朗読劇タチヨミ 第六巻
去年に引き続き吉野さんのご出演があり
何公演か観劇のご縁をいただいてました。
タチヨミ全公演が終わったら
何かしらつらつらと書き残そうと思ってたけど
吉野さんの追加出演も決まり
吉野さんのタチヨミご出演がすべて終わる前に他のイベント入っちゃうしw
もう順番めちゃくちゃ(笑)
出来るだけ参加したい
っていう楽しそうな吉野さん見てたら
参加が難しいとか(そもそもチケット取れない)
ちょっとどうでもよくなる瞬間もあったのは事実w
今年は特にチケット取りづらくて
ほんとに大変だった。。。
何回か観劇出来たありがたき幸せ(⁎-௰-⁎))"ペコッ
もうだいぶ時間が経ってしまったし
記憶もふわっとしてるだろうから
ちょっとしたメモ程度に。
タイトルの下に書いたのは私が見た回で吉野さんが演じられた役。
1.News
・古賀:男性ニュースキャスター(主役)
・リポーター
・お天気キャスター
主役のニュースキャスターといえど
だいぶぶっ飛んだキャラ設定の台本
訃報のニュースからずっと「ぴーちゃん」を思い出しては人目をはばからずおいおいと泣く男性キャスター。
中継先のリポーターは女性キャスター(馬場さん)を確信犯的に「ばばあさん!」と呼び
お天気キャスターは「ちっ、きしょー(気象)!」を連発する。
という具合に(笑)
タチヨミのスタートを飾るに相応しい?コメディ。
ちなみに台本を書いたのは「だいさく」
つまり岸尾さん。
結局は「なくなる」「いなくなる」という言葉に過敏に反応してた男性キャスターの言う「ぴーちゃん」がペットでもなく、ぬいぐるみだった。
おなか(の縫い目?)が破れちゃったから悲しんでいた、というオチでしたw
そんなに岸尾さんのことを知ってるつもりはないけど。
岸尾さんっぽいとも思えるw
主役の時はオーバーに悲しむ姿をコミカルに
お天気キャスターの時は、自分はお天気を伝えているけど、ストーリー的にはスタジオでのやりとりがクローズアップされている設定なので、パントマイム風にやりたい放題で無言でジェスチャーをする(おかげでスタジオでのやりとりが耳に入ってこないレベルw)
リポーターではアドリブでも嬉しそうに?「ばばあ!」と言う(そんな記憶があるけど定かではないw)
そんな吉野さんでした。
2.お菓子の家
・社員
・男性(夫)
物件を見に来る夫婦と、物件の案内をする社員、の3人芝居。
結果的に3人は大学時代の同級生だったり
男性の奥さんは大学時代のマドンナだったり
そもそものキャラたちが「お菓子」だったり
ちょっとした風刺?を交えたコメディ。
高層階のお高いマンション?を見に来た「カプリコ(いちご味)」の男性と「エリーゼ」の女性夫婦。
駄菓子の2人にはこのマンションは相応しくない、と散々言いまくる案内役の社員男性も実は「バームロール」な駄菓子。
カプリコ役をやってた時の吉野さんの「こっちだって好きでピンク(いちご味)やってるんじゃないんですよ!!!」っていうアドリブ、めちゃめちゃ笑った(笑)
個人的には
他の方がカプリコや社員をやってた時に感じたセリフまわし?台本?の違和感を、吉野さんの時に「さすが吉野さん!!!それよ!!!」って納得出来る言い回しにしてたのが感動的だった!
↑抽象的でわかりにくい(・∀・;)
ストーリーの流れとしては問題ないんだけど、何の「間」も取らずにセリフを続けて言うと「なんで急に言った?」みたいな箇所があって。
吉野さんはその違和感のあるセリフたちの隙間に「息」というか、次のセリフを言うために必要と思われる「動作」やその時に生じる「音(声)」を入れていて。
そのおかげで次のセリフにつながりが出来て。
すごく細すぎるコト(だし、言葉にすると抽象的w)だけど、ひそかに感動してた私。
よく吉野さんは「書いてあることを読んでるだけ」と言うけれど。
書いてあることをそのまま読んでたら、こんなしなやかな流れのあるお芝居にはならないのよ!って言いたい!!!
とコメディなのに力説したところで次の作品( ˙-˙)
3.断捨離
男
「モノを捨てられない」中年男性と、断捨離のカリスマ(女性)との2人芝居。
捨てられないモノが「プリキュア」だったり、「ジュエルペット」なオタクグッズのために、コメディかと思いきや!!!
亡くなった娘との思い出の品だったというストーリーで。
思い出すと今でも泣ける(´;ω;)
そして吉野さんの「泣き」のお芝居にはほんとに私は弱い。めちゃめちゃ泣かされることをやっぱり思い知る作品。
4.マッスル高校ブルース
・大胸筋(主役)
・大腿筋
・前腕伸筋
(ほかにもあったような。。。?)
いろいろな筋肉の役が登場する作品。
登場人物がすごく多い。
大胸筋さんが主役。
作品のイメージは(個人的に)「ろくでなしBLUES」←いい歳の人しかわからん(笑)
「大胸筋」さんを演じる吉野さんは、例えて言うのであれば荒北くんのような、お得意の荒れてるような熱血キャラ。
この作品はコメディではなかったはずなんだけど(どちらかというと仲間との絆感動ストーリー?)、岸尾さんの暴走アドリブのおかげで、みんながはちゃめちゃにアドリブ入れてかき乱す、大爆笑作品へと変化(笑)
初日、大胸筋役の吉野さん、岸尾さんの役を殴ったシーンで岸尾さんが「殴ったね?親父にも殴られたことないのに」とアムロの真似(笑)でアドリブ。
(ここが暴走アドリブの始まり)
吉野さん、一瞬時が止まったものの、何事もないかのようにシャアボイスでセリフを読むアドリブを始めて、声には出せないけど「キャャャ( °Д°)ャャャャ」ってなった私。
その後の岸尾さん「シャア。。。!」←嬉しそう
「ここしか(アドリブ)出来なかったからね」
という一言を挟み込んでそのまま作品に戻った岸尾さん。ちゃんとアドリブ入れどころを考えてるし、相手が吉野さんっていうのもあってのコトだったのだろうとこの時思った。
後日、この作品で、違う配役(三下系)でも吉野さんと岸尾さんがペアな役どころになった時。
アドリブ入れまくりの岸尾さんを見て、神田さんが役柄のまま吉野さんに向かって「おいっ!相方ぁ!なんとかしろよぉぉぉ!(ꐦ°᷄д°᷅)」ってツッコミしてたのめちゃめちゃ笑った(笑)
吉野さん、だいぶ動揺?してたようにも見えたけど冷静さを装って?「オレも巻き込まれてるだけなんだよぉ(;´Д`)」って役柄のまま返してて、みんなの同情と納得と笑いを得ていたのがおもしろかったw
(神田さん、吉野さんたちと古くからお付き合いがある人だからこそ、強めのツッコミがめちゃめちゃおもしろかった)
別日、同じく三下な役を演じた中井さんがとんでもないぶっ飛びキャラで入って来た時は全員大爆笑だったなぁ。
(岸尾さんにそのままでイケるのかっ!?ってツッコまれてた笑)
5.旅立ちの日
小学6年生役
その日のキャスト、全員参加の作品。
卒業式にやる「呼びかけ」でストーリーが進む。
1年生からの思い出を語り
楽しい思い出たくさんな中
6年生の思い出で一転。
修学旅行の宿泊先が火事になって全員「さよなら」になってしまう
という衝撃のオチ。
ラストでは両親への感謝の言葉もあったりして
とにかく全員での泣きのお芝居なので
こっちも大号泣。・゚・(ノД`)・゚・。
つらい。。。
死んじゃうラストはつらい。
一応最後はみんなで「わーい\( '∀' )/」って満面の笑みで集合写真を撮影するシーンで終わるものの。
つらい(T_T)
だいぶ経ってから気づいたけど
個人的に「仰げば尊し」(と「蛍の光」)を聴くだけで勝手に涙が出てくるシステムを体内に装備してるので、始まった瞬間から泣けたよね、コレ。
6.JURI
ケンタロウ(メイン)
もう1人の男性(名前忘れた💧)
この作品と「ベストフレンド」は日替わり公演だったために、特に吉野さんのご出演タイミングで観に来る人には観劇のチャンスがなかった人も多いかも。
ミステリー研究会(だっけ?)の新入生歓迎会の企画で、山を訪れた大学生グループ内で起こる、恐怖のストーリー。
本当の意味で一転二転三転までするので、
怖い→(´∀`) ホッ→怖い→(´∀`) ホッ→怖い→怖い→(´∀`) ホッ→やっぱり怖かったー!!!
なお話。
新入生をみんなで脅かす企画と見せかけた騙し合い(〇〇が殺されたのかも?など)が続いて何が本当なのか観客が見失ったあとのラスト、実は一番騙されていた新入生がメンバー1人の行方不明(殺人?)に関与しているコトが判明するラストでふぁぁぁぁ(((((´°ω°`*))))))となる仕掛け。
怖かった。。。
おどけたりする賑やかな瞬間がありながらも、瞬間的に殺意を見せて来たり、狂気をはらむお芝居に心底恐怖を感じた:( ˙꒳˙ ):
9.深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければどこにも光はない
浅野光男
光男(青年)
勘太
中村さん(語り部のサポート?役)
昔は不治の病と呼ばれた某病気の罹患歴を持つ方(浅野さん)が自らの体験を語る、というストーリー。
今でも根強い差別が残る病気でもあって、テーマがとても重い。。。つらい。。。
ちなみに浅野さんは今87歳、という設定。
最初に私が見たのは「光男(青年)」だった。
2,3言しかセリフがなくて、アレ?!ってなったw
青年期間が短いっw(・∀・;)
「勘太」というのは光男少年が施設に入った時に出来た友達。
ハツラツと元気な子ども役(もちろんこの子も患者ではある)なので、久々に小学生くらいのボイス聞けた♪
そして
どうしても見たかった主役(語り部)回。
ラスト、脳裏?に蘇る子ども時代の勘太やお母さん、お姉さん、先生が現れてからのシーンがものすごく胸を打つシーンで、吉野さんの台本に涙が落ちていくのが見えてしまったから余計泣けた。・゚・(ノД`)・゚・。
暗い人生を水底に例えて表現される中で、自由に泳ぐ魚(を模したキャストさん)が現れると、涙ながらに震えながらに立ち上がりその魚に手を伸ばそうとするシーンもあって。
差し出した吉野さんの手は、病気によって何本か失われた指のない状態の手を作っていて。
それが目に入った瞬間もうダメだった。・゚・(ノД`)・゚・。
涙が止まらない。
そんなこんなで
涙涙の作品でした。
「先生、あの時そうめん食べなくてごめんなさい」
みたいなセリフに、どうしてもメンタルやられてしまう。。。
本当に些細なコト(そうめん食べない)なのにいつまでも悔やんでも悔やみきれない、みたいな気持ちがそこに詰まってて超泣ける。
でも重い。つらい。
麻生さんの美しい歌声に救われる感!!!
そのほか
7.ベストフレンド
8.あの音。
があり。
あの音。は私もまったく見てないし吉野さんもご縁はなかった、のかな???
ベストフレンドは別のキャストさんが演じられていたのは観たものの、幻の吉野さん回(1/18夜公演)は観ること叶わず。
これもご縁。仕方なし。。。と思うしか(´;ω;)
私が初めてベストフレンドを観た時が置鮎さんが歌われてた回で。
あまりの素敵な歌声に聴き惚れた~
友達が好きで何度かイベントとか一緒に行ったことがあって、歌も聴いてたはずなんだけど、距離が近いのもあってか、とても感動した。
あと名塚さんがこの作品に出た時の
「悔しい」
というセリフ、この一言の言い方にとても心奪われた!!!全部持ってかれた!
改めて、演じる方が違うとまったく違うものになることを実感する瞬間のひとつでもあって。
あと岸尾さん。
吉野さんが何度か言ってた岸尾さんのアドリブ話。
「だいさくは自分でちゃんと回収出来る人だから」
というコト。
どういう意味なのか、きちんとわかっていなかったけど、今回初めてわかった。
井上喜久子さんがいらした時
岸尾さんが「17歳」ネタをいじったアドリブを投げ。
喜久子さん、「17歳は年齢じゃないの。生き様なの!」って答えて女性陣の拍手喝采を得ていて、結果的に喜久子さんの勝利だったわけだけどw
その時に岸尾さんが
「自分で回収出来るように言ったのに(うまく返してくれた)」
って笑ってて。
そういうことか!と。
アドリブに反応しなかったとしてもなんの問題もなくストーリーを進められるアドリブだった、確かに。
そーゆーとこ、よね、きっと。
岸尾さんの大暴走アドリブを受けて、うつむいて?肩を震わせてる吉野さんを見掛けたりして(笑)
すごく珍しい姿に思ったり。
(わりとクールを装ってるからね←コレだけは自信持って言える。クールは装っている!!!笑)
感動したり大笑いしたり
本当に感情が忙しい。
でもとても素晴らしいお芝居の数々を体感できて、本当に貴重な経験になりました。
楽しかった( *´꒳`*)
また吉野さんのお芝居に会える日が来ますように。