Kiramuneのリーディングライブ
「幻視探偵-笹嘉神島の殺人-」
アーカイブでAチーム2公演とBチーム1公演を観たので、ふんわりと感想を書いておきたい。
と書いてはいるけど
どうにもうまくまとまらず
実はコレが第3稿めw
2回もボツにするほど語りが長すぎたのでw
今回こそ日の目を見られる文であれ・・・!w
まず
現地でも観たくせに
なぜまたアーカイブを観るのか?
というのは一般wの人によく聞かれる。
そもそも、同じストーリーの劇を何度も観ることすら理解出来ないとよく言われるw
でも少なくとも
現地で観るのとアーカイブは明らかに違う
と言える点がひとつ。
「カメラ割り」だ。
当たり前だけど現地で観る時は全体的に眺めているか、推しだけをがっつり観ているか、セリフを言っている「なう」の人に注目するか、がほとんどであろう。
私はこの3つをどれもしたくて、現地で何度も観られるなら観ているwというわけなのだけど。
それが「配信」という、第三者のカメラを通してしか観られなくなるとまた変わってくる。
今回アーカイブを観ていて
私が現地で気づかなかったシーンを目にすることになったのであ~る。
それは
江口さん演じる湧水と、堀さん演じる浪清(?)のシーン。
(浪清で合ってるっけ・・・?村長さんの方 ※似たような名前だと混乱する私w)
浪清が「余計なこと言うんじゃないぞ!」と釘を刺した後
カメラに映し出されたのは、虚無な表情の湧水。
そのシーンはまさに
湧水に含みを持たせているシーンであって
でも
現地で観ていたら湧水の表情にまで注目するのはなかなか難しかった、特に私には。
たぶんスクリーンにもそのシーンは映し出されていなかったのでは??と思っている。そうであるとすると、ステージから席が遠いと細かい表情までつかめないよね・・・
配信を観ている人たちには
「あ、湧水には何か裏がありそうだな」
と思えるシーンだけど
現地民にはわからん。
という話なのよw
そういうシーンを挟むコトは
ある意味、親切設計でもあり、視聴者をミスリードに誘い込む罠だったりする時もあるから、ミステリーにおいてはおもしろいところだし。
ストーリーを知った上で観ていれば「あぁ、この時の湧水はこういう表情をしていたのか!」と楽しい場面なんだよね。
ということを知ったアーカイブ。
やっぱり、ね・・・
表情までしっかり楽しめるのが配信のいいところよね!
現地だとどんなに近かったとしてもあんなにどアップで表情を拝むことは出来ないので、そういう点はとてもいいな!と思うから配信も観ちゃうし。
生の空気感を体感出来るのが現地の醍醐味なので、現地も捨てきれぬ!
可能であればみんな生で観たいであろう。
そういうわけで、何回でも観ちゃうんだよね・・・
そして
今回初のBチーム観劇!
Bチームの最終公演では音声トラブルがあったという噂だけは耳にしていたので・・・
どうしたもんかなー?トラブルがない公演を観た方がいいのか?
とちょっと迷ったけど
トラブル対応にBチームのよきバディ感があったという評判もあったので、ためらうことなく最終公演を観る。
結果的に
音声トラブル付近もとてもよきモノを観られた!と思える公演でした!
評判通り、機転を利かせて助け合う姿が本当に名バディ。
個人的には、浪川玄十朗のマイクの不調が見られ始めた瞬間から、若干の挙動不審、からの~インカムを素早く外してマイクを玄十朗に向ける岡本摂理さんの機転が本当に素晴らしいと思った。
一瞬「どうしよう!?」ってなるシーンに思うのに、冷静に対処しているのすごい。
そこからの
摂理マイクが完全にオフった後は
ハンドマイクで登壇wしていた浪川玄十朗がすぐさま摂理の元に歩み寄って、1つのマイクで2人で朗読をするシーンへと移行。これも対応が機敏ですばらしかった・・・!
この後のシーンが
閉じ込められて一酸化炭素中毒の罠にはまる暁、であったんだけど。
1本のマイクでセリフを交わす必要性から、2人がほぼ密着して朗読を続ける姿がなんだかかわいらしかったのとw
なぜか岡本さんが笑いのツボにハマってしまったシーンに「???」となったw
でもあとから気づいた。
もしかして、片手に台本、片手でハンドマイクを持って、しかも自分のセリフが終わったらすぐさまマイクを摂理に向けなければいけなかった浪川さん・・・は台本がめくれずにずっと同じページを開いていたことに気づいてしまって、岡本さんが思わず笑っちゃったのでは???
と思ったんだけど、どうなんだろう??
少なくとも
そのシーンが終わるまで、岡本摂理はさりげなく浪川玄十朗からも見えるような角度でずっと台本を持っていたし、浪川さんは岡本さんの台本をずっと読んでいたのはわかったw
もし岡本さんが気づかなかったら、浪川さんはどう対処していたのかも気になる(笑)
舞台経験も多いから行けるところまで暗記したセリフで行こうとしていたのかしら・・・???(そもそもセリフ暗記するほどだったのかは知らぬw)
それにしても
同じ感想を持った人が多数いるだろうし
私もご多分に漏れず同じ感想を持ったw
AチームからのBチーム観劇組はみんな思ったであろう。
神谷さんがおっしゃった
「Bチームおもしろい」
とはいったい・・・?とw
このストーリーのどこにお笑い要素があるというの?
