば…。我々から餞別は与えてやる必要は有る』









シャクサが、覡に提案した事とは…。










覡『分かりました。

この僕が…彼等の器を測って差し上げます』








覡『何れは、明泳みこ 本人にも…会わせて下さいね?』








シャクサ『時が来れば許可しよう。

では…頼んだぞ。我が子よ』













次回へ続く!

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