ってみんな思うのよ。
でもBチーム観るとわかるのよ。
「お笑い要素、あるよwww」
体を張って?w笑いを取りに来る浪川玄十朗怖いwwwおもしろすぎたw
それなのに
ラストの犯人を追い詰めるかのごとく、”立て板に水”のようなセリフまわしがさすがすぎて・・・!
あのギャップはずるいw
Aチームと全然違うのに
やっぱりおもしろかった・・・!
そして
こちらも多くの人と同じ感想だけど
朗読劇オープニングの、暁と摂理の立ち姿の差。
これも本当にとてもよかった。
初めてAチームを観た時から
ずっと、何度も。心を奪われていた
「背中合わせ」の暁と摂理。
最高にかっこよくて、まさに「光と影」みたいで、Aチームのバディにはぴったりすぎる演出?のように思えた。
対してBチーム。
なんならキャラクター紹介で表情をカメラに抜かれるシーンで、2人ともポーズまで取ってるし、ラストは2人とも正面を向いて笑顔すら見せる決めポーズ。
Aチームが「表裏一体」
なら
Bチームは「一心同体」
おもしろいねぇ。
2チームあるからこそ楽しめる醍醐味よ・・・!
今回も大変楽しませていただきました!!!
他にも語りたいことはあるけど
これはたぶん、前作の円盤をもう一度見直したら、もっと語りたいことが増えそう。
前作とリンクするセリフなどがすごく多くて
そういうのを検証していくだけでも楽しそう。
今回「宮座」について「教えてくれよ!」とせがむ摂理に、暁が仕方なく藍莉に説明を求めたシーン。
藍莉は「あの暁玄十朗でも知らないことがあるのね!www」とめちゃくちゃ歓喜するのだけど、前作では摂理が「暁にも知らないことがあるんだな!w」とめちゃくちゃ誇らしげにしていたシーンがあった。
今回の劇中では
摂理と藍莉は同じワードを別のタイミングで口にしたり、居合わせているシーンでは同じタイミングで同じコトを言ったり、という場面が何度もあって、「2人は似ている兄妹」というのを強烈に視聴者に刻み込んでいたのだけど。
実は前作とも絡めて、さりげなく「似ているポイント」があったりするのも、「気づいた人だけがにやりと出来る」シーンだったんだなぁと思う。
その前作で
摂理が「暁がわからないことを自分はわかったぞ!(だから僕は君の妄想などではない!)」と主張するシーン。
「あの」「アガサ・クリスティ」の作品が生まれた年
という話題が出るのだけど
今作では
「そして誰もいなくなった」
というセリフだけが登場して、それはアガサ・クリスティの有名すぎる作品名で。でも彼女の名前は今作では一切出てこない!!!
こういうところでもさりげなくリンクを踏んで来るのー!?!?ずるい~!!!
とひそかに地団駄を踏んでいた(?)私w
こういうささやかな仕込みに気づけば気づくほど
物語は深みを帯びていく。
ゆえに私の感想文は長くなる・・・のでそろそろ終わりにしよう。
いまだに
ふとした瞬間に脳内を流れるのは幻視探偵のオープニング曲。
笹嘉神島からなかなか帰って来られない。
アーカイブは48時間制限があったので1回ずつしか観ることが出来なかったけど、きっと複数回視聴することで、また新たな発見がありそうに思う。
そういうわけなので
円盤発売待ってますよ~!!!
それまでは
「幻視探偵-密室の中の亡霊-」
を観返しておこう。
この円盤に封入されたブックレットの対談の話は、またいつか触れたいと思っている。
(けど忘れそうだね。。。w)
「売れていない」と話題?だったパンフも買ったよー
全64ページ!
「密室の中の亡霊」(再演)の場面カット?もあってとてもよかった♪
思い返せば、リーライでパンフレット販売って初だったりしますか・・・?(たぶんただの記憶喪失なので、以前も販売されていたらさーせんw)
最後にひとつ思い出したので追記。
吉野摂理さんが
暁よりも前に出ない、というところに吉野さんの、「摂理」を演じるお芝居へのこだわりのようなものを感じてはいたものの、どういう理由からそうしていたのだろうか?とずっと思っていた。
Bチーム岡本摂理さんを観て、さらにその疑問は深まった。
ように見せかけて
気づいたところもあった。
例えば藍莉に近づくと
もちろん藍莉からは見えない設定だから無視するじゃん?
それでも絡みに行くじゃん?
そういうシーンだと、いつも画面の端に岡本摂理さんが映り込んでいることに気づく。
こちら側としては、ささいなシーンにも映り込む摂理を目撃出来るのは大変楽しいのだけど。(吉野さんも観たかった)
・・・もしかして
そうした余分な映り込みを避けていたのか?吉野摂理さんは??
という気持ちに至った。
ただし真相は知らない(笑)
どういう意図があったのかは、この先も一生私達にはわからないことなんだろうけど。
妄想する楽しさは、どのイベントにもどんな瞬間にもあるものよね。
提供してもらえるエンタメの楽しさを、これからも味わっていきたい